現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > スズキが“斬新シフト”採用の「最上・最大級SUV」を初公開へ! ゴツカッコイイ「eVX」は2025年内にも登場か

ここから本文です

スズキが“斬新シフト”採用の「最上・最大級SUV」を初公開へ! ゴツカッコイイ「eVX」は2025年内にも登場か

掲載 14
スズキが“斬新シフト”採用の「最上・最大級SUV」を初公開へ! ゴツカッコイイ「eVX」は2025年内にも登場か

■日本初公開の新型「eVX」はどんなモデルになる?

 10月26日に開幕する「ジャパンモビリティショー2023」。このイベントにスズキはいくつかのコンセプトカーを出品すると発表しました。その中でも注目の1台が日本初公開となる新型「eVX」です。

【画像】超カッコイイ!? スズキ新型SUV「eVX」を画像で見る(27枚)

 スズキのリリースでは「EV世界戦略車第一弾」とあります。そして、「インドのモーターショーで発表済み」「本格的な走行性能を実現するEV」「全長4300mm×全幅1800mm×全高1600mmで、航続距離が500km」という3点が説明されています。

 インドのモーターショーとは2023年1月開催の「Auto Expo 2023」のこと。ここでスズキはeVXを世界初披露しています。ただし発表は外観だけで、今回の「ジャパンモビリティショー2023」ではインテリアも初公開されるそうです。

 また、インドではスペックとして寸法以外に、搭載するバッテリー容量も60kWhと発表されています。

 そしてクルマのコンセプトは「スズキの四輪駆動テクノロジーをさらに進化させ、スズキのSUVに相応しい本格的な走行性能を目指す」と説明されていました。このコンセプト部分は、日本でもほぼ同じ内容となっています。

 また、インドのモーターショーの直後となる2023年1月下旬にスズキは「2030年度に向けた成長戦略」を発表しています。

 そこでスズキは、日本/欧州/インドそれぞれに5ないし6モデルのEVを投入すると説明しています。

 地域別に発表された投入予定EVのシルエットを見ると、トータルで9モデルを数えることができます。そして、そのトップバッターとして2025年に市場投入を予告されているのがeVXとなります。また、日本/欧州/インドのすべての市場へ導入されるようです。

 つまりeVXは、未来感たっぷりで、一見、荒唐無稽なコンセプトのように感じるかもしれませんが、その実、確実に市場投入が予告されているモデルなのです。

 その特徴は、どのようなものなのでしょうか。

■新型「eVX」は次世代の“スズキフラッグシップ”?

 まず、注目してほしいのはサイズです。全長が4300mmもあります。これは、日本で発売されている「エスクード」の全長4175mmよりも一回り大きい寸法です。

 海外で販売されているスズキ最大の「グランドビターラ」の全長は4345mmですから、eVXはスズキとしては最大級クラスのサイズを誇ることになります。

 またeVXの写真をよく見ると、タイヤが非常に大きく、そしてボディの四隅に配置されていることに気付きます。ホイールベースが長いのです。

 その長いホイールベースの車体の床下にバッテリーを搭載するのでしょう。つまりは、eVXにはEV専用のプラットフォームが使われていることが予測できます。

 まあ、トータルで9モデルものEVを投入しようというのですから、EV専用プラットフォームを用意していても、なんら不思議なことはありません。そして、新しいプラットフォームの開発には、非常にお金と手間がかかるもの。それだけスズキはEVに力を入れているのでしょう。

 そしてeVXは、「電子制御の四輪駆動技術をさらに進化させて」と説明されていますから、当然、4WDであるはず。

 スズキは、もともと世界市場では「ジムニー」をはじめ「エクスード」「S-CROSS」「フロンクス」「ビターラ」「グランドビターラ」など、数多くのSUVを販売しています。

 スズキが売れる市場にはインドやアジア地域、アフリカなど、舗装率の低いエリアが多いこともあり、4WDは得意分野でもあります。

 ですから、最初のEV戦略車としてSUVのeVXを用意したのは、EV時代になっても、現在と同じように4WDモデルを数多く用意するという意思表明にもなります。

 そしてeVXは、航続距離が500kmと発表されています。インドでは60kWhのバッテリーを搭載していると説明されていました。

 ちなみに、同じEVのSUVである日産「アリア」は、66kWhのバッテリーを搭載するFFモデルで539万円もします。トヨタの「bZ4X」は71kWhで4WDが650万円。

