スバルの新しいBEV(バッテリー式電気自動車)「ソルテラ」に、小川フミオがひと足はやく試乗した。試乗会場は雪が降り積もる特設コース! はたして雪道での実力はいかに?(後編)
走行性能を高める新機構
ステアリング・ホイール背後にはパドルがそなわり、回生ブレーキの強さが調節できる。緩い下りだと、ブレーキペダルを使わなくも、このパドルだけでかなり効果的に減速がおこなえるの便利だ。
【前編はこちら】
速度域が高くなったり、下り勾配が急だったりするときは、センターコンソールのボタンで「Sペダル」を作動させると、アクセルペダルを緩めたときの減速がより強くなる。パドルよりさらに効く回生ブレーキなのだ。大きな力で押さえつけられたように、減速する。そこからアクセルペダルを踏み込むと再び加速。
停止まではいたらないが、アクセルペダルの踏み方だけで、加減速が行える幅が大きいので、とりわけ駆動力に気をつかう雪道などでは、ありがたい装備だ。わざわざボタンにしたのは、「ふだん使いでは強い減速は必要ない」という開発者の判断という。
オフロードに強いというのがスバル車への期待だろう。それを裏切らないよう、Sペダルにくわえて、いくつもの装備が用意されたのも特徴だ。
滑りやすいいわゆる低ミュー路走行用のドライブモード「Xモード」や、滑りやすい坂道の上り・下りを加速/減速の操作を車両が自動でおこなう「グリップコントロール」(新設定)も特徴的な装備だ(bZ4Xも搭載)。
今回、私も、雪のなかでグリップコントロールを試してみた。グリップコントロールをセットして、2つのペダルから足を離したままで、急勾配の積雪路面をぐいぐいと上り、そして頂点からは今度は、制動をかけながら降りていく。速度もスイッチで調節できる。かなり使い勝手がよさそうだと感じた。
500万円以上は確実か?
くわえてスバルでは、同社の製品ならではの価値を、走りの面でも追求したとする。
ひとつは、bZ4Xが快適志向であるのに対して、ソルテラはサスペンション・システムやステアリング・システムに手を入れ、“しっかりした”ともいえる操縦安定性を追求したそうだ。もうひとつは、ドライブモードセレクターに「パワーモード」を設定した点。
「ピュアEVのよさは、時間差が一瞬もなく、ドライバーが欲しいと思うパワーが出るところ、スバルは、シメトリカルAWDをずっと開発してきていますが、モーターによる4輪制御の可能性は高いんです」
前出の小野大輔氏の言葉だ。
「ソルテラはアクセルペダルを踏んでいるかぎり、前に進んで、安定して(カーブを)曲がっていけます。bZ4Xと乗り較べれば、ソルテラには“スバルらしさ”があることを感じていただけると思います」
北米のスバルのサイトをみると、使い勝手のよさが強調されていて、なかなか興味ぶかい。
バッテリーはフラットにして床下に、モーターやインバーターはフロントに(AWDではモーターがもう1基リアに)という前輪駆動方式のパッケージを活かして、広いインテリアや荷室が、動的性能の高さとともに喧伝されているのだ。
前輪駆動と、今回試乗したAWDとが用意されるソルテラ。発売時期は2022年中頃といい、価格は未定。
英国で発表されたbZ4Xの価格が、前輪駆動の約4万スターリングポンド(1ポンドが約155円で約620万円)から、AWDの約4万8000ポンド(同・約745万円)なので、ひとつの参考になるだろう。
文・小川フミオ 写真・安井宏充(Weekend.)
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