■利便性だけじゃない!? ミニバンを選ぶときのポイント
ミニバンは、ファミリーカーとして人気が高く、趣味の道具を運ぶときにも使える利便性を備えています。
今回は、国産ディーラーの元販売員だからこそわかる、ミニバンを選ぶときのポイントを紹介します。
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ミニバンという名の由来は、アメリカの全長5m以上、全幅2m以上のフルサイズバンよりも小さいミニサイズであることから名付けられたといわれています。
そんなミニバンは、室内スペースが広く多人数乗車ができ、シートアレンジ次第で多くの荷物を積載できるのが魅力です。新車・中古車で共通する、チェックすべき部分を見ておきましょう。
まず、両側スライドドアが採用されているか、電動のスライドドアになっているかが挙げられます。
なお中古車の場合のチェックポイントとしてはスライドドアの動作に不具合がないかどうか、ドア部分についての確認が大切です。
中古車の表記上「両側電動スライドドア」となっていても、スライドドアの動作は実車でなければ確かめることができません。
スライドドアの動作は、実際にドアの開け閉めをして、モーターやワイヤーの巻き取り動作に引っかかりや異音がないか確認しましょう。
動きが鈍かったり、異音がしたりする場合、中古車として購入してすぐに故障してしまう可能性があります。
次に、シートアレンジのチェックも欠かさず確認しましょう。とくに、2列目および3列目の格納手順と視界に注目です。
荷物などを載せるため、2列目や3列目のシートをアレンジしようとした際、シートスライドおよび格納レバーが手の届きやすい場所にあるか、少ない手順でアレンジできるかといったことを確かめておきましょう。
レバーの位置が分かりやすく、少ない手順でシートアレンジできるモデルであれば、急な雨などのときにも素早く荷物を載せたり、乗車することができます。
また、3列目シートを格納したときの後方視界も実車で確認するのがおすすめです。
斜め後方の視界が妨げられてしまうと、死角が増えてしまい二輪車や歩行者の巻き込む可能性が高くなるほか、駐車時にポールなどにぶつけてしまう可能性もあります。
このように、ミニバンは室内の広さに目がいきがちですが、シートアレンジをする際のレバーの位置や手順、シート格納時の視界にも注目することが大切です。
■新車・中古車で共通するミニバンのチェックポイントとは
そのほかに、ミニバンの良し悪しはどのような点を見てチェックすると良いのでしょうか。
国内市場に流通しているミニバンには、大きく3種類に分けられます。
全長4.5m前後×全幅1.7m前後の「コンパクトミニバン(Sサイズ)」、全長4.7m前後×全幅1.7m前後の「ミドルサイズミニバン」、全長5m前後×全幅1.9m前後の「ラージサイズミニバン」です。
それぞれ3種類に共通して見るポイントとして、3列目シートに人が座れる状態での各シートの足まわりスペースの広さ、3列目シートまでのアクセス、2列目シートのスライド長、ラゲッジルームの広さやアンダーボックスなどを確認しましょう。
足まわりのスペースを確かめる際は、シートを3列目まで着座できる状態にして、2列目や3列目それぞれの席に座り、膝前が前席のシートバックに当たらないかチェック。膝がシートバックに当たってしまうと非常に窮屈です。
Sサイズミニバンであっても、2列目シートを前にスライドさせれば3列目シートの足元スペースを確保できます。
このとき、2列目シートのスライド長が限られていると、3列目シートの足元スペースが狭く、膝が前席シートバックに当たってしまいます。
3列目シートの足元スペースを確保するためにも、2列目シートのスライドが長いモデルを選ぶことが大切です。
中古ミニバンを見にいったときは、2列目シートの最前位置と最後位置がどこなのか調整幅を確かめておきましょう。
また、ミニバンは室内のスペースが広く、席の変更や荷物を取るために車内を移動することがあります。
車内移動をする際に、ウォークスルースペースがあるかどうかは大切なポイントです。
とくにファミリーカーとしてミニバンを選ぶときは、この機能を重視することをおすすめします。
子どもの世話をするために、車内を移動しなければならないとき、ウォークスルーできることが強い味方です。
さらに、ミニバンに家族や友達同士でフル乗車した際、それぞれの荷物やお土産、場合によっては傘や履物などを載せなければなりません。
そんなときに、3列目シート後ろのラゲッジスペースがどれだけ確保されているのかがポイントとなります。
車種によっては、ラゲッジボード下のアンダーボックスを備えているモデルもあるため、バックドアを開けたときのラゲッジスペースだけでなく、ラゲッジボード下までチェックしておきましょう。
ラゲッジスペースは、幅や奥行きのほかに、サイドのくぼみや小物入れがあるかどうかも大切です。
ミニバン選びのときは、ラゲッジスペース、サイドのくぼんだスペース、アンダーボックスを欠かさずにチェックし、荷物をどれだけ載せられるのか確認することを忘れないようにしましょう。
※ ※ ※
ミニバンは、多目的に使うことができ、高い人気を維持しているクルマです。
中古ミニバンであっても値下がりがしにくいことから、中古車であっても慎重に選ぶ必要があります。
室内の広さだけでなく、シートアレンジのしやすさ、各シートへのアクセスのしやすさ、フル乗車時のラゲッジスペースといったことをしっかりと確かめて良いミニバンを手に入れましょう。
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みんなのコメント
これ以外にミニバンに求めても無理です。
とにかく広さを求めるのみ。
アルファードV6を一年ぐらい前まで所有していたが、まず安全性は望んでも無理。
アクティブ、パッシブセーフティが低すぎる。
走る曲がる止まるの基本性能が低い。以前高速走行中に追い越し車線に急に出てきた車を避けようとブレーキをかけ、ステアリングしたら体制を大きく崩しヒヤッとしたことがあった。
セダン等では絶対にない挙動であった。
また良く高速で事故車を見るが、やはりミニバンが多く被害もミニバンだとすぐ死ぬ。
国産ミニバンはヨーロッパの安全基準を満たさない。
ボディの構造上仕方ないが。フロントクラッシャブルゾーンもほとんどないし。
身を守れない事を痛感したため今は高級セダンに買い換えた。
ただ
どうしてもミニバンの広さが必要であれば、それが最優先の選択であればミニバンでも良いと思う。
車の選択は自由である。