第44回鈴鹿8時間耐久ロードレースの予選1回目が8月4日(金)に行なわれた。各組を通じて、最速タイムを記録したのは33号車Team HRC with 日本郵便の長島哲太だった。
鈴鹿8耐の予選は3人のライダーがブルー・レッド・イエローと3組に振り分けられ、この予選1回目に挑む。また5日(土)午前には2回目の予選が行なわれ、3人のうち速いライダー2人のベストタイムの平均によって決勝11番手以下のグリッドと、トップ10トライアルへの進出チームが決まる。予選1回目は気温32度、路面温度は60度に迫るという猛暑の中、走行が開始された。
■長島哲太、レクオナ代役として鈴鹿8耐へ参戦決定「連覇に貢献できるように頑張ります」
■ブルー組
ブルー組から予選が開始されるとセッション序盤は転倒が連続。特に130Rで112号車Honda Soyukai Tochigi Racing & Koyokai DREAM Racing Teamがクラッシュすると、バリアが破損したことで赤旗となり予選は5分を過ぎたところで一時中断となった。
このブルー組で注目されたのは、ホンダワークスの33号車Team HRC with 日本郵便の長島哲太だ。
赤旗解除後、長島はアタックに入ると2分7秒498で7番手に留まった。ただ連続アタックで、一気に自己ベストを更新して、2分5秒722という驚異的なタイムをマーク。暫定2番手のニッコロ・カネパ(#7 YART YAMAHA OFFICIAL TEAM EWC)に約0.8秒もの大差をつける走りでブルー組トップ。昨年ポールシッターの面目躍如といったところだろう。
■イエロー組
続いてイエロー組の予選アタックでは、ヘアピンカーブでEWCの2022年王者である1号車F.C.C. TSR Honda Francenのアラン・テシェと、95号車S-PULSE DREAM RACING-ITECのジョシュ・ウォーターズがクラッシュ。1号車は炎上したことで消火剤まみれとなってしまい、セッションは赤旗中断とされた。
赤旗解除後、津田拓也(76号車AutoRace Ube Racing Team)が暫定トップに立っていたが、イエロー組の走行時間が折り返す頃になると、7号車のマービン・フリッツが2分7秒084を記録して0.1秒ほどトップタイムを更新した。
その後、42号車Shinshu activation project Team NAGANOの櫻山茂昇がターン2で転倒し、再び赤旗が掲示。残り6分でセッションが中断された。
2度目の赤旗解除後は33号車の高橋巧が好アタックを見せたが、暫定トップの7号車にはわずかに届かない2番手タイム。イエロー組の予選1回目は7号車マービン・フリッツがトップとなった。
■レッド組
赤旗に翻弄される展開はレッド組の予選になっても続いた。セッション開始からまもなく赤旗が掲示。今回はコースオフをきっかけに撒かれた砂利の清掃が要因となった。
セッション再開後、33号車のチャビ・ビエルゲは先頭でアタックに入り、2分6秒121の好タイムをマーク。ビエルゲはピットに戻ると首脳陣とチームメイトとガッチリと握手を交わしていた。
その33号車に迫ったのは7号車と1号車のEWCフル参戦組だった。特に7号車のカレル・ハニカは連続アタックで2分6秒009とビエルゲを超えるタイムをマークし、暫定トップに立った。
そしてラスト1分で85号車TONE RT SYNCEDGE4413 BMWの転倒があり、セッションは赤旗終了。予選1回目は赤旗が多数出されるセッションとなった。
予選は明日5日(土)午前に2回目の走行が行なわれ、そこで11番手以下のグリッドと、トップ10トライアル進出チームが決定される。
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