フェラーリのルイス・ハミルトンは、F1イギリスGPのスプリントをポールから2位で終えた後、予選では3番手となった。
スプリントレース後、パルクフェルメ規定が解除された後にマシンに加えられた変更は最小限だったというが、スプリント予選でポールポジションを獲得した時のような感覚は得られなかったのだという。
■”ベテラン”ハミルトンの勢いを止めたアントネッリ、圧倒的速さでPP獲得。アストンマーティン勢は最後列から抜け出せず|F1イギリスGP予選
「今日は昨日ほど速く走れなかった」とハミルトンは振り返った。
「マシンにいくつか変更を加えたが、本当に小さな変更だった。それでも、昨日ほど快適に走れなかった」
予選は技術的な面でも順調とは言えなかった。Q3の走行中、彼はパワーデリバリーシステムに不具合が発生し、ラップの一部に影響が出ただけでなく、コースの重要なポイントで貴重なタイムをロスしてしまったという。
「2回目のアタックはかなり良かったけど、パワーデリバリーに問題があった。バックストレートで約0.3秒ほどタイムをロスしてしまった。最終的には何とか修正できたけど、予選全体を通してアンダーステアがかなり強く、また、選んだセッティングではターン3でのブレーキング時の安定性に苦労した」
ハミルトンは、パワーデリバリーの問題は新しいものではないと認めた。実際、午前中のスプリントレースでもすでに発生していた問題だったのだ。
「スプリントと全く同じ状況だった。僕たちにとって、彼らとは異なるセッティングが大きな問題となっている。明日、何か違うことを試してみよう」
また彼は、シルバーストーンのようなサーキットでこうした制約を経験するのは特に苛立たしいと認めた。
「どのサーキットでも、全開で走っている最中に突然パワーがなくなり、前のマシンが離れていくのを感じれば、もちろんフラストレーションは溜まる。でも、自分たちが置かれている状況は理解しているし、今も改善に向けて取り組み続けている」
スプリント予選でのポールポジションを再現することはできなかったものの、ハミルトンはフェラーリの仕事ぶりを前向きに評価した。シャルル・ルクレールが予選2番手、ハミルトンが3番手につけることに成功したからだ。
「チームにとって2番手と3番手を獲得できたのは素晴らしい結果だ。明日は彼らに少しでもプレッシャーをかけられるといいね」
しかし、「決勝でポールシッターのアンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)を倒せると思うか」と直接問われると、ハミルトンは楽観的な姿勢は見せなかった。
「今朝(スプリント)ではそれができなかったし、明日になって状況が変わるとも思わない。それに、彼は今日、僕が昨日出したタイムよりずっと速かった。今朝から明日までの間に何かが大きく変わることはないだろう」
そのためハミルトンは、フェラーリとしてはまずメルセデスについていくことが重要だと考えている。
「できる限り彼らについていくつもりだけど、もしキミがミスのないレースをすれば、そのまま逃げ切ってしまうだろう」
ハミルトンのコメントは、イギリスGP土曜日の勢力図をよく表している。フェラーリはここ数戦から大きく前進し、一発の速さでは再びメルセデス最大のライバルであることを証明した。
しかし同時に、メルセデスがW17のポテンシャルを最大限に引き出したときには、依然としてライバル勢に対してアドバンテージを持っていることも明らかになった。
ハミルトン自身、その事実をスプリントレースで実感し、その後の予選でも改めて思い知らされることになった。今のフェラーリにとって最大の課題は、決勝スタート後にアントネッリの独走を許さないことになるだろう。
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みんなのコメント
おお!
まさに2014~20年も今と同じようにフェラーリドライバーたちが
「全開で走ってるのにメルセデスに引き離されるのはイライラする」
って言ってたよ!