マクラーレンはスペイン・バルセロナのカタルニア・サーキットにて旧車テスト(TPC)を実施。ステアリングを握ったのは日本人ドライバーの平川亮だ。
マクラーレンは先日鈴鹿サーキットで開催されたF1日本GPの際に、平川を来季のリザーブドライバーに起用することを発表。平川は今季、TOYOTA GAZOO Racingのファクトリードライバーとして世界耐久選手権(WEC)と日本のスーパーフォーミュラに参戦しており、そこでの活躍がマクラーレンに認められたことで、リザーブ入りが決まった。
■トヨタのF1復帰は現時点でナシ……しかし、平川亮のマクラーレンF1リザーブ加入は大局的な合意の一部?
平川は9月上旬のWEC富士戦を終えた後、イギリス・ウォーキングにあるマクラーレンのファクトリーに出向き、シート合わせを実施。シミュレータセッションではレギュラードライバーと同等のタイムを記録していたという。
今回はマクラーレンのF1マシンやチームのオペレーションに慣れるための実車テスト。平川はカーボンむき出しの黒いヘルメットを身に着け、TPCに従い旧テクニカルレギュレーションの2021年シーズン用マシンMCL35Mを走らせた。
「バルセロナにF1マシンが1台。さあ行ってみよう、平川亮!」
マクラーレンはソーシャルメディアにそう投稿した。
「マクラーレン・レーシングのドライバー育成プログラムのドライバーが、“パパイヤ”で初めてサーキットを走行」
なお、今回平川は旧車でのテストとなったが、マクラーレン・レーシングのザク・ブラウンは日本GPの時点では最新型のF1マシンに乗るかどうかは未定だとmotorsport.comに語っていた。
F1のスポーティングレギュレーションでは1シーズン中に2度、F1出走が2回以下のルーキードライバーを金曜日のフリー走行セッションで起用する義務が各チームに課されている。
マクラーレンは今季ルーキーのオスカー・ピアストリをレギュラードライバーとして起用しているため、その義務1回分を既に消化しており、残り1回を消化する必要がある。
ただ既にマクラーレンは最終戦アブダビGPのフリー走行1回目で、インディカー・シリーズにアロー・マクラーレンから参戦するパトリシオ・オワードを起用することを公表済みであり、アブダビGP終了後に同地で行われるポストシーズンテストでもオワードがMCL60をドライブする予定となっている。
そのため、現時点で平川が最新型のF1マシンに乗る予定はないが、そうした機会は訪れるのか? そう尋ねると、ブラウンCEOはこう答えた。
「今年パト(オワードの愛称)がやることのその先については何も決まっていない。来年のことは来年に決定を下すことになるだろう」
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