51号車フェラーリ499P(フェラーリAFコルセ)のドライバー、ジェームス・カラドは、サーキット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)で開催されたWEC世界耐久選手権第6戦『ローンスター・ル・マン』の残り2時間、トップ争いを繰り広げていたケビン・エストーレの6号車ポルシェ963が、51号車と接触したことに対するペナルティを受けるべきだったと考えている。
カラドのコ・ドライバー、アレッサンドロ・ピエール・グイディは、残り1時間45分のリスタートをトップに立って迎えていたが、両車がフル加速に入る前に後方からエストーレに接触され、その後、ターン1ではエストーレがフェラーリの横に並びかけ、軽度のサイドコンタクトを起こしていた。
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カラドによると、この接触により、ポイントリーダーであるフェラーリは左フロントタイヤをパンクさせてピットインを余儀なくされ、順位を落としたという。
ローレンス・ファントールとマット・キャンベルとともに6号車ポルシェを駆ったエストーレは、レースコントロールからペナルティを受けることなく、この6時間レースを制覇した。
「優勝できるペースは確かにあった。しかし、ポルシェとの接触でパンクしてしまい、レースから脱落してしまった」とカラドは語った。
「彼(ピエール・グイディ)は右に押し出されたのだと思う。僕らはチャンピオンシップのことを考えていたし、アレッサンドロも争うつもりはなかったと言っていた。そのことについては、前から話していたんだ」
「彼(エストーレ)は、実際には僕らのクルマに接触した。ほんの少しの接触だったが、タイヤがパンクしてしまい、ゲームオーバーになった」
■ポルシェのエストーレ「僕は正しかった」
一方のエストーレは、51号車フェラーリとのバトルにおいて、自分の立場からは「正しかった」と信じている。
「最初の4時間はずっとオンボード映像を見て、チームメイトのウエットラインを把握していたので、良いリスタートができた」とエストーレは語った。
「そのときピエール・グイディは、よく分からないけど、(リスタート直前の)最終コーナーで少しアクセルを戻したみたいで、僕らは接近していた」
「早めにオーバーテイクを狙おうとして仕掛けたんだけど、また少し接触した。僕はイン側にいた。彼はドアを開けようとしなかった。よく分からないよ」
「あの時は僕の立場が正しかったと思う」
カラドは、レース終盤、LMGT3クラスの首位争いの最中にダビデ・リゴンの54号車フェラーリ296 GT3(AFコルセ)がベン・バーカーの77号車フォード・マスタングGT3(プロトン・コンペティション)と接触したため、レース後に5秒加算のペナルティを受けたことを引き合いに出した。
「彼(エストーレ)にペナルティが科されなかったのは残念だ」とカラドは語った。
「LMGT3で何が起こったのか見てきたが、軽い接触で両者ともコースを走り続けていたに関わらず、フェラーリ(54号車)がペナルティを受けたことに驚いた」
「理屈としては理解しがたい部分もあるが、どんな結果になっても受け入れ、ただ前に進むしかない」
「前向きな姿勢を保たなければならない。マニュファクチャラー、ドライバーともにチャンピオンシップのリードを広げることができた。もっと良い結果になっていた可能性もあったが、もっと悪い結果になっていた可能性もあった」
「富士へ向かう。僕らにとってはあまり得意なコースではないが、全力を尽くす。そして(最終戦の)バーレーンへ向かうことになるだろう」
ピエール・グイディが最終的に5位までポジションを戻したことで、51号車のクルーはシーズン終盤の2レースに向けて、ドライバーズ・ワールドチャンピオンシップで暫定的に15ポイントのリードを維持している。
[オートスポーツweb 2025年09月08日]
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みんなのコメント
結局レースな接触は言い出せばキリが無い