 これらと比べるとeVXは一回り小さいので、もう少し安くなるでしょうけれど、それでも450万円以上することは確実。スズキ車としては、非常に高額な1台となります。ある意味、最も高額なところからEVを投入して、徐々に値段を下げたEVを投入するという手法なのかもしれません。

 つまりeVXは、スズキのラインナップで最大クラスの寸法と、最高価格を記録するはず。スズキの次世代のフラッグシップ的な存在になるのではないでしょうか。

 また、EV時代になろうとも、4WDやSUVモデルを数多く提供するという意思表明にもなります。そして、最初に高くて大きく、格好良いモデルを出して、次にもう少し手ごろな価格の小さいモデルを出せば、お手頃価格に感じやすいはず。

最初のeVXは高くてあまり売れないかもしれないけれど、次のモデルに貢献するという立場になる……そんなことが予想されます。

 そういう意味で、スズキ最初の本格EVとなるeVXは、高い評価が欲しいもの。スズキにとって、相当に力を入れたモデルになるのではないでしょうか。

 どれほどの作り込みとなるのか、ジャパンモビリティショー2023で実際のモデルを見るのが楽しみです。

こんな記事も読まれています

820万円!? レクサスが新型「高級SUV」発売! 軽量ボディで走りがイイ! FWDの「RZ」とは?
820万円!? レクサスが新型「高級SUV」発売! 軽量ボディで走りがイイ! FWDの「RZ」とは?
くるまのニュース
600馬力超え! 全長5m超えの新型「爆速SUV」初披露! 鮮烈イエローが眩しい「エレトレ」実車展示
600馬力超え! 全長5m超えの新型「爆速SUV」初披露! 鮮烈イエローが眩しい「エレトレ」実車展示
くるまのニュース
トヨタがヤリスクロスサイズの「新型SUV」を世界初公開! 斬新フェイスに「コの字ライト」採用で24年に発売!? 欧州イベントで展示
トヨタがヤリスクロスサイズの「新型SUV」を世界初公開! 斬新フェイスに「コの字ライト」採用で24年に発売!? 欧州イベントで展示
くるまのニュース
レクサス「新型高級SUV」発表! FFの軽快モデルも登場! 斬新デザインの「RZ」改良を実施 820万円から
レクサス「新型高級SUV」発表! FFの軽快モデルも登場! 斬新デザインの「RZ」改良を実施 820万円から
くるまのニュース
レクサス新型「高級SUV」発表! 軽快FFモデルも追加! 斬新&貫禄の「RZ」改良への反響は?
レクサス新型「高級SUV」発表! 軽快FFモデルも追加! 斬新&貫禄の「RZ」改良への反響は?
くるまのニュース
ホンダ新型「シティSUV」登場!? 250万円以下のSUVを24年春発売へ! ワイルドすぎる新型「WR-V」とは?
ホンダ新型「シティSUV」登場!? 250万円以下のSUVを24年春発売へ! ワイルドすぎる新型「WR-V」とは?
くるまのニュース
GT-R顔!? 新型「ハイパー4ドアセダン」実車公開! 1300馬力&ド迫力ウイングの凄い「HiPhi A」、2025年に限定で発売!? 中国で披露
GT-R顔!? 新型「ハイパー4ドアセダン」実車公開! 1300馬力&ド迫力ウイングの凄い「HiPhi A」、2025年に限定で発売!? 中国で披露
くるまのニュース
ホンダが「新型プレリュード」を初公開! 伝統の「デートカー」22年ぶりの復活に衝撃走る! 栄華を誇った「スペシャリティクーペ」の軌跡とは
ホンダが「新型プレリュード」を初公開! 伝統の「デートカー」22年ぶりの復活に衝撃走る! 栄華を誇った「スペシャリティクーペ」の軌跡とは
くるまのニュース
ホンダの全長4.3m級「小型SUV」で「車中泊」は可能!? 「ヴェゼル」ならできても新型「WR-V」は「無理」? 2モデルの違いとは
ホンダの全長4.3m級「小型SUV」で「車中泊」は可能!? 「ヴェゼル」ならできても新型「WR-V」は「無理」? 2モデルの違いとは
くるまのニュース
トヨタ「シエンタ」サイズ! 6速MT搭載の「新型コンパクトミニバン」登場! 斬新な「SUV風デザイン」がカッコイイ! 最高にちょうどいい「トルネオ クーリエ」とは
トヨタ「シエンタ」サイズ! 6速MT搭載の「新型コンパクトミニバン」登場! 斬新な「SUV風デザイン」がカッコイイ! 最高にちょうどいい「トルネオ クーリエ」とは
くるまのニュース
