■魅力アップの「2代目キックス」
早期の経営改善が求められる日産ですが、海外に目を向けると日本でも支持されそうなモデルはいくつかあります。そのひとつが「キックス」です。
【画像】超カッコいい! これが日産の「小さな“高級”SUV」です! 画像で見る(30枚以上)
SNSでも、早期の国内販売を求める声が多数寄せられています。
キックス(KICKS)は2016年5月にブラジルで発表されたコンパクトSUVです。現在、南米や北米、東南アジア地域で展開し、日産の世界戦略車というポジションを獲得しています。
日本においては2020年6月から、マイナーチェンジが実施されたタイ生産モデルを輸入する形で発売がスタートしています。
扱いやすいサイズに上質なインテリア、日産独自のハイブリッド「e-POWER」による力強い走りと燃費性能が支持されています。
2024年3月、北米でフルモデルチェンジを遂げた2代目キックスが世界初公開され、8月に販売がスタート。
8年を経たフルモデルチェンジでは、デザインやパワートレインの一新、先進運転支援の強化が図られたうえ、より上質志向のモデルへとグレードアップしています。
エクステリアは、「高級スニーカー」に着想を得た力強いデザインを採用。シンプルなボディ上部と、ワイドなフェンダーやアグレッシブなリアデザインを組み合わせ、先代よりも存在感のある、洗練された雰囲気となりました。
ボディサイズは全長4366mm×全幅1801mm×全高1626-1631mm、ホイールベース2657-2664mmです。
インテリアは、繭(まゆ)に包まれる感覚を表現したモダンなものとし、メーターとインフォテイメントシステムを一体化させたワイドスクリーンの採用により先進感と利便性を向上。随所にこだわりのステッチを施し、さりげない贅沢さも与えています。
さらに、シートは「ゼログラビティシート」構造を初採用し、プレミアムコンパクトカー「ノートオーラ」にも採用されたBOSE製スピーカーを内蔵するヘッドレストも備えるなど、小さな高級コンパクトSUVといえる仕上がりです。
先進安全装備では、最新の全方位運転支援システム(セーフティシールド360)を全モデルに標準装備し、最上級モデルでは「プロパイロット アシスト」を搭載。先進機能の強化も図られています。
パワートレインは最高出力141ps・最大トルク190Nmを発揮する2リッター直列4気筒エンジンのみ。
最新の「エクストロニックトランスミッション」(CVT)と、インテリジェント4WDシステムを組み合わせ、ビークルダイナミクスコントロールや「SNOW」モードやセグメントトップの最低地上高213mmを確保し、走破性能も高めています。
このように、全体的にワンランクアップしたような高級感と先進感をまとった2代目キックスですが、日本においては2025年5月中旬現在、6年目となった初代が販売中であり、フルモデルチェンジについてのアナウンスも一切ありません。
6年目を迎えたということや、折からの日産の経営状況の悪化などから、いち早く魅力的な車種の投入が求められているなか、SNSなどでも2代目キックスを待望する声が多く寄せられています。
「いつになったら出るの?」「日本はまた後回しか」「売れると思うんだけどなぁ」など、初代よりもプレミアムなキャラクターを引き立たせたことなどから、大きな関心を集めつつも、公式発表がないことに諦観する人もいるようです。
ただし、すぐに国内で導入できない理由も存在します。それが日本のキックスは全車がe-POWER搭載となっていることです。2代目キックスでは今のところガソリンモデルしか設定されていません。
投入するのであれば、現行型同様にe-POWERモデルである可能性が高いとみられており、現在開発が進められている“第3世代”のe-POWERが採用されるシナリオも十分現実的です。
この“第3世代”のe-POWERは、現行のe-POWERの弱点とされていた高速時の燃費の向上のほか、静粛性のアップや振動の少なさが改良のポイントです。
現在のところはe-POWERも開発段階であり、国内では生産していないことなどから、2代目キックスの導入はまだまだ検討段階といったところでとどまっていると想定されます。
ただし、新車市場ではコンパクトSUVは変わらず大人気のカテゴリとなっており、魅力的な2代目が導入されれば、国内販売を支えるキーになる可能性も十分に考えられます。
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