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【ルノー】輸入車NO.1の低燃費「ルーテシア」はBセグのベンチマーク[試乗レポート]

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【ルノー】輸入車NO.1の低燃費「ルーテシア」はBセグのベンチマーク[試乗レポート]

ルノールーテシアは2025年10月2日マイナーチェンジを発表し、顔が大きく変わって登場している。またE-Techハイブリッドも制御が変わり輸入車NO.1の低燃費になり、EV色の強い乗り味も含めてお伝えしよう。

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まずは見た目の変更。フロンフェイスは彫刻的な印象で、フロントグリルやヘッドライトデザインが変わり、ルノーでは「モダンでアサーティブな新しいルノーデザイン」と表現している。これは周囲と協調しながらも強い主張をしていくデザインである、と理解でき風景に溶け込みながらもルーテシアである主張は忘れないといったイメージだ。

ヘッドライドはフルLEDになったことで、薄型のデザインになり印象は大きく変わった。またセンターのルノーロゴデザインも変わり、ボンネットフードのデザインも変更されている。デイタイムランニングライトは左右に菱形を半分に割ったデザインで配置されていて、個性的な印象。またグリルのチェックグリッドも左右の端に向かって明るくなるグラデーションで、上質な印象も受ける。

モデルラインアップは、今回のマイナーチェンジでモノグレードとなり「エスプリアルピーヌ」だけとなった。アルピーヌのロゴはエンブレムやキッキングプレート、ホイール、シートに配され、アルピーヌのスポーツイメージが付加された。

パワートレインのE-Techハイブリッドは143psに総合出力がアップしている。そして燃費が輸入車NO1となる25.4km/Lで、フルハイブリッドのメリットをフルに活かした制御と言える。そのため、エコカー減税で13万4800円を獲得しており、ユーザーメリットは大きい。

また制御の変更は、乗り味にも変化が起きており、よりEV的な領域が増えているのだ。動き出しはEVで静かに動く。もちろん踏み込めばEVの特徴を活かしフルトルクを発揮しダッシュもできる。速度が上がってくるとエンジン走行に切り替わるのだが、市街地で40、50km/hで巡航しているときもEVに切り替わる。正確な情報は持っていないのだが、日産のe-Powerと同じベクトルの制御プログラムに感じられる。

e-Powerはエンジンで発電してモータで走行するシリーズ式ハイブリッドで、エンジンでの走行はしない。そのためハイブリッドの中では比較的大きめのバッテリーを搭載していることも特徴だ。一方、マイナーチェンジを受けたルーテシアはエンジン走行はするものの、EV走行領域が拡大しており、バッテリの充電状況をウオッチしながら、エンジンとEVの切り替えを行なっているようだ。もちろん、エンジン走行中にモータがサポートするパラレルハイブリッドでもある。

したがって市街地や住宅街など低速で、狭い道路ではEVと勘違いするほど滑らかに、そして静かに走行する。一方でエンジン走行になるとエンジンの音が心地よく聞こえてくるのもルーテシアの特徴だ。このE-Techハイブリッドはルノー・キャプチャーやアルカナと共通のユニットであるが、このエンジン音が楽しく聞こえてくるのはルーテシアだけに思う。

このE-Techハイブリッドはルノーのオリジナルハイブリッドで、DCTのトランスミッションと駆動用の高電圧モータとセルモータの変わりをするスターター/ジェネレーターの2モータの仕組みになっている。駆動力の変速にはドグクラッチを使った独特の方式で4速のDCTで構成されており、このドグとの噛み合わせにモータを使っているため、変速ショックもなく滑らかに走行することができるのだ。

また、EV領域が増えたことで、アクセルレスポンスがよく、キビキビと街中を走行でき鼻先を入れることに夢中になるフランス人も、このレスポンスがお気に入りというわけだ。

複雑な機構のハイブリッドではあるが、運転をする上では特に何かをする必要はなく、クルマが最適なエネルギーマネージメントを行ない、最適な駆動方式を選択して走行するため、通常のATと同じ運転方法で問題ない。その結果、低燃費で走行していたことを給油の際に気づくわけだ。あるいは燃料計が減っていかないことにも恩恵を感じるかもしれない。

操舵フィールや乗り心地は言うまでもなくしなやかでリニアなフィールを得ることができる。ルノーの定評あるサスペンションはしなやかでありながら、ロールスピードと旋回ヨーとがドライバーの操舵速度とリンクし、期待どおりのコーナリングをしていくのはルノーらしさと言える。

ちなみに「B」モードでの回生時の減速Gは1.5Gで、ブレーキランプが点灯するレベルの減速をする。ただし完全停止までは行なわれないので、最後はフットブレーキで停止する必要がある。このBモードはワンペダル走行を可能にするモードでもあり、慣れると快適に澱みなくワインディングを走行できるのだ。無謀な速度で走行しない限りフットブレーキを使ういこともなく、ハンドル操作に集中できる快適モードと言える。

快適装備として、今回モニターが9.3インチの縦型となり、Apple CarPlayやAndroid Autoを繋いだ際の見え方も良い。またBOSEのサウンドシステムが標準装備されたことも嬉しい材料だ。

インテリアではやはりシートがエスプリアルピーヌグレードとなったことで、シートにロゴが入り、形状も包み込むホールド性の良さと高級感、スポーティさが感じられ、ドライバーズシートに座る高揚感も漂っている。安全装備では従来の運転支援装備は継続装備しているが、新規にリヤクロストラフィック・アラートが追加され、後退時の安心感は増す。

秀逸に感じるのはレーンキープの介入の仕方だ。ドイツ系、とくにフォルクスワーゲンやアウディは強めの介入で、ドライバーとしては瞬間的にハンドルが取られた印象を持つが、ルノーのレーンキープは穏やかな修正舵なので、驚くようなことはない。

Bセグメントで最も販売台数を伸ばしているルーテシアは、こうしたスポーツシックなフランス車らしいテイストを持っており、また最先端の技術も取り込んでいるため、ベンチマークとされることの理由がわかった気がした。

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文:Auto Prove 高橋 アキラ
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みんなのコメント

3件
  • fer********
    伝説のミッドシップV6に一度だけ乗ったことがあるな
    今となってはいい思い出
  • 防災減災備蓄
    ルーテシアをBセグと言う時代
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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