レプソル・ホンダのマルク・マルケスは、2020年7月に右腕上腕に骨折を負った後、3度の手術を経て今年4月に復帰。そしてザクセンリンクで行なわれた第8戦ドイツGPで、1年半ぶりの勝利を手にした。
ポルトガルGPで復帰を果たしたマルケスだったが、その後も彼は右肩の状態に苦しみ続けており、かつてのようなライディングスタイルをとることができずにいた。
■MotoGPドイツ決勝:マルク・マルケス、涙の復活優勝……ザクセンリンクの”王”が帰還果たす
ただザクセンリンクは左回りのレイアウトであるため、右肩への影響も少なく“制限ナシで走れる”のではないかとマルケス本人も期待感をのぞかせていたが、まさにそのとおりの展開となった。
今回の優勝で、マルケスはザクセンリンクでの個人の連勝記録(125cc、Moto2、MotoGP)を11に伸ばすことにも成功している。
レース後マルケスは、今回の勝ったとはいえ今後のレースが容易いものなるわけではないと認めた上で、今回の勝利がホンダと彼自身にとって“さらなるモチベーション”をもたらすものになった語った。
「この勝利は、これまでの苦戦を埋め合わせてくれるものだ」と、マルケス。
「ここで全てが終わったわけじゃない。だけど厳しい時間を長く過ごしてきたから、こうした結果を……不可能じゃないんだということを目にするのは、さらなるモチベーションになる」
「僕自身、そしてホンダにとって今後のレースに向けての後押しになる」
「(次戦)オランダではまた現実に引き戻されるだろう。だけど今後も良いレースができればと思っている」
マルケスは雨によってフラッグ・トゥ・フラッグのレースとなった第5戦フランスGPでも先頭を走った。ただその際は転倒を喫してしまい、チャンスをモノにすることはできなかった。
そして今回のドイツGPでは、巡ってきた絶好のチャンスを失いたくはなかったとマルケスは語っている。
「今週末はプレッシャーがかかっていたけど、僕も自分自身にプレッシャーをかけていたんだ」
「プレッシャーが無いと、時には簡単にクラッシュしてしまう。今日、僕はこの次にいつ来るか分からない絶好のチャンスを失うことを恐れていた」
「ル・マンでは失ったチャンスを、再び失うようなことはしたくなかった」
「勝つことではなく、きちんとしたレースをして表彰台に上ること。それが今日僕自身に課したプレッシャーだ」
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