現在のホンダは、バイクだけでなくクルマや航空機エンジンなどを製造する多角経営をおこなう企業として知られていますが、1948年に創業した当初は、二輪バイクの製造のみをおこなう会社でした。
今では世界中で愛されるホンダですが、その絶大な人気を支えてきたのが、バイクの革新的な技術です。エンジンやフレーム技術、電子制御システムなど、現在のバイクに無くてはならない技術を次々と開発してきました。
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そんな最新のホンダ製バイクに搭載されている、独自技術をご紹介します。
まずひとつ目にご紹介するのは、「eSP+」技術。eSP+は、4バルブ機構というエンジン構造を採用している点が大きな特徴です。従来の小型スクーター用エンジンである「eSP」は2バルブ機構でしたが、4バルブへ変更された事によってバルブ総面積を拡大。吸気効率と排気効率が高められたことで、高出力が実現されました。
また、フリクションロスと呼ばれる、摩擦が発生することによってパワーやエネルギーが無駄に消費されてしまう状態を低減させた点も、高出力化の実現に大きく寄与しています。
高出力なエンジンには、混合気の吸気効率やフリクションの低減、排気効率の向上が欠かせませんが、eSP+は緻密に計算された構造や最適なパーツの選定によって、全ての条件が揃えられたエンジンというわけです。このeSP+を搭載したモデルが、「フォルツァ」。ホンダの250ccスクーターの中でも人気が高いフォルツァは、2022年12月22日に最新モデルが発売され、現在6代目となっています。
ふたつ目にご紹介するのは、クイックシフターや電子制御サスペンション、セレクタブルトルクコントロールやスロットルバイワイヤなどの電子制御技術が挙げられます。
例えばスロットルバイワイヤシステムは、わずかにアクセルをひねるような場面での細かい操作を実現。従来の技術では、アクセルを捻るとその動作がワイヤーを伝ってスロットルバルブの開閉をおこなっていましたが、スロットルバイワイヤシステムでは、アクセルの捻りをセンサーが感知し、信号化して制御します。そのため繊細なアクセル操作を可能とし、操作性が向上するというわけです。
そしてクイックシフターは通常、ギアを変えるときに必要となる、クラッチスロットルの操作が不要となるシステム。電子サスペンションは、各制御デバイスと連動したサスペンションモード設定がいくつか用意されており、スイッチひとつでいろいろな走行に対しての最適な設定が可能となります。
これらの様々な電子制御技術が搭載されているモデルとして、「CBR1000RR」が挙げられます。ホンダが生産するスーパースポーツバイクであるCBR1000RRは、初代モデルの誕生から25年の時を経て、ホンダが誇る最新技術が多数備わった1台に生まれ変わりました。
なおホンダは、これらの技術を盛り込むなかで、ライディングエイド(ライディングをサポート)するのではなく、ライダーズエイド(ライダーをサポート)することを主題に置いています。
つまり、バイクの性能を追い求めるなかで、バイク自体をただ走りやすく、乗りやすくするための機能を追及するのではなく、どれだけライダーが乗りやすいか、走りやすいか、または楽しめるかという点を第一に考えているというわけです。
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