この記事をまとめると
■子ども向けのペダルカーは高級なモデルだと数百万円もする
中古価格80万円以上! 車検もあるし服装も規定あり! イギリスで開催される子どものペダルカーレースがガチすぎて笑う
■実車さながらの仕上がりでバックオーダーを抱えるモデルも
■ペダルカーだけのワンメイクレース用の車両も存在
子どものおもちゃとは思えない桁違いのペダルカーたち
ませた子どもというのはどこにでもいるでしょうが、まさか「パパ、アウトウニオンのタイプCのペダルカー買ってよ」などとほざく者は滅多にいないはず。すると、200万円を優に越える高級ペダルカーを子どもに与えるというのは、ほぼほぼ親のエゴに違いありません。こうした甘ったるい親はどこにでもいるらしく、高級ペダルカー市場はなかなかの活況を呈しているのです。庶民には嘆息しか漏らすことができませんが、悔し紛れにチェックしてみました。
アウトウニオン・タイプC
アウトウニオン・タイプCは、1936 – 37年にアウディの前身となるアウトウニオンが製作した伝説的なレーシングカー。V16エンジンという化け物をミッドシップして数々のレースを席巻することで、ドイツの国威高揚が図られたのでした。
ペダルカーは当のアウディが999台限定で製作したもので、2分の1スケールを忠実に再現。実車と同じくアルミチューブラーフレームを採用したほか、7速の変速機とデュアルディスクブレーキなどおよそ子ども向けとは思えない本格派。シートやステアリングには(おそらく)本革がおごられ、メーターパネルにしても目のそろったウッドを貼るといったリアリティで、大喜びするのは子どもより大人のほうでしょう。
前述のとおり価格は225万7500円と完成度やクオリティにふさわしいもの。ならば、いっそのこと自宅のお庭にアヴスサーキットのミニチュアでも作って最高速でも出してほしい、と思うのは庶民のやっかみでしかないでしょう(笑)。
ランドローバー・ディフェンダー
これまたペダルカーなのにオールアルミボディ、4輪スプリングダンパー付きサスペンションと小生意気なモデル。原型はヒューイの愛称で知られるディフェンダーの初期型で、なんとシャシーナンバーまで刻まれるといいます。
ペダルによって前後に進めるほか、ブレーキに加えサイドブレーキも装備。インテリアもまたランドローバーの伝統にのっとった本革がふんだんに使われ、サイドシルをはじめ随所にディフェンダー特有のディテールも再現。これまた、うっとりするような完成度を誇ります。
当然、お値段も1万ポンド(約180万円)と相当なものですが、ランドローバー社によれば生産が追い付かないほどのバックオーダーを抱えているとか。
きっと貴族の血筋に生まれたお坊ちゃんがキコキコこぎながら、「アルフレッド(執事)今日はカモ撃ち日和じゃないかね」などとほざいたりなんかして。イメージしやすいだけに、なんだか悔しくなってきます(笑)。
仕上がりは実車さながら
J40モーターカンパニー・オースチンJ40
見るからに子ども向けペダルカーながら、往時のオースチンをモデルにした由緒正しきビンテージモデル。こちらはペダルカーそのものもさることながら、グッドウッドで開催されるセトリントンカップという子ども向けレースが奮っています。
というのも、1950年代を模した雰囲気を重視しており、J40というクラシックモデルのワンメイク、装備・仕様はもとより、ドライバーの服装までチェックされるという徹底ぶりなのです。
また、ペダルカーはすでに生産されていないもので、専門のレストアショップでなければ手に入らない、レストアできないという代物。当然、お値段も前述の2台に負けず劣らずの高価格となっています。
が、こちらは子ども同士のレース、しかも優勝者はグッドウッドスピードフェスティバルに正式に招待されるという特典付き。とはいえ、これまたグッドウッドで走れるようなクラシックカーをお乗りの親御さんがいなければ始まらないはず。英国人って、どんだけ貴族趣味なんでしょうかね(笑)。
ロールス・ロイス・SRH
高級ペダルカーといえば、ロールス・ロイスをおいてほかになし! といいたいところですが、こちらのSRHはちょっと毛色が違って市販しているものではありません。車名のSRHは「セント・リチャード・ホスピタル」の略で、つまりは病院のために作られた1台だけのスペシャルモデルということ。
これは、同病院に入院している子どもの患者が、手術室に向かう際に乗るミニチュアEVで、ロールス・ロイスが「子どもたちの手術前の緊張を少しでも和らげたい」と願いを込めたもの。セント・リチャード病院の廊下には道路標識まで設けられ、病院側も子どもたちの心のケアに熱心。
無論、ロールスの仕事ですから、ボディペイントから、パワートレインに至るまで手抜かりなし。伝統の2トーンペイントに始まり、コノリーレザーのシート、24Vバッテリーを使ったパワートレーンなどがすべて手作りで、制作には400時間を費やしたとか。
そして、ロールス・ロイスらしいのは決して値段を公表しないところかと。砂漠での修理代に対して「なにかのお間違えでは? ロールス・ロイスは壊れません」のエピソードっぽくて慇懃だけど、ちょっと感服してしまいます。もっとも、親に変わってロールス・ロイスのエゴといってしまえば元も子もないんですけどね(笑)。
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
「キムタク」が“2000万円”の「高級ミニバン」との“2ショット”公開! 後部座席でくつろぐ姿がカッコイイ! 移動用の豪華「4人乗り仕様」どんなクルマ?
「もう洗いたくないよ……」 いま新車ディーラーメカニックの「洗車」を理由にした離職が増えている!
トヨタ新「“5人乗り”ステーションワゴン」に大反響! 「“リッター約25キロ”走るの経済的」「専用デザインがカッコイイ」の声も! スポーティ&豪華な「カローラツーリング」最高級モデルに注目!
空自の“精強部隊”に配備された「最新鋭ステルス機」が飛んだ! 操縦席から撮影した貴重な映像が公開
日産「新型スカイライン」登場へ 13年ぶり“全面刷新”で「セダン廃止」の可能性も!? “急ピッチ開発”が進む「日産の伝統モデル」がどうなるのか 考えられる現実的な“シナリオ”とは
「EV不便じゃん」って感じる人は計画性がない人? オーナーが語るEV乗りに向いている人の条件
日産「新型スカイライン」登場へ 13年ぶり“全面刷新”で「セダン廃止」の可能性も!? “急ピッチ開発”が進む「日産の伝統モデル」がどうなるのか 考えられる現実的な“シナリオ”とは
「もう洗いたくないよ……」 いま新車ディーラーメカニックの「洗車」を理由にした離職が増えている!
「スズキ、そう来たか!」 他社に真似されまくって消えた「原付初のアメリカン」 独特スタイルの名車「マメタン」とは?
「まさかお前が…!」 「覆面パトカー」見分け方は? 街中に潜む警察…! 「安全運転なら気にする必要なし!」 でもドキドキ…。 元警察官が解説
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!
みんなのコメント