現代のランドクルーザーと言えば、300・250そして70だ。特に70系は再々販モデルであり、日本国内にランクル70熱を再燃させた。70系の再々販で、「古いランクルに乗る」ことが一部でステータス化しつつもある。ただ、ヘビーデューティーの70はもちろん良いのだが、乗用車として乗るにはちょっと勇気のいるモデルだ。そんな時にはランクルの中でも乗用性能を引き上げた60系が超おススメ。最近は、60系の人気も高まってきているぞ。
文:佐々木 亘/画像:トヨタ
トヨタ ランドクルーザー60は街でも乗りやすいぞ! 70だけじゃないシブめな乗用モデル!
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ラグジュアリーなランクルの転換期
いわゆる60系ランクル。昭和の終わりから平成の始まりである10年間を駆け抜けた
1980年に登場した60系ランドクルーザー。血筋としては56系の後継車であり、商用バンカテゴリーで販売されたが、乗用感覚を味わえるステーションワゴンに仕上がっているのだ。
フロントウィンドウは先代よりも傾斜が強くなり、湾曲ガラスを使った大型のモノへ変わった。これによりガラスエリアが大型化され、視界も大きく広がっている。
エクステリアではランドクルーザーの大きな特徴であった、フェンダー部分の張り出しが無くなり、タイヤハウス周りはスッキリとした印象に。それでもボディ自体の迫力はあり、見た目のインパクトは十二分にある。
先代までのランクルの特徴であったフロントベンチシートは、60系では廃止され、フロントシートはホールド性の優れたバケットタイプのセパレートになった。乗用車を意識してフロアカーペットを装着し、クロームメッキ仕上げのバンパーをあしらうなど、ヘビーデューティーとは一線を画しているのも、新たなランクルの「らしさ」だろう。
プロペラシャフトにはダブルカンダン型等速ジョイントを採用し、効果的に遮音材を配置したことで、従来型よりも走行時の静粛性が高い。走行性能も長いホイールベースと広いトレッドで、舗装路面での高速走行時の安定性が飛躍的に向上した。
後継には80系そして100系・200系・300系と、現代のランクルに通ずるものがあるランクル60。現在のランクルの立ち位置からすれば、60系はラグジュアリー路線を作り上げた元祖ランクルとも言えるだろう。
ちょっと小さい乗用ランクルは60系だけ
街でもラクラクなちょっと小さいランクルは60系だけ!?
60系のボディサイズは全長4750mm×全幅1800mm×全高1815mmだ。現代の車種で近しいのは、ミドルサイズミニバンのノア(全長4695mm×全幅1730mm×全高1895mm)あたりか。乗用系のランクルとはいえ、それほど大きくないことがノアとの比較でわかっていただけると思う。
乗用系ランクルの次世代となる80系になると、全長4970mm×全幅1900mm×全高1900mmと二回りくらい大きくなる印象。100系・200系もほぼ同等のサイズ感になり、普段使いするには、ちょっと気になる大きさとなってしまう。
ランドクルーザーの中でも扱いやすいサイズ感が、60系の大きな特徴だ。ノアに毛が生えた程度なら、街中での普段使いでも、クルマの大きさはそこまで気にならないもの。60を愛するユーザーの中には、「ちょうどいいサイズだから手放せない」という人も大勢いる。
無骨さも快適さも持ち合わせる懐の広いランクル
内装も必要最低限の装備だが装飾になかなか味わいがある
登場から既に45年が経過し、古さの部分は気になるところだが、パワステやファブリックシートなどが標準装備されているGXや、最上級のVXグレードは、今乗るための最低限の装備が付いているから安心だ。もちろん旧車の大変さはあるが、見た目よりも使っていての古さを感じにくいのが60系の良いところ。
中古車価格も高いには高いが、高騰し続ける70系よりも手は出しやすい。70系や100系に飛びつかない60系という選択肢は、シブいと評価されることも多いだろう。
山ではなく、アスファルトの上で古いランクルに乗るなら、迷わず60系を選びたい。70系が大騒ぎとなっているが、実用的なランクルを選ぶなら乗用タイプの60系で決まりだ。
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