6年間所属したフェラーリを2020年シーズン限りで離れ、今季からはアストンマーチンの一員としてF1を戦うセバスチャン・ベッテル。彼は昨年、自身のドライビングスタイルに合わないマシンに苦戦してしまい、予選ではチームメイトのシャルル・ルクレールに対して4勝13敗、獲得ポイントはルクレールの98ポイントに対して33ポイントと、大敗を喫してしまった。
彼はアストンマーチンの2021年マシンAMR21の発表会の中で、昨年の自身のパフォーマンスにどれだけ納得がいっていなかったかを率直に語る一方で、フェラーリでの最後のシーズンも精神的に安らかな状態にあったと話した。
■ベッテル”転落”の原因は18年ドイツ? レッドブル重鎮「フェラーリとの関係悪化のきっかけ」
「正直言って、(2020年)シーズン全体が試練だった」とベッテルは言う。
「昨年はこのことについてたくさん考えていた」
「もちろん昨年はパフォーマンスの面、特に自分自身のパフォーマンスの面で満足はしていないけど、それを受け入れたと思っているし後悔はしていないよ」
「自分の基準とするところに達していなかったことは分かっている。人々がどう思っていて、何と言っていて、何と書いていて、同情しているのかは気にしたことがない。自分自身が平穏を保つことが重要だと思うからね」
「今年はとても楽しみにしているし、自分自身にもとても期待をしているよ」
ベッテルが新天地に選んだのは、昨年までレーシングポイントと呼ばれていたイギリスの中堅チーム。著名な自動車ブランドであるアストンマーチンの名を背負っているとはいえ、1990年代~2000年代に活躍したジョーダンの流れを汲むこのチームは、フェラーリと比べると規模は小さく、フェラーリほどのプレッシャーはかからないようにも思える。
しかしながらベッテルは、新しいチームでのプレッシャーがフェラーリ時代よりも少なくなるとは思っていないと語った。
「プレッシャーと楽しさの間に常に関連性があるとは思わない」
「実際、僕は自分自身にたくさんプレッシャーをかけて、高い期待をしている」
「その点では何も変わらない。一定のラインを越えた時や結果を残した時には満足感を得られる。それが変わるとは思わないよ」
「プレッシャーについて言えば、とんでもないプレッシャーの中で選手権を戦えることは幸せなことなんだ。最終的には僕がやりたいのはそういうことなんだ」
「もちろん今年はこれまでとは異なる状況になっているし、大きな挑戦になると思う。でも僕たちはそれを受け入れている。そしてその挑戦を乗り越え、僕たちが考えていた以上の結果を出せればと思っている」
「一番良いのは、目の前のことに集中して一歩一歩進んでいくことだ。周りの考えにとらわれずにね」
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