10月16日(木)~19日(日)にかけて、ドイツ、オーストリア、チェコ共和国の3カ国を舞台に2025WRC世界ラリー選手権の第12戦『セントラル・ヨーロピアン・ラリー(CER)』が開催される。
このイベントは今年で3度目の開催となる。3カ国それぞれの路面の違いや、インカットなどの影響で撒かれやすい泥などトリッキーな要素が多いターマック(舗装路)ラリーだ。そんな第12戦CERへ向け、各陣営よりドライバーたちのコメントが届いている。
トヨタ、王座確定なるか。ヨーロッパ3カ国を跨ぐ第12戦CERは「リタイアは絶対に許されない」一戦に
■Mスポーツ・フォードWRT
●グレゴワール・ミュンスター
「中央ヨーロッパは私にとって特別なイベントだ。2024年にラリー1マシンで参戦した初めてのターマックイベントだからね」
「過去にもここで好成績を収めており、コンディションはかつて私がベルギーやルクセンブルクで走っていた状況と非常に似ているので、プーマでルーツに戻るのはいつも特別なことだ」
「ターマックでマシンのフィーリングを良くするために懸命に取り組んできたので、どうなるか楽しみにしている。3カ国の天候は、このイベントでは確かに課題となるだろう」
●ジョシュ・マッカーリーン
「セントラル・ヨーロピアン・ラリーは過酷なターマックイベントであり、3カ国全てでプーマ・ラリー1の経験を積み続ける絶好の機会になるだろう」
「目標は、力強いリズムを見つけ、変化するグリップレベルに適応し、あらゆるコンディションでマシンへの自信を深め、最終的に好成績を残すことだ」
■ヒョンデ・シェル・モービスWRT
●ティエリー・ヌービル
「セントラル・ヨーロピアン・ラリーはいつも楽しんでいる。自宅からそれほど遠くないが、予測できないイベントだからね。10月に開催されるということは、天候条件と気温の変化のせいで、このイベントが特に難しくなるということだ」
「過去数年は雨が多く、グリップレベルを予測するのは非常に困難だった。それに加えて、ショートカットをする回数が増えると、パンクのリスクが高まる。重要なのはリスクと報酬の適切なバランスを見つけることで、理想はよりドライで安定したコンディションが整うことだ」
「レッキは、このことを評価するために重要になる。セントラル・ヨーロピアン・ラリーでも表彰台連続獲得を継続することを決意しているので、最後まで勝利を目指してプッシュするよ」
●オィット・タナック
「僕たちはこれまで何度かセントラル・ヨーロピアン・ラリーに出場しているので、何を期待すべきかはよくわかっている。このイベントは天候条件に大きく左右される。ショートカットが多く、道路がとても汚れることがある」
「出走順が後ろになるほど、驚くような事態に遭遇することが多くなる。すべてのクルマがより多くの土を道路に撒き散らすからだ。とくに雨が降った後はグリップレベルが劇的に変化するので、ドライビングスタイルも重要だ」
「ここでは経験が本当に重要だ。僕たちはまだタイトルを狙っているので、最高のパフォーマンスを発揮することが絶対に必要になる」
●アドリアン・フルモー
「セントラル・ヨーロピアン・ラリーは、カレンダー上でもっとも過酷なイベントのひとつだ。グリップレベルが低く、ステージが3カ国にまたがっているので、1回の週末に複数のラリーをやっているような気分になる」
「チェコのステージは道幅が狭く、泥だらけのショートカットがあり、バンピーだが、ドイツとオーストリアの道はより滑らかで広い。このコントラストにより、とくに葉が落ちて道路を汚す傾向がある場合、グリップを判断して適切なタイヤを選択することが難しくなる」
「7回のグラベルラリーの後でまたターマックに戻るには、まったく異なるドライビングスタイルとタイヤ戦略が必要になる。このイベントでは精度がすべてだ。ここでは2023年にラリー2で優勝したが、昨年は厳しかった。シーズンが終盤に差し掛かるなか、僕たちは懸命にプッシュして表彰台を目指している」
■TOYOTA GAZOO Racing WRT
●エルフィン・エバンス
「長く続いたグラベル連戦の最後に、南米での2戦でふたたび表彰台に立てて良かった。次のイベントではターマックに戻り、また違ったチャレンジを楽しみにしている」
「前回のターマックイベントであるカナリアスとはコンディションが大きく異なるため、未知の要素も多い。セントラル・ヨーロピアン・ラリーは広い地域をカバーしていて、路面やキャラクターにさまざまなバリエーションがあり、グリップレベルもまちまちだ」
「開けたセクションもあれば、木々の下を走る狭い区間もあり、雨が降れば泥に覆われる場所も出てくるかもしれない。今年のステージがどのような状態になるかを見極めつつ、ベストを尽くしたい」
●カッレ・ロバンペラ
「南米でのラリーは思うようにいかなかったが、シーズンはまだ3戦残っていて、戦いは続いている。諦めるつもりはない」
「ターマックに戻るのは興味深いし、セントラル・ヨーロピアン・ラリーはカナリアスのようなクリーンな舗装路ではなく、インカットや泥が多いトリッキーなイベントだ。それでも素晴らしいラリーなので、好結果を目指して戦う」
「2023年に出場した時はペースも良く、その年のタイトル獲得にもつながった良い思い出がある。プレイベントテストも順調で、クルマのフィーリングもかなり良いので、今年のラリーがどう展開するか楽しみにしている」
●セバスチャン・オジエ
「現在この位置で選手権を戦えているのはとても良いことだが、依然として接戦が続いていて、最後の数戦は厳しい戦いになるだろう」
「ライバルたちがターマックで強いことも分かっているし、まさに勝負の時だ。それでも激しい戦いを楽しみにしている。自宅から近い中央ヨーロッパで、多くのファンの応援を受けながら走れるのは嬉しいことだ」
「過酷なラリーになると思うが、昨年は速さを発揮できたし、プレイベントテストも順調でクルマのフィーリングも良好だ。最高の結果を目指して全力で挑む」
●勝田貴元
「次の2戦がターマックに戻ることを非常に嬉しく思います。両ラリーとも、コンディションやグリップの変化に関して難しいラリーです」
「とくにセントラル・ヨーロピアンは三カ国にまたがる非常にユニークなステージ構成で、インカットや泥に覆われた場所も多くあります。今年はとくに、新しいタイヤを初めてこのようなラリーで使用するだけに、入念な準備が必要です」
「テストではとても良いフィーリングを得られたので、すべてが順調に進むことを願っています。昨年は自分にとって良いラリーとなり、日曜日には最大ポイントを獲得することができました。今年もそのスピードを再現して良い結果を得て、ラリージャパンへの布石にしたいと思っています」
●サミ・パヤリ
「ここ数戦は速さを発揮できたポジティブなラリーもあり、ハードに攻めて順位を競うことを楽しんでいる。今回は全く異なる挑戦になるが、それでも良い戦いができると思っている」
「ターマックを走るのは楽しいし、ここまでの舗装路でのパフォーマンスには満足している。昨年このイベントをラリー1で走った時も、いくつかのステージでは非常に良い走りができた」
「最終的に結果は残せなかったが、カナリアスでも速さは充分に示せた。このラリーは場所によって非常にトリッキーで、天候の予測も難しいが、自分としては楽しみにしている」
[オートスポーツweb 2025年10月15日]
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