F1モナコGPの決勝レースで、アルピーヌのピエール・ガスリーは、9番グリッドからスタートして3番手でフィニッシュした。しかしレース中に、2度にわたってピットレーンの速度違反を犯したとの裁定を受け、合計10秒のタイム加算ペナルティを受けた。ガスリーはこれについて、「不当に表彰台を奪われた」と語っている。
今年のモナコGPは、大波乱のレースとなった。各車に次々とペナルティが科され、さらには最終コーナーで2度のクラッシュが発生し、セーフティカー出動。さらには最終コーナーの路面が剥がれはじめたことで、赤旗中断となった。
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このレースでガスリーはスタート直後に昨年王者のランド・ノリス(マクラーレン)を抜いてポジションを上げ、さらには赤旗中断からのリスタート時にはアイザック・ハジャー(レッドブル)をオーバーテイク。最終的に3番手でフィニッシュした。
しかしガスリーは、ピットレーンでの速度違反を2度にわたって犯したとして、5秒のタイム加算ペナルティを2回、結局レース走破タイムに10秒が加算されることになった。
ただ2度の速度超過は、実に軽微なモノであった。1度目は0.1km/hオーバー、2度目は0.4km/hオーバーであった。
レース後にガスリーは、自分は何も悪いことをしていないと感情的になって語った。
「今のように……これ以上に辛いことはないと思うよ」
ガスリーはそう語った。
「この瞬間のために10年間、死に物狂いで努力してきた。今日、駆けつけてくれたファンの前で表彰台に立つため、僕らは全て正しいことをした。僕にとって、この瞬間は不当な理由で奪われるわけにはいかない。今起きていることは間違っている。彼らが正しい判断をしてくれることを願うよ」
確かに今年のモナコGPでは、ピットレーンの速度超過を取られたケースがあまりにも多かった。ルイス・ハミルトン(フェラーリ)、オスカー・ピアストリ(マクラーレン)、フランコ・コラピント(アルピーヌ)、ジョージ・ラッセル(メルセデス)、そしてガスリーの2回である。ガスリーの1件を除けば、いずれも60km/hが速度上限であるピットレーンを60.1km/hで走ったという違反であった。
これほどまでに多くの速度超過が記録された理由は不明だが、パドックではピットレーン進入時のライン取りが原因だったのではないかという憶測が飛び交った。
ガスリーはピットレーンの速度計測エリアに入る前に、スピードリミッターを正しく作動させたと主張した。
「車内で確認できた速度が60km/h以下であったのは間違いない。そしてどちらの場合も、僕はピットレーンの速度制限エリアのはるか手前で、スピードリミッターを押した」
そうガスリーは説明する。
「F1マシンでセッティングできる、最もシンプルなセッティングのひとつだろう。3つか4つのチームがスピード違反を取られたということは……関係者たちが、何が起きていたのかを正確に確認する必要があると、気付いてくれることを願っている。これは明らかに間違ったことだ」
ガスリーは、FIAが状況を再検証してくれることを期待していると語ったものの、表彰台に実際に登れなかったことは痛恨の極みであると認めた。
「データを見れば分かるはずだ。彼らがどんな結論を出そうとも、データを見れば、我々のスピードが分かるはずだ。十分正確だ」
「争えることを願っている。表彰台でファンと喜びを分かち合う、あの瞬間を取り戻せるわけではない。でも表彰台は表彰台だ。10年間、僕らはあらゆるチャンスを掴むために、必死に戦ってきた。5回の表彰台を獲得したけど、僕に言わせれば十分じゃない。今回は表彰台にふさわしいと思っている。なんとかしてくれることを願っている」
ガスリーにとって今回のレースは、F1における自身最高のパフォーマンスのひとつだと自負しているようだ。実際彼は今回、格上のマシンと対峙するシーンが多かった。
「最高とは言えないけど、良い走りをできたことはたくさんあった」
「今回もこういうチャンスを掴むために、必要な場所にいることができたと思う」
「今日はスタートでノリスを抜き、何周だったかは分からないけど、彼を抑え込むことができた。とても激しいレースだった。そしてリスタートでハジャーを抜いて……良い走りだった。でもこんな形で祝いたくはなかったね」
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みんなのコメント
0.1キロと0.4キロオーバーとは。。。
そりゃ、泣きたくなるよな。
60.00ミリのシリンダーに
60.1ミリのシャフトは絶対に入らない
って仕事をしてるワイからしたら
仕方ない気もせんではない