2021年スーパーGTシリーズ第2戦の公式予選が5月3日に富士スピードウェイにおいて行われ、GT300クラスは61号車SUBARU BRZ R&D SPORT(井口卓人/山内英輝)がポールポジションを獲得した。
晴れたり曇ったりの富士。気温16℃、路面温度24℃で14時30分に始まったGT300クラスの公式予選Q1は、参加29台をチームランキングによりA組15台、B組14台と2つに区分。ここで各組8台ずつがQ2進出を決め、Q2進出が叶わなかった13台はグリッドが確定することになる。
開幕戦優勝の56号車リアライズ日産自動車大学校GT-R(藤波清斗/ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ)は60kgのサクセスウェイトが効いてA組13位。Q2に進むことはできなかった。
16台が出走したQ2は、15時23分から10分間で行なわれた。残り3分の時点で1分36秒005のタイムでトップに立っていたのは52号車埼玉トヨペットGB GR Supra GT(吉田広樹/川合孝汰)の川合だったが、その1分後に55号車ARTA NSX GT3(高木真一/佐藤蓮)の佐藤が1分35秒485で首位に浮上。さらにその2分後に61号車BRZが他車両のスリップストリームを有効に使い、1分35秒343をマークしてポールポジションを獲得した。2位は55号車NSX、3位は60号車SYNTIUM LMcorsa GR Supra GT(吉本大樹/河野駿佑)だった。
「非常に嬉しい。岡山が終わってからここまでしっかり話をしての結果なので満足しています。ポールポジションを(4月に生まれた)子どもに捧げられました。準備をしてくれたチーム、(Q1後に)的確なコメントをくれた井口選手に感謝したい。明日も新型BRZの速さを見せたい」と山内は自身5回目のポールポジションを喜んだ。
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