この記事をまとめると
■ニュースなどで目にする雪道でのクルマの立ち往生
スタッドレスタイヤは「安いものを毎年買う」or「高価なものを数年使う」どちらが正解?
■冬タイヤであっても滑ったり、スタックしてしまうことがある
■FFと比べてFRの構造は雪道の走行に適していない
車両の構造が影響している
全国各地で記録的な大雪に見舞われた令和7年。高速道路や主要国道では予防通行止めが行われるなど、各部署は大雪による立ち往生などを防ぐ措置に追われていた。
そんな雪道で立ち往生をしたというニュースは近年よく見られるようになったが、もっとも問題なのはノーマルタイヤで雪道を走行しているというケース。タイヤチェーンのような滑り止めをつけずにノーマルタイヤで走行し、挙げ句の果てに身動きが取れなくなり、周囲を巻き込むほどの大渋滞を引き起こしてしまうのは、迷惑極まりない行為。
そのような不届き者に対しては述べるまでもないのだが、冬タイヤだから安全だというわけではない。スタッドレスタイヤを履いていてもタイヤチェーンを装着していても、滑るときは滑るしスタックするときはスタックしてしまうのだ。そのため、大規模な立ち往生を引き起こした車両がノーマルタイヤであるという決め付けは、誤りなのである。
ならば、どのような車両が雪道に強く、また弱いのか。その部分について考察してみたい。
市販されている乗用車でもっとも普及しているのは、FF(フロントエンジン・フロントドライブ)車。フロント部分に重量のあるエンジンを搭載し、かつエンジンの動力を伝える駆動輪が前輪である構造のクルマである。エンジンの重量が駆動輪の接地性能を高めているため、まだ雪道には強いほうだといえるだろう。
もっとも適さない構造であるのが、FR(フロントエンジン・リヤドライブ)車。フロント部分にエンジンを搭載しているものの駆動輪が後輪となっているため、フロントが重くリヤが軽いということになる。そのため駆動輪の接地性能が劣ってしまい、雪道では空転しやすい傾向にあるのだ。
雪道でのスタックというニュースを聞いたとき、トレーラーやトラックが引き金になっていることが多い。そのため、「プロドライバーのくせに」と思ってしまう人がいるかもしれないが、それは間違い。トレーラーやトラックなどの車両は、基本的にFR車だ。ましてや荷物を積むことを前提とした構造となっているため、空荷時では駆動輪である後輪にかかる荷重が限りなく少なくなる。
そのため、雪道にはめっぽう弱くなってしまうのだ。トラックやトレーラーのスタックが多いのは技術面だけではなく、車両の構造が大きく影響しているのである。
雪道にもっとも強いのは、4WDと呼ばれる4輪駆動車だ。4つの車輪すべてがエンジンの動力を伝える構造となっているため、雪道に強いのは明白だ。しかし、過信は禁物である。圧雪状況によっては、どのような車両でもスタックしてしまう可能性がゼロではないからだ。雪道の運転に不慣れな人たちは大雪情報が出されているときは不要不急の外出は避け、交通を乱さないような配慮をお願いしたい。
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みんなのコメント
特に圧雪路や凍結路において、上り坂の手前で充分な勢いをつけられなかったり、途中で立ち往生等により停止している車がいたりすれば高確率でアウト。
また、交差点付近の轍にも弱いが、信号で停まる必要のないよう速度調整しても直前に割り込んでくる乗用車は多い。