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660ccのダイハツ「小さな高級車」がスゴすぎ! “超ラグジュアリー”な「オトナの軽自動車」に大注目! ダイハツ本気の斬新モデル「タントエグゼ」とは!

掲載 更新 5
660ccのダイハツ「小さな高級車」がスゴすぎ! “超ラグジュアリー”な「オトナの軽自動車」に大注目! ダイハツ本気の斬新モデル「タントエグゼ」とは!

■“660cc”のダイハツ「小さな高級車」がサイコー!

「軽自動車」は、小さなサイズならではの取り回しの良さとともに、車両価格の安さも魅力のひとつ。
 
 その一方で、コストを抑えた車種の場合には「内装にもっとラグジュアリー感が欲しい」と感じる人もいるでしょう。
 
 しかし軽自動車の中には、驚くほどの高級感を備えたラグジュアリー仕立てのモデルも存在しました。

【画像】超カッコイイ! これがダイハツ「小さな高級車」です!(48枚)

 そのクルマとは、かつてダイハツが「タント」シリーズの派生モデルとして展開していた「タントエグゼ」。

 タントエグゼが発売されたのは2009年のことで、当時すでに登場していた2代目タントに続くモデルとして市場に追加投入されました。

 同車のベースとなったタントは、軽自動車でありながら広々とした車内空間を確保したことで圧倒的な人気を獲得していましたが、タントエグゼはそれにくわえて「上質感」もプラスしていることが特徴。

 なかでも最大のポイントといえるのが「グラマラスシート」と名付けられた座席です。

 シートの厚みをたっぷりと確保し、さらに座面に起伏を設けることで、従来のタントには足りなかった上質な座り心地を実現。

 これによりシート高はタントと比較して15mm高く、走行時の乗り心地の良さと室内の快適性を両立させています。

 インテリアは落ち着いたデザインを採用し、ベージュとブラックで統一。まさに「大人のタント」に仕上がっていたのです。

 くわえて、エクステリアもタントと大きく差別化され、全く形状の異なるスタイリッシュなデザインを採用。

 まずAピラーを大きく寝かせることで、ベースのタントより流麗なワンモーション風のスタイルに。

 さらに後部座席のスライドドアは廃止し、高級車にも通じるスイング式のヒンジドアへと変更されました。

 一方で、タントエグゼにも他のダイハツ車同様、エアロバンパーやリアスポイラーを装着したドレスアップ仕様の「タントエグゼカスタム」も存在。

 同車は車内のインテリアを黒基調のクールなイメージに統一し、上質な表皮を座席に採用した最上級の「グラマラスコンフォートシート」を装備していました。

 この2台のパワーユニットは、タントエグゼが最高出力58馬力を発揮する直列3気筒の自然吸気エンジンで、タントエグゼカスタムには最高出力64馬力の直列3気筒ターボエンジンを搭載。

 トランスミッションはいずれもCVTを採用し、タントエグゼの4WD車のみ4速ATが搭載されました。

 これらの高級感のある外装デザインや上質なインテリア、快適なシートの座り心地は高く評価されたものの、残念ながら売れ行き自体は想定していたほど伸びません。

 その理由のひとつが「スライドドアがなかったこと」だったといいます。

 現代と同様に、当時も軽ハイトワゴン市場では乗り降りに便利なスライドドアは必須となっていました。

 そのような状況下で「差別化のためにあえてスライドドアを採用しない」というタントエグゼの戦略が裏目に出てしまったのです。

 その後、ダイハツはタントエグゼの販売台数を押し上げるため、2011年にはマイナーチェンジを実施。

 エクステリアをより高級感のあるデザインへと刷新しますが、それでも販売上での苦戦は続きました。

 またタントエグゼが苦戦したもう一つの原因として、後に軽ハイトワゴン市場を一気に席巻するホンダ「N-BOX」が発売されたことも影響したといえます。

 このように、軽自動車という枠の中で高級感を追求するという新しい試みと高い志を併せ持ったタントエグゼ。

 残念ながら魅力を活かしきれず、2014年9月で販売を終了し、約5年で新車市場から姿を消してしまいました。

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みんなのコメント

5件
  • *********
    『我が社は田舎の過疎地のアホヤンキーを食い扶持として開発しております』
  • zaj********
    過去のクルマを今さらながら取り上げることは、まあいい。しかしこの記事のライターはおそらく現物の試乗など全くしていない。この手の派生車は開発陣のこだわりが随所に見られるもの。サスペンションセッティングの違いや自慢のシートは実際座ってみてどう違うかなど、もう少し内容のある記事にならないのかと、いつも思う。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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