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期待のインスターをコナ側からの視点で語ろう!【ヒョンデ・コナ長期レポート#11】

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期待のインスターをコナ側からの視点で語ろう!【ヒョンデ・コナ長期レポート#11】

「これは日本でも売れそうだ!」

ヒョンデ期待のニューモデル、『インスター』がいよいよ日本に上陸した。こうしてヒョンデの長期レポートを担当していることもあり、日頃ニュースはウォッチしているのだが、UK編集部の紹介レポートがあがった時は結構興奮してしまった。「これは日本でも売れそうだ!」と。

【画像】ヒョンデ期待のコンパクトEV『インスター』とレポート車『コナ』 全58枚

日本で発表されたのは今年の東京オートサロン会場で、それもレポート自体は掲載させて頂いたが、私自身は諸事情で取材を直前でキャンセル。インスターと対面することができなかった。その後も何度かチャンスを逃し……。

ということで、今回のテーマとなる試乗会はかなり期待して臨んだ。試乗会のレポート自体は森口将之さんと内田俊一さんにお任せしたのでそちらをご覧頂くとして、ここでは同じヒョンデのコナを担当する側の視点で、インスターについて見ていこう。

まずは、こちらのデータをご覧頂きたい。グレードはコナがエントリーグレートのカジュアル(ちなみにレポート車はラウンジ)、インスターがトップグレードのラウンジだ。

全長:コナ4355mm / インスター3830mm
全幅:コナ1825mm / インスター1610mm
全高:コナ1590mm / インスター1615mm
ホイールベース:コナ2660mm / インスター2580mm
車両重量:コナ1650kg / インスター1400kg
室内長:コナ1974mm / インスター1920mm
室内幅:コナ1514mm / インスター1375mm
室内高:コナ1197mm / インスター1205mm
トランク積載量:コナ466L / インスター280L
積載長:コナ867mm / インスター615mm
積載高:コナ706mm / インスター620mm
最大積載幅:コナ1332mm / インスター1185mm
最少積載幅:コナ1042mm / インスター915mm
一充電走行距離:コナ456km / インスター458km
価格:コナ399万3000円 / インスター357万5000円

こうして見るとかなりサイズ差があるのだが、航続距離はほぼ同じと、購入比較対象としてはかなり興味深いものとなった。

約40万円プラスでコナが買えてしまう

小さいクラスの最上級グレートにするか、ひとクラス上のベーシックグレートにするか。これはどんなメーカー、ブランドでもよく発生する話だと思う。コナはカジュアルを、モーター出力もバッテリー容量も抑えたエントリー車として販売しており、単純に価格だけで比べると、約40万円プラスでコナが買えてしまうのはかなり悩みどころだ。

ちなみにコナのカジュアルに乗ったことはないが、ラウンジと比較すると1770→1650kgと120kgも軽い。最高出力が204ps→135psと落ちてはいるものの、最大トルクは同じ26.0kg-mとなっており、車名のとおりカジュアル、軽快な走りが予想される。

ただし、インスターはボディサイズがこれだけ小さいので、コナのカジュアルよりさらに250kgも軽い。試乗会にはコナで向かって現地でインスターに乗り換えたわけだが、その違いははっきりと軽快感として乗り味に表れていた。

一方、両車に共通するのは、街中での乗りやすさだ。前回のレポートで書いたとおり、コナの日本仕様はアクセルのレスポンスが抑え気味になっているのだが、インスターでも日本向けに同様のセッティングを行っているという。だからか、街中での加速が実に自然で、いい意味でEVを意識せずに乗ることができるのだ。

乗ってもやはり「これは日本でも売れそうだ!」

また、クルマ全体のクオリティが高いのも共通しているが、インスターは例えば電動シートを装備しないなど割り切りもあり、落としどころが上手に感じる。スタイリングも可愛らしいし、乗ってもやはり「これは日本でも売れそうだ!」と思った次第。

……ただ、インスターに注目が集まりすぎて、コナの影が薄くなることも懸念され、レポート担当者の正直なところは、『可愛い下の子が生まれたが、親も親戚もそちらばかりに目がいき、上の子を忘れがち。ちゃんとこっちも見て!』という、複雑な気持ちである。

負け惜しみみたいな話を書けば、スタートボタンを押した時の起動音が、ボーズのスピーカーを備えるコナのほうが圧倒的にいい音だった! はい、気がつけばかなりコナに愛着が湧いているのでアリマス。

ヒョンデ・インスター・ラウンジのスペック

全長×全幅×全高:3830×1610×1615mm
室内長×室内幅×室内高:1920×1375×1145mm
ホイールベース:2580mm
トレッド:F1400mm R1415mm
車両重量:1400kg
乗車定員:4名
一充電走行距離:458km
最高出力:85kW(115ps)/5600-13000rpm
最大トルク:147Nm(15.0kg-m)/0-5400rpm
総電圧:310V
総電力量:49.0kWh
駆動方式:前輪駆動
サスペンション:Fマクファーソンストラット Rトーションビーム
ブレーキ:Fベンチレーテッドディスク Rディスク
タイヤ:F&R205/45R17
価格:357万5000円

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みんなのコメント

1件
  • AKI
    売れるわけないでしょ!
    ヒュンダイだよ!
    売れないでしょ
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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