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クラウン、アルファード、アクア…トヨタ主力車続々オーダーストップで大攻勢へ!! 三大メーカーの初夏新車戦略を暴く

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クラウン、アルファード、アクア…トヨタ主力車続々オーダーストップで大攻勢へ!! 三大メーカーの初夏新車戦略を暴く

 毎月200店以上の新車ディーラーを回って新車情報を収集し、紹介してくれる遠藤徹氏。

 今回はクラウン、アルファード、 アクア プリウスほかトヨタの2022年改良&モデルチェンジスケジュールを中心に、期待のEV日産アリアの登場時期、ホンダ新型ステップワゴン納期など三大メーカーの最新情報をお届け!!!

クラウン、アルファード、アクア…トヨタ主力車続々オーダーストップで大攻勢へ!! 三大メーカーの初夏新車戦略を暴く

※本稿は2022年3月のものです
文/遠藤徹、予想CG/ベストカー編集部、写真/ベストカー編集部 ほか
初出:『ベストカー』2022年4月26日号

■トヨタ、クラウン アルファードなどが一斉にオーダーストップ

 トヨタは、クラウンをはじめアルファード/ヴェルファイア、ヤリスクロス、アクア、カローラ、ハリアー、RAV4などの主軸モデルを、5月から10月にかけてフルモデルチェンジや追加モデル設定、一部改良などを実施します。

 そのため、従来モデルはオーダーストップしていて、販売店は売るクルマがなくて苦戦を強いられています。

 トヨタの新車販売は、基本的には注文が入ってから生産するシステムにしています。したがってオーダーストップの状態はシステム上、見積書の作成ができなくなり、販売店は一時的に該当車の販売ができなくなっています。

 今後のニューモデルの展開予定は、フルモデルチェンジするクラウンが夏頃、一部改良のアクアが7月、同じく小幅改良のカローラ、ヤリスクロス、アルファード/ヴェルファイアが8月、追加モデルのハリアーや一部改良のRAV4が10月、といったスケジュールになっています。

今年トヨタはクラウンのフルモデルチェンジをはじめカローラやアルファードの改良など、多数のニューモデルが予定されている。写真は現行クラウン

■トヨタ、シエンタのフルモデルチェンジは2023年初めに先送り?

 トヨタは、今夏に予定していたシエンタのフルモデルチェンジを2023年初めに延期した模様です。

 トヨタは5月~10月にフルモデルチェンジや一部改良する車種が多い予定で、スケジュール的に余裕がないこと、そしてパーツの供給遅れによって新型車の投入に支障が発生していることが、シエンタのモデルチェンジ時期に影響を与えたと思われます。

 現行モデルはまだ通常のペースで生産を継続しており、3月中旬現在の納期は3カ月待ちの6月となっています。

 グレード、ボディカラー、オプション装備&付属品の品揃えも、通常の量販車レベルを維持しています。

■トヨタ 次期型クラウンは夏頃に発売

 トヨタは次期型クラウンを夏頃に発売する予定です。予約開始日程は現在のところ不明となっています。

 次期モデルは、まず最初に4ドアファストバックモデルを投入し、そのほかクロスオーバーSUV、ステーションワゴンなど複数のボディバリエーションを用意するという情報が有力になっています。しかしながら、第一弾モデルは別のタイプになる可能性もあるようです。

 また、次期モデルは駆動方式がこれまでのFRレイアウトから前輪駆動のFFに切り替わる見通しです。

■日産は4月からEVのラインナップ強化で増販攻勢へ

 日産は4月から新型電気自動車の本格的な増販攻勢に乗り出す方針です。

 軽規格の電気自動車「サクラ」、改良型「リーフ」、SUVの「アリア」の3車種が中心となり、電気自動車の月販台数はこれまでの1500台から3倍以上の5000台を目指すものと思われます。

 軽ベース電気自動車は「サクラ」という車名になる模様。

 バッテリー容量は20~24‌kWhでフル充電後の航続距離は170km、車両本体価格は200万円程度の設定です。月販2000台と3車種では最も多くの販売台数を見込んでいます。

 リーフは5月末にマイナーチェンジし、その改良型の発売は6月末の販売となる見込みです。

 改良点としては、外観はフロントグリルやヘッドランプ、アルミホイールのデザインを変更し、シャープな見栄えにします。このほかはシート地やカラーリングも変更されます。

 車両本体価格は10万円程度アップします。販売台数はこれまでどおり月販1500台の確保を目指す予定です。

 アリアは昨年6月にフル装備の特別仕様車をウェブで販売開始したのをはじめ、これまで約7000台の受注を達成しています。この受注分は今年4月から各販社の扱いに移して登録を開始します。

 また販売店扱いのカタログモデルは年初に航続距離400kmのグレード「B6」を発売し、来年からは600kmの「B9」を投入して商品ラインナップを強化します。こちらは月販1500台程度が見込まれています。

日産は今年、昨年6月に発表したアリアの販売を本格化させるのをはじめ、新型軽EVの発売、リーフの改良もあり、電気自動車の販売攻勢を開始する。画像はアリア

■ダイハツ ロッキーハイブリッド、人気絶好調で6カ月待ち

 昨年11月に発売されたダイハツロッキーとトヨタライズのシリーズハイブリッド車が好調な売れゆきを見せています。

 生産が追い付かないほどの引き合いがあり、3月中旬現在の納期は半年待ちの9月になっています。ハイブリッド比率は両モデルとも70%以上に達しています。

昨年11月に追加設定されたロッキー/ライズのハイブリッドモデルが好調な売れゆきを見せている。ハイブリッド車はWLTCモード燃費28.0km/Lを実現

■ホンダ、インサイト、シャトル、CR-Vは近々販売終了

 ホンダのインサイト、シャトル、CR-Vの販売終了が秒読み段階に入っています。

 販売終了の時期は、インサイトが6月、シャトルが8月、CR-Vが11月といったスケジュールが有力ですが、これよりも1カ月程度早まる可能性もあります。

 インサイトはシビックハイブリッドの追加(6月)、シャトルはフィットのマイナーチェンジ(8月)、CR-Vは新型ミディアムクラスSUVの発売(11月)のタイミングに合わせています。

 3モデルの販売終了は、新年度となる4月に入ってからホンダカーズ店の各社に通達される見通しで、3月中旬現在はまだ普通に注文ができる状況にあります。

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みんなのコメント

21件
  • 三大メーカー?!遠藤徹、いつの時代のこと、言ってるんだ?時代錯誤も甚だしい。今の日本市場は、一大メーカーとその他弱小だ。決して良いとは言わないが。
  • 新型クラウンの仕様などの情報を、メーカーは販売店にあまり公開してないらしいね。クラウンは歴代、事前受注だけで相当数台数稼げるモデルだったわけだが、今回はそういう事も望めなさそうですね。
    今回モデルチェンジと噂のクラウンの出来如何では、トヨタ全体の今後の販売に大きな影響を与えそうな気がするね。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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