フランコ・モルビデリは2024年以降のシートを確保できるかに注目が集まっているが、彼はMotoGP残留に自信を示しており、チームメイトのファビオ・クアルタラロとも遜色のない速さがあると考えている。
モルビデリは2020年のペトロナス・ヤマハSRT時代に3勝を記録し、翌年終盤からファクトリーチームへ昇格。しかし成績が低迷し続けたことで、今シーズンの序盤から2024年以降の契約が不安視されるようになった。
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ただモルビデリ本人はあまり不安がる姿を見せてこなかった。しかしイタリアGPでチームメイトを上回る10位でフィニッシュし、ヤマハ残留に向けて及ぼす影響について訊かれた際の回答が大きな話題を呼んだ。
モルビデリは「リン(ジャービス/ヤマハのマネージング・ディレクター)に話してみて」とそっけない返答をすると、さらには「ヤマハともう1年やりたいと僕が望んでいるって?」と答えたためだ。
連戦で行なわれたドイツGPでモルビデリは、一連のインタビューに関して説明を求められることに。メディアに対してモルビデリは、自分の速さを理解してもらうためにも、自ら立ち上がる必要があったと語った。
「あのインタビューはかなりの騒ぎになったみたいだね。沢山の人にこの件で話を訊かれたよ」
「とにかく自分自身のために立ち上がって、自分のことを認めて、ジャーナリストだけではなく、普通の人達にも現時点の僕のスピードが認められるモノだと理解してもらうのは素晴らしいことだ。なにより僕は、(2021年の)世界チャンピオンで常にチームメイトに大きな違いを築くことのできたライダーのスピードに匹敵しているんだから」
「チャンピオンシップの序盤25%を終えた今、彼のペースは僕のものとかなり似ている。一部の人はそれに気がついていないようだった。それで僕に契約更新を望むのか、ヤマハで残留を望んでいるのかを何度も聞かれてきたんだ」
「自分自身のために立ち上がって、目を覚まさせる事ができて良かった。将来については、まだ話し合っているんだ」
「明らかになっていることは何もない。VR46のことも心から信頼している。キャリアでしてきたように、この問題に上手く対処している」
「僕らは何年も一緒にやってきていて、彼らVR46のことは全面的に信頼している。可能な限りベストな選択肢を選択できると思う」
「ヤマハのことを特別に思っているというのも、知られたことだ。僕はデビューイヤーを除いて基本的にヤマハ一筋だったし、素晴らしい成績も収めてきた」
「ファクトリーでは望んでいたような結果を残せていない。素晴らしい成績を収めることが目標だったんだ」
なおモルビデリはヤマハ残留が第一優先かという質問には「イエス」と答えている。
ドイツGPでモルビデリはスプリントレース15位、決勝レース12位という結果に終わった。決勝ではクアルタラロを今回も上回っている。
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みんなのコメント
一部ではホルヘ・マルティンが言われているけど、普通に考えてドゥカティからヤマハなんてありえないでしょ。
マトモなマシンさえ与えて上げればチャンピオンだって狙えるって事は2020年で証明済み。
本人の調子が上向いてきてる以上、あとはマシン次第だと思う。
これで残留出来ないなら、ヤマハの復活は当分無いだろうな。