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3代目へと進化した新型「シエンタ」。最強のライバル「フリード」に対する優位点やおすすめグレードを探ってみた

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3代目へと進化した新型「シエンタ」。最強のライバル「フリード」に対する優位点やおすすめグレードを探ってみた

大ヒットの予感を漂わす新型。納期短縮にも尽力
トヨタのコンパクトミニバン「シエンタ」が8月23日、3代目へとフルモデルチェンジを遂げた。従来モデルのデザインエッセンスを受け継ぎつつ、初代の面影を思い起こさせる新デザインをまとって登場した新型のエクステリアは、ボディサイドの樹脂パーツも相まって欧州車的な雰囲気を漂わし、老若男女に幅広く受け入れられそうなスタイリングだ。

実際、8月上旬に始まっていた先行受注は好調な模様。昨今の部品不足のなか、トヨタは早期納入グレードを絞り込んで納期の短縮に取り組んでいるようだ。今回はこの人気上昇が必至の新型シエンタをフィーチャーし、ライバルとの違いやおすすめグレードを探っていきたい。

新型トヨタ シエンタ発売! TNGAボディに先進装備満載で室内スペース向上、個性派デザインも健在

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フリードとは「仕様装備&価格」の設定に違いアリ
まず、今や希少な5ナンバーサイズの3列シートミニバンとしてライバル関係にある「ホンダ フリード」との比較から始めたい。価格帯(税込)はシエンタが195万円~310万8000円、フリードが227万5900円~327万8000円と、先代より上級移行して価格もアップしたシエンタより、フリードはさらにお高めの設定だ。

だが、これはフリードにドレスパーツを装着した「Modulo X(モデューロX)」やSUVテイストの「CROSSTAR(クロスター)」といた付加価値を与えたモデルが含まれているからで、こうしたグレードや特別仕様車を除くと282万0400円(HYBRID G・4WD)がフリードの最高額となり、シエンタを下回る。

>>ホンダ フリードのカタロググレードをチェックする
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ただ、シエンタが全車標準装備するサイドエアバッグがフリードでは一部を除いてオプションとなるなど、安全装備がやや見劣りし、ハイブリッド車(HV)の燃費(WLTCモード・7人乗りFF車の代表的グレードで比較)も、シエンタの28.2km/Lに対しフリードは20.9km/Lと、かなり差が付く。他にもインテリアの質感など、シエンタはさすが最新モデルだけあって、フリードを上回っている部分が多い。

>>トヨタ シエンタのカタロググレードをチェックする

おすすめはズバリ、「ハイブリッドZ」
では、シエンタでは、どのグレードがイチ押しなのか。なお、以下ではひとまず一番検討する人が多いと見込まれるハイブリッドの7人乗り・FF車を基準に話を進めていきたい。まず、エントリーレベルの「X」(242万円)についてはパワースライドドアが助手席側だけとなり、子どもや奥さんの乗車時の利便性の観点からおすすめできないのと、持っているだけでエンジンがかけられるスマートキーシステムやスマホ充電に必須の後席用USB端子も付かないのでおすすめしづらい。

次に中間グレードの「G」(269万円)と最上級の「Z」(291万円)の装備差は、買い物に便利なハンズフリーデュアルパワースライドドアに加え、LEDターンランプ、オプティトロンメーター、本革ステアリング等々かなり多い。また、インテリアの売りであるファブリック表皮のインストルメントパネルが装備されるのも「Z」だけ。というわけで、22万円の上乗せとなるが、ここは「Z」を選びたいところだ。

では、パワートレーンはハイブリッドと純ガソリンどちらにすべきか。シエンタの場合、両者の価格差は「Z」で35万円。そして、燃費はハイブリッドが28.2km/L、純ガソリン車は18.3km/Lだから、年間1万km走り、レギュラーガソリン価格を160円/Lと仮定すると、元が取れるまでに11年強かかる計算だ。ただし、ここには税金やリセールの差は入っていないから、実際にはもっと早く価格差がペイするだろう。自動車の保有年数が年々延びていることも踏まえると、ハイブリッドにしておくのが賢明かもしれない。

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次に5人乗りか、7人乗りかだが、ここは断然7人乗りをおすすめする。なぜなら、新型では2列目シートの足下が広くなり7人乗りでも問題なくくつろげるようになったのと、価格の上乗せがわずか4万円と先代と同レベルに抑えられているからだ。

以上のことを踏まえると、「ハイブリッドZ」の7人乗りがイチ押しと相成った。価格はFF車が291万円、4WDの「E-Four」は310万8000円だ。

以上、新型シエンタの購入に参考になりそうな情報をまとめてみた。なお、冒頭に記したとおり、早期の納車が可能なグレードは限られているようなので、詳しくはショールームにて確認のうえ、判断する必要がありそうだ。

>>トヨタ シエンタのカタロググレードをチェックする

文:carview! 編集部
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みんなのコメント

133件
  • 最上級グレードがおすすめですって身もフタも無い記事だな。
  • 新型にはリアエアコン付いたかなぁ・・
    フリードもシエンタも2列目、3列目に直接風が当たらなくて暑くて参ります。
    アトレー7という3列シート車で22年前の前の車ですらリアエアコン付いてたのに・・
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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