ハースのミック・シューマッハーは、F1イギリスGPの決勝レースで8位。チームの適切なレース戦略がF1キャリア初入賞をもたらしたと語っている。
予選で苦戦したハースはシューマッハーが19番手、チームメイトのケビン・マグヌッセンは17番手から決勝レースをスタート。ふたりは、3台がリタイアとなった1周目の多重クラッシュを無傷で抜け、仕切り直しの再スタートでは14番手と16番手となり、徐々に順位を上げていった。
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シューマッハーは、終盤のセーフティカー出動の際にピットへ飛び込み、ソフトタイヤに交換。これにより10番手から8番手に順位を上げ、最終盤はデブリにより手負いの状態となっていた7番手のマックス・フェルスタッペン(レッドブル)を追い回したが、オーバーテイクを完了するには至らなかった。
しかしこれで8位入賞。昨年F1デビューを果たし、そこから31回目の出走にして念願のF1初ポイントを手にした。マグヌッセンも10位フィニッシュを果たしたことで、チームはダブル入賞となった。
シューマッハーはデビューイヤーの2021年シーズン、チームメイトのニキータ・マゼピンも同じくルーキーだったこと、開発が行なわれていなかったマシンだったこともあり、大きなプレッシャーがかけられることもなく1年を過ごした。しかし2022年シーズンは経験豊富なマグヌッセンをチームメイトに迎えたことで、その差が注目を集めた。
マグヌッセンは開幕戦でいきなり5位入賞を掴むなど輝きを放つ一方で、シューマッハーはポイントを掴めず、サウジアラビアGPとモナコGPでマシンを2度全損させた。
チームでの未来にも疑問符が付けられていただけに、今回の初入賞によって、シューマッハーから肩の荷が下りるこことなったかもしれない。
「ああ、最高の気分だ!」
シューマッハーは決勝レース後にそう喜びを語った。
「今はチームのもとに戻って楽しみたいと思っている」
「ダブル入賞という形でポイントを稼げたのは素晴らしいことだ。それが僕らが目指していたモノだったからね」
「今は、少しでも他のドライバーを追い抜いて、ポイントを獲得していくことを目標にしている」
シューマッハーは完璧なレース運びで8位入賞を果たした要因は、チームが「正しいことを、正しいタイミングで行なった」ことだと語る一方で、セーフティカー出動がなければ、第2スティントで履いていたハードタイヤ(C1タイヤ)でチェッカーまで走り、より良い結果を残せていたかもしれないとも明かした。
「僕らは異なる2種類のコンパウンドで走っていた。C1が上手くいくかどうか確信がなかったら、ある種のギャンブルをしてみたんだ。(この週末は)それで走ったことがなかったからね」
「若干(タイムが)落ちてきても、また戻った。だから、セーフティカーが終盤に出なくても、全く問題はなかったと思う。多分、マックスの前に出られたと思う」
「でも全体として、僕らは正しいことを正しいタイミングでできたと思う。(セーフティカーは)もうひとつのチャンスだったんだ」
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みんなのコメント
お父さんは偉大だった。
中島一貴と仲良く慣れそう