2025年F1第9戦スペインGPでは、日本人F1ドライバーに関するとある記録が塗り替えられようとしている。それが歴代最多出走記録だ。
これまでは片山右京の持つ95戦出走が最多であったが、先日のモナコGPで角田裕毅が出走95戦目に到達。連戦となるスペインで無事決勝スタートを迎えられれば、単独トップの96戦となる。
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1992年にベンチュリ・ラルースからF1デビューを果たした片山は、ティレル、ミナルディと渡り歩き、1997年まで参戦した。その6年間全てでフル参戦し、97戦にエントリー。2度の予選落ち(予備予選落ち)があるため、グランプリへの出走回数自体は95回となっている。
一方2021年F1デビューの角田は、レッドブルの姉妹チーム(アルファタウリ→RB→レーシングブルズ)で4シーズンと少しを過ごし、今季第3戦日本GPからトップチームのレッドブルに昇格。まだ5シーズン目の前半を戦っている段階ではあるが、片山が参戦していた1990年代と比べて年間のグランプリ開催数が1.5倍ほどに膨れ上がっていることもあり、出走数で偉大な先輩(日大三高の先輩でもある)の記録に既に肩を並べることになった。
なお角田はモナコGP終了時点で98戦にエントリー。ただ2021年イタリアGP、2022年サウジアラビアGP、2023年イタリアGPはいずれも決勝前のトラブルによりレーススタートを迎えられていないため、出走数は3戦少ない95戦だ。
その他、角田と片山に匹敵する日本人3位の90戦に出走しているのが佐藤琢磨。2002年にジョーダンからデビューすると、その後はBAR、スーパーアグリに所属し、2008年までの7シーズンF1で走った。ただBAR時代の2003年は代役で日本GPのみの出走、2008年はスーパーアグリの撤退により4戦しか出場していないため、事実上は実働5シーズンと言える。ただ佐藤は2005年に病欠、出場停止(2戦)、悪名高きインディゲート(ミシュランゲート)での棄権により4戦に出走できておらず、これも出走数に響いている。
佐藤に続いて出走数が多いのは、75戦の小林可夢偉。小林は2009年の終盤にトヨタからデビューを果たすと、2010年~2012年にはザウバー、2014年にはケータハムから参戦し、実働4年。1レース差の74戦で5位となっているのが日本人フルタイムF1ドライバーのパイオニアである中嶋悟で、1987年~1991年にかけてロータス、ティレルで活躍した。
鈴木亜久里はエントリー数が88と多く、日本人最長となる8シーズン(1988年~1995年)に渡ってF1で活躍したが、出走数自体は64で日本人ドライバーでは6位となっている。
まず参戦期間の割に鈴木のエントリーが少ないのは、スポット参戦に終わったシーズンが多いから。1988年は日本GPのみローラから出走、1994年は代役でジョーダンを1戦のみドライブ、1995年もリジェのシートをマーティン・ブランドルとシェアという形だった。
さらにエントリー数と出走数に大きく開きがあるのは、予選落ち/予備予選落ちの回数の多さ。鈴木が参戦していた1980年代後半~1990年代前半はエントリー台数も多く、その中で鈴木自身が戦闘力のあるチームに恵まれない時期が長かったことも影響した。1989年のザクスピード時代は、全戦で予備予選不通過に終わり、予選にすら進むことができなかった。
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みんなのコメント
残念ながら角田君にはトップドライバーになる資質は全く感じられません
佐藤琢磨よりも下でしょう
レッドブル(他のトップチームも)のドライバーにはフェルスタッペンのような超人的なスキルを持ってる人が必要でしょう
角田君ファンには申し訳ないですが彼にそれだけの才能は無いと思います
時代は違いますがセナにしてもマンセルにしても格下のマシンで速さを証明してきました
フェルスタッペンもしかりです
残念ながら角田君にその速さは感じられません