”ほぼ確実な”優勝候補は置いておいて……今回みんなが注目するのは2～3位の顔ぶれ！ F1スペインGP表彰台予想

　5月28日（日）の日本時間22時00分からスタートするF1スペインGP決勝。motorsport.com日本版では、決勝を前に表彰台予想を募集した。スタートを前にその集計結果を見てみよう。

優勝予想1番人気｜マックス・フェルスタッペン（92.5％）

　優勝予想1番人気は言わずもがな、レッドブルのマックス・フェルスタッペン。得票率は脅威の92.5％だった。
　ここまで全戦全勝のレッドブルはスペインGPに入り猛威を振るい、予選Q1を除いて全てのセッションでフェルスタッペンがトップタイム。FP2で各車が実施したロングランプログラムでもハイペースを維持するなど、手がつけられない状況となっている。
　フェルスタッペンに向かうところ敵なし……信頼性トラブルやミスなどといったイレギュラーがなければポールポジションから勝ち切ることができるだろう。
　スペインGPはフェルスタッペンにとっても2016年にF1初優勝を遂げた思い出の地。現時点では、そこからレッドブルのドライバーとしては最多となる39勝をマークしており、今回のスペインGPで40勝目を狙う。

2位予想1番人気｜フェルナンド・アロンソ（34.3%）

　フェルスタッペンの勝利がほぼ確実視されている優勝予想は置いておいて、問題は2位以下の予想。今回のスペインGPは2番手以下が大混戦となっており、2番手スタートにフェラーリのカルロス・サインツJr.、3番手スタートにマクラーレンのランド・ノリスと普段とは異なる顔ぶれが上位グリッドに並んでいる。

　前戦モナコGPで2位表彰台を獲得したのアストンマーチンのフェルナンド・アロンソは予選でコースオフを喫した際にフロアにダメージを負い、8番グリッドからのスタート。しかし母国で2位まで巻き返すだろうと考えた人は多く、34.3％で2位予想1番人気となった。

　アロンソが2位表彰台を獲得するためには、同郷サインツJr.やノリスをはじめ、メルセデスのルイス・ハミルトンなどを抜いていく必要がある。しかしそこは手練手管に長けるアロンソ。今季好調なアストンマーチンを再び2位へ導くことができるかもしれない。

　2位予想2番人気には、4番手スタートのハミルトン（31.3％）。メルセデスは今季ここまで表彰台獲得回数は1回と2022年に続き苦戦を強いられているが、モナコGPではサイドポンツーンを含む大型アップデートを投入しており、巻き返しを図りたいところ。予選ではハミルトンとチームメイトのジョージ・ラッセルが接触するというアクシデントがあったものの、アップデートの効果は出ているという声がメルセデス陣営から聞こえてきている。

　2位予想3番手人気はサインツJr.（17.9％）。フェルスタッペンのチームメイトであるセルジオ・ペレスは予選11番手とレッドブルらしからぬ位置にいるが、決勝では巻き返すと考えられ2位予想4番手人気となっている。

3位予想1番人気｜フェルナンド・アロンソ（28.4%）

　3位予想は2位予想よりも票が割れた。予想結果を見てみると、アロンソが28.4％で1番人気。ハミルトンが20.9％で2番人気、サインツJr.が19.4％で3番人気。ペレスとノリスが13.4％の同率で4番人気となっている。

　3位にアロンソを選んだ人の大半が優勝予想にフェルスタッペン、2位予想としてハミルトンを選択しており、チャンピオン獲得経験のある実力者が表彰台に並ぶと考えている。

　フェラーリはスペインGPでアップデートを投入しているものの、今季は予選に比べて決勝レースで苦戦することが多く、レースに強いアストンマーチンやメルセデスのドライバーが表彰台に乗るという見方も強い。ハミルトンが3位予想2番人気となっているのも、そうした背景があるだろう。

　市街地レースがメインのシーズン序盤では輝きを放っていたペレスは、モナコGPから悪い流れが続いている。スペインGPでも精彩を欠いており、予選でもグラベルへ飛び出すシーンも見受けられた。2位予想だけでなく3位予想でも4番手人気となっているなど、トンネルを出るのには時間がかかると考える人も多いようだ。

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2位ベレス
3位 アロンソ

ツノダー12位