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F1視聴スタイルの将来は? 2019年のF1全世界視聴者データが明らかに

F1視聴スタイルの将来は? 2019年のF1全世界視聴者データが明らかに

 F1は2019年の視聴者数のデータを公開した。これによると視聴数自体は増加しているものの、ユニークユーザーの数は、主要な市場では安定している。しかし一方で、全体的には若干の減少傾向であることが分かった。

 F1によれば2019年の延べ視聴者数は、19億2200万人だったという。この数字は、年間を通じて放送された全てのF1関連番組の平均視聴者数の合計であり、2018年と比較すれば9%増加という結果だった。これは2012年以降で最高の視聴者数である。

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 この数字に貢献した上位5ヵ国はブラジル、ドイツ、イタリア、イギリス、オランダで、そのいずれの国も延べ1億人以上の視聴者数を記録したという。

 またポーランドは、ロバート・クビサが現役復帰を果たしたことで、前年比256%増という驚異的な伸び率を見せた。また、新たにテレビ放送の契約が結ばれた中東・北アフリカ地域も、228%増加している。

 ユニークユーザー数(1度でもF1関連番組を視聴したことのある人の実数)は、上位20の市場で4億550万人と前年比0.3%増と微増になっている。ただ、全世界合計で言えば、3.9%減の4億7100万人だった。

「無料放送が、有料放送よりも多くの視聴者を獲得できるということは、言うまでもない」

 F1の放映権に関するディレクターを務めるイアン・ホームズは、そうコメントを寄せた。

「とはいえ、それは少し単純なことだ。まず、考慮すべき商業的な要素が常にある。しかし同様に重要なのは、視聴者が誰なのか、人口統計がどうなっているのかということだ。つまりは、”誰に話しかけているのか”ということが重要なのだ」

「さらに有料放送は、多くの場合より深くファンを引きつけることができる。SkyやCanal+などは、F1の報道を全体的に改善するよう、努力を続けている。そしてファンにこれまでにないモノを提供している。彼らは素晴らしい仕事をしている」

「そして、放送パートナーや我々F1が運営するプラットフォームなど、異なる形のデジタルメディアおよびソーシャルチャンネルで、F1のコンテンツを楽しんでいる人もいる」

 今回発表された数字の意味について、ホームズは次のように分析する。

「F1との関わりが、前年比で大幅に増えたことを示している。1年前よりもより多くのコンテンツを、より長く視聴している人たちも、同様に存在するのだ」

「これはもちろん、魅力的なレースが増えたこと、そして見るコンテンツの量を増やしてくれた熱心なファン層がいることによって助けられた結果だ」

「72%の人たちは、この2年でF1が良くなったと言っている。それは偶然ではない。デジタルメディアやソーシャルメディアの改善、F1 TV、eスポーツのスタート、そしてNetflixの”Drive to Survive”シリーズの成功……そういうモノに助けられた結果だ。ファンとF1との接点は、年々増加している。F1は単にテレビに焦点を当てるだけではなく、よりマルチメディアな組織になったのだ」

 F1は、様々なスポーツリーグの中でも、そのソーシャルメディアを急速に成長させている団体のひとつであるという。現時点ではF1のフェイスブックやツイッター、インスタグラム、そしてYouTubeのユーザーは、合計で2490万人。これは2018年と比較して32.9%の増加である。またこれらのソーシャルメディアでの交流は、82%も増加したという。

「スポーツは、文化との関連性によって魅力が増す。文化は、若い視聴者にとって重要な要素なんだ。これは、今後も常に重要であり続けるだろう」

 デジタルおよびライセンス面のディレクターを務めるフランク・アーソフェルは、そう語った。

「我々は自分たちのことを見直し、彼らが普段時間を費やしているプラットフォームやデバイスで、新たなファンに直接体験してもらうだけだ」

「2017年以降、新たにF1のファンになった人たちのうち62%は35歳未満だった。F1の視聴者を広げようとしているパートナー(プロモーターやスポンサー、放送局など)にとって、これは素晴らしいことだと信じている」

「我々は本当に、まだ成熟期、その中でも早いイニングにいる……つまりもっと成長できると信じているのだ」

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