一部改良を受けた新しいレクサス「LX700h “OVERTRAIL+”」に、『GQ JAPAN』ライフスタイルエディターのイナガキが乗った!
LXにふさわしいパラレルハイブリッドシステム
価値あるプラス100万円──新型レクサスLX700h “OVERTRAIL+”試乗記
新しいレクサスLXに5月末に試乗した。
アップデートされたLXの目玉は、レクサス初のパラレルハイブリッドシステム搭載グレード「LX700h」の追加だ。
同システムは、V6 3.5リッターツインターボエンジンと10速ATの間に、クラッチを有する「モータージェネレーター」を配置したのが特徴だ。エンジン+モーターの高出力・大トルクを確実に路面に伝えると共に、シチュエーションに応じてエンジンのみ、ないしはモーターのみへの走行の切替をハイブリッド制御システムが最適にコントロールする。
さらに、レクサスのパラレルハイブリッド車には装備されないオルタネーターとスターターも標準装備とした。万が一ハイブリッドシステムが停止した場合、スタータでのエンジン始動が可能。オルタネータで発電した電力を12V補機バッテリーへ供給することでエンジンのみでの退避走行を可能とする、レクサス初のシステムだ。しかも、退避走行中もトランスファーLoレンジの使用やアクティブハイトコントロール(AHC)による車高調整、A-TRACの作動が可能となっており、悪路走破にも寄与する。
現行LXは、「世界中のどんな道でも楽に・上質に」というコンセプトを掲げて登場しただけあって、悪路走破性を重視したパラレルハイブリッドシステムだ。メディア向けのプレスリリースには「全世界の過酷な環境下で使用されるLXの電動化は、不可能と思えるほどの高いハードルであり、かつ悲願でもありました」と、記されている。ゆえに、登場からパラレルハイブリッドシステム搭載車の追加まで約4年も要した。
今回は試せなかったが、エンジン車同等の渡河性能も確保。リヤフロアに搭載したハイブリッドメインバッテリー本体を、上下に分割した防水トレイでパッキングした防水構造を採用。深水路などでの水の浸入を防ぎ、渡河性能700mmを実現したというからスゴい。しかも万が一、防水トレイ内に水が浸入した場合、トレイ内に配置した被水センサが検知、メーター表示によるドライバーへの注意喚起を行うそうだ。
パラレルハイブリッドシステム搭載によって、給電機能も強化。センターコンソール下に配置したACインバータ(防水構造付)によって、1500Wまでの給電を可能とした。センターコンソール後部とデッキにもコンセントが配置された。
モータージェネレーター追加により重量が増加し、かつ全長が伸びたパワートレーンを搭載するために専用のクロスメンバーも新設。断面と板厚を最適化し薄型形状とすることでエンジンモデル同等の最低地上高を確保した。
パワートレーンの重量増に合わせ、リヤエンジンマウントの材質もより耐久性の高いものに変更。ほかに、12V補機バッテリーの搭載位置をエンジンルーム内からリヤのデッキ横に移設した。専用の金属トレイと脱着式のバッテリーブレースを設定し、交換のしやすさとリヤクオーターまわりのボディ剛性向上を両立した。
パラレルハイブリッドシステム化に伴う改良箇所は多岐にわたる。レクサスの気合を大いに感じる、新しいパワートレインだ。
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