Ninjaといえばライムグリーンというように、カワサキのバイクには緑色が多く採用されています。それはカワサキのコーポレートカラーがライムグリーンというのはもちろんですが、他にも何か理由があるのでしょうか。
そもそも、カワサキモータースのコーポレートカラーがライムグリーンになった理由には、カワサキという会社の歴史が深く関わっています。
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カワサキモータースは、川崎重工業のグループ会社です。
川崎重工業は戦前からある大企業ですが、第二次大戦終戦後、主な事業であった航空機及び航空機エンジンの製造を禁止され、大きなダメージを受けました。そこで生き残りを賭けて、新たに参入したのが二輪車事業だったのです。
まず、1953年に二輪車用エンジンの第1号機「KE-1」を発売したことを皮切りに、1960年には二輪車の一貫生産を開始。そして翌1961年に、カワサキブランド二輪車の第1号機である「B7」を発売し、目黒製作所と業務提携をおこないます。また、1964年には目黒製作所を吸収し、新たにカワサキメグロブランドとして、二輪車「SG」と「SGT」の販売を開始しました。
さらに、1960年代後半には「デイトナ200レース」への参戦をスタートさせます。
デイトナ200レースは、アメリカのフロリダ州デイトナビーチにあるデイトナインターナショナルスピードウェイで毎年春に開催される、バイクのレース。1937年に米国モーターサイクリスト協会、通称AMAの認可を受け始まった歴史あるレースで、200マイル、約320kmを走行します。
当時、このレースに参戦することは、海外に向けての大きな宣伝にもなりました。そこで、カワサキが同レースに参戦するにあたり、選んだチームカラーがライムグリーンだったのです。
ライムグリーンは毒や死を連想する色として欧米では不吉とされており、ジンクスなどを重んじるレース界では常識的に避けられていたカラーです。そのため、当時、カワサキのライムグリーンを見た人々は「この色では運も離れ、勝つことなど到底不可能」と考えた程でした。 しかし、そんな憶測に反してカワサキは勝利を収め続け、いつしか「グリーン・モンスター」として畏怖されるようになります。不吉といわれる色を自ら採用することで、「常識さえ打破する不屈の挑戦者」であることを世に示したのです。
そして、カワサキのレースでの活躍とともに、挑戦者の証であるライムグリーンが、徐々にカワサキのイメージカラーとして定着。さまざまな市販モデルへと、普及していきました。
カワサキには、もちろんライムグリーン以外のカラーのバイクもラインナップされていますが、公式サイトやイベントなど、多くの場でライムグリーンが使用されていることからも、カワサキがコーポレートカラーを重視していることがわかります。
なにより、ひと目見てすぐに「カワサキのバイクだ」とわかりやすい点は、大きなメリットといえそうです。
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