シボレーは2025年6月17日、2026年型「コルベット ZR1X」を発表した。これは、コルベットの歴史において最もパワフルで、最もサーキットに焦点を当てたロードカーとして、パフォーマンスの新たなベンチマークを打ち立てるものだ。
新たなベンチマークを打ち立てるコルベット ZR1X
コルベット ZR1Xは伝説的なZR1の名に恥じない全輪駆動モデルとして、1250馬力(hp)という圧倒的なパワーと電動化されたAWD(e-AWD)システムを搭載し、新たな時代の幕開けを告げる。
●【くるま問答】ガソリンの給油口は、なぜクルマによって右だったり左だったりするのか
ZR1Xの中核をなすのは、アメリカの自動車メーカーが生み出したV8エンジンの中で、最もパワフルなLT7ツインターボV8だ。
このエンジンは7000回転で1064hp(1079ps)、6000回転で828lb-ft(1123Nm)のトルクを発生させ、8速デュアルクラッチトランスミッションを介して後輪を駆動する。
鍛造フラットプレーンクランクシャフト、フィンガーフォロワーバルブトレーン、ドライサンプ潤滑などの高度な技術が投入された、ハンドメイドの5.5LジェミニスモールブロックV8は、コルベットZ06およびZ06 GT3.Rレースカーに搭載される自然吸気フラットプレーンクランクシャフトエンジンと並行して開発された。
新開発のLT7ツインターボV8エンジンは、デュアル76mmターボチャージャーを搭載し、マニホールドとターボチャージャーハウジングを一体化した「マニターボ」排気設計を採用。
ターボを排気バルブに最大限近づけることで、ブースト圧の立ち上がり時間を短縮し、スロットルレスポンスを向上させている。
さらに、特定条件下でスロットルオフ時にターボ速度を維持するダイナミックアンチラグ制御により、スロットル再開時にブースト圧が即座に利用可能となる。
比類なきパワーと革新的な電動4WDシステム
従来のZR1が先代モデルから受け継いだ後輪駆動方式に対し、コルベットチームは、パフォーマンスを新たな次元へと引き上げるために全輪駆動システムを採用した。
2024年に登場した初のAWDコルベットであるE-Ray(イーレイ)で確立された基盤を基に、ZR1Xは、高電圧バッテリーパックとフロントアクスルを駆動する電気モーターを組み合わせ、V8エンジンでリアアクスルを駆動するハイブリッドシステムを搭載。
2つの動力源は物理的に接続されておらず、電動化されたシステムはプラグインを必要としない。充電は、フロントドライブユニットからの回生によって行われる。
E-Rayと同様にバッテリー容量は1.9kWhだが使用可能なエネルギーが増加し、ラップ性能が向上。この改良によりピーク動作電圧が上昇し、フロントドライブユニットからの出力が向上している。
フロントアクスルに搭載されたコンパクトな電気モーターは、オンデマンドで186hp(189ps)と145lb-ft(197Nm)のトルクを発生。
E-Rayのフロントドライブユニットと同じ形状とサイズを維持しながら、ZR1Xのユニットは強化された内部コンポーネントとエネルギー配備の改善により、26hp(26ps)と20lb-ft(27Nm)のトルクをアップしている。
エンジンとモーターを合わせた最高出力は1250hp(1267ps)、最大トルクは1320Nmとなる。
サーキットでの究極のパフォーマンスとオンロードでの快適性をバランス
ZR1Xの圧倒的なパワーを支えるのは、コルベット史上最大直径となる16.5インチのカーボンセラミック製ローターと、フロントアルコン製10ピストン、リア6ピストンキャリパーを組み合わせる。
このシステムはGMがテストした中で最も耐久性に優れ、180mphから120mphへの減速で1.9Gを達成した。
2026年型コルベットZR1Xは、妥協のない第8世代プラットフォームの究極の仕上げとしている。一日中快適なツアラーであり、直線でのロケットであり、そしてサーキットの武器でもある、まさにオールインワンの存在となる。
他のコルベットと同様、ZR1Xもクーペまたはハードトップコンバーチブルの2タイプのボディを設定する。(※日本仕様のE-RAYはクーペのみ)
ZR1Xはケンタッキー州ボウリンググリーンのGM組立工場で、米国および世界各地から調達された部品を用いて製造される。LT7エンジンは、熟練したエンジンビルダーによって手作業で組み立てられる。
価格と発売時期などの詳細は、生産が近づいた時点で改めて発表される予定だ。ちなみに日本での発売については言及されていない。
[ アルバム : 2026年型「コルベット ZR1X」を発表 はオリジナルサイトでご覧ください ]
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
不正改造車「43台」を“一斉検挙”! 「ただちにクルマを直しなさい!」命令も!? 「大黒PA」集結の“大迷惑”「爆音マフラー」「シャコタン」を排除! 「今後も取締ります」宣言 神奈川
まもなくトヨタ新型「ランクルミニ」発表か 「ランドクルーザーFJ」商標取得で“今冬”登場? カクカクボディ&レトロ顔? 末っ子誕生なるか
斬新「小さなランボルギーニ」!? まさかの“日本製”でワイドボディ&「めちゃ広ッ荷室」採用! 「ホンモノ志向」の“ウルス顔”デザインがカッコイイ! 存在感抜群のNATS「ウルス86」とは?
「クルマが踊ってる!?」 運転席にある「謎のボタン」押したら何が起きる? 効果も存在も「知らない人」多すぎ! みんな意外と知らない「使い道」とは!
イギリスのF-35B 要求された任務を3分の1しか行えない!? その驚愕の報告とは
不正改造車「43台」を“一斉検挙”! 「ただちにクルマを直しなさい!」命令も!? 「大黒PA」集結の“大迷惑”「爆音マフラー」「シャコタン」を排除! 「今後も取締ります」宣言 神奈川
日産の顔とも言える追浜工場におけるクルマの製造終了を決定! 日産の未来を守るために苦渋の決断を下した理由
「クルマが踊ってる!?」 運転席にある「謎のボタン」押したら何が起きる? 効果も存在も「知らない人」多すぎ! みんな意外と知らない「使い道」とは!
「とりあえずハイブリッド車」は賢い選択か、思考停止か? エコカー減税と販売戦略が覆い隠す“最適な車選び”の落とし穴
え、日産の主力「ノート」が失速気味? 前年比割れの理由は、近々実施される一部改良にあった
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!
みんなのコメント