トヨタ新型「スポーティSUV」初公開! まるで“プリウスSUV”な「スポーツ クロスオーバー」は2025年登場! 斬新内装の新SUV欧州に登場
トヨタ新型「スポーティSUV」初公開! まるで“プリウスSUV”な「スポーツ クロスオーバー」は2025年登場! 斬新内装の新SUV欧州に登場
くるまのニュース
5年ぶりに復活! トヨタ新型「ランクルプラド」発表! 「250じゃなくプラド」として24年末発売!? 注目度高い中国で
5年ぶりに復活! トヨタ新型「ランクルプラド」発表! 「250じゃなくプラド」として24年末発売!? 注目度高い中国で
くるまのニュース
500馬力超え!? 日産の新型「爆速・大型SUV」発表!? ド迫力顔のワイドボディ仕様! 爆速すぎる「ブラックホーク」南アで1750万円から
500馬力超え!? 日産の新型「爆速・大型SUV」発表!? ド迫力顔のワイドボディ仕様! 爆速すぎる「ブラックホーク」南アで1750万円から
くるまのニュース
トヨタが新型「FF最大・最上級セダン」実車展示! 斬新グリルが凄い!? パワー上がった人気No.1モデル「カムリ」の現地反響は?
トヨタが新型「FF最大・最上級セダン」実車展示! 斬新グリルが凄い!? パワー上がった人気No.1モデル「カムリ」の現地反響は?
くるまのニュース
三菱が新型「2人乗り軽バン」発表! 補助金なしでアンダー250万円の設定に「コスパ最高!」と高評価も 新型「ミニキャブEV」の期待値とは
三菱が新型「2人乗り軽バン」発表! 補助金なしでアンダー250万円の設定に「コスパ最高!」と高評価も 新型「ミニキャブEV」の期待値とは
くるまのニュース
トヨタ新型「ランクル70」発売!「結局かっこいい」「MT欲しい」9年ぶり復活の「再々販モデル」に早くも反響集まる
トヨタ新型「ランクル70」発売!「結局かっこいい」「MT欲しい」9年ぶり復活の「再々販モデル」に早くも反響集まる
くるまのニュース
トヨタ「ランクル」よりデカイ! 日産「爆速SUV」実車展示へ! 全長5m&1500万円超えの「パトロール ニスモ」登場へ
トヨタ「ランクル」よりデカイ! 日産「爆速SUV」実車展示へ! 全長5m&1500万円超えの「パトロール ニスモ」登場へ
くるまのニュース
トヨタ 新型「ハイラックス チャンプ“車中泊”仕様」初公開! 実車展示された「めちゃ寝られる」部屋みたいなカスタムがスゴイ! タイで発表
トヨタ 新型「ハイラックス チャンプ“車中泊”仕様」初公開! 実車展示された「めちゃ寝られる」部屋みたいなカスタムがスゴイ! タイで発表
くるまのニュース

みんなのコメント

14件
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

139.7万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

4.098.0万円

中古車を検索
Kの買取価格・査定相場を調べる

査定を依頼する

あなたの愛車、今いくら?

複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?

あなたの愛車いまいくら?
メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで! 登録してお得なクーポンを獲得しよう
マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

ログイン

中古車探しをもっと便利に

  • 中古車お気に入り管理
  • おすすめ中古車の表示

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

139.7万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

4.098.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

あなたの愛車、今いくら?

複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!

あなたの愛車いまいくら?
メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村