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【旧車乗りが最新電動ロータスに試乗】自然と運転に集中!エメヤはロータスのスポーツカーDNAをしっかり継承

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【旧車乗りが最新電動ロータスに試乗】自然と運転に集中!エメヤはロータスのスポーツカーDNAをしっかり継承

大きなロータスは登場しないと思っていた

ロータスという車名を聞いてクルマ好きが思い浮かべる車種は人それぞれだが、旧車ファンが真っ先にイメージするのはエランとヨーロッパだ。

【画像】ロータスに新時代到来!BEVの『エメヤ』と『エレトレ』 全103枚

筆者は1974年式のアルファ・ロメオを27年前から愛用しており、同時期に新車が発売されていた両モデルとは今でもイベント会場などでよく遭遇する。

1971年生まれのライターなので、エラン、ヨーロッパ以上によく乗ったのはエリーゼ、エキシージ、2イレブンという3台だ。軽量なクラシック・ロータスから引き継いだひらりひらり感をさまざまなシーン楽しませてもらった。

そういった実体験もあり、ロータスは永遠に軽くてコンパクトな乗り物だと思っていたが、現実はそんなに甘くはなかった。

アルファ・ロメオも巨大なジュリアを出したが、ロータスも新しいアイコンとしてスーパーカールックで、これまでよりも車体が大きいエミーラを登場させたのだ。

エミーラがデビューしたときに、うわっ、デカッ! 古くからのロータス・ファンは、こういう方向性を求めていないのでは? というネガティブな感想を懐いてしまったが、後年その想いが間違いであることを自覚した。

そう、オールエレクトリックハイパーSUVのエレトレと、オールエレクトリックハイパーGTのエメヤがリリースされたのだ。

エレトレ、エメヤ、エミーラという3台が並んでいるところを見たことがあるが、筆者の目に映るエミーラはオートザムAZ-1ぐらいの大きさであった。

年始のオートサロンで本物を拝見

51年前に生産されたキャブレター車で取材に行く筆者とオールエレクトリックモデルになったエレトレおよびエメヤとの接点はなく、当初、ネットや自動車専門誌でそのアグレッシブなフォルムやスペックを確認していた。

やっぱり、縁遠い乗り物だよねと思っていたが、ロータス東京原宿ショールームが最新のCIを導入した国内初の新店舗として2022年12月にリニューアルオープンした際に、取材でお邪魔したことにより状況が変化。

ロータスの正規輸入総代理店であるエルシーアイから、その後、エレトレやエメヤの写真を使用したサマーグリーティングカードとクリスマス/ニューイヤーカードが必ず届くようになったのだ。

トナカイを彷彿させる大きな角が生えたエレトレがクリスマス/ニューイヤーカードのキービジュアルになっていたりして、これがまたオシャレなのである。

雰囲気がいいので、すべてのカードを階段の壁面に飾っており、実は毎日エレトレおよびエメヤの姿を確認していた。

とはいえ、今年のオートサロンの会場に展示されていた、鮮やかなカラーリングが印象的なエメヤ・ブロッサムとロータス79(F1マシン)をイメージしたブラック&ゴールドカラーのエレトレ・タイプ79が初めて見た本物で、まず、そのボディサイズにビックリ。予想していた以上の大きさであった。

こんな巨体は運転できんぞ、と思っていたら、先月、2台まとめてドライブする機会に恵まれた。

次世代ユーザー向け電動ロータス

AUTOCAR JAPANでエレトレとエメヤを撮影するとのことで、平井編集長が筆者にも試乗の機会を与えてくれた。

都内の地下駐車場で2台の次世代ユーザー向け電動ロータスが我々を待っていたが、レポートを書く山崎元裕さんが先にエメヤに乗ることになったので、こちらはエレトレで発進。

スロープを上がり、地上に出て、首都高で撮影場所に向かうまでの行程ではボディの大きさは気にならず、逆に大きな客船にでも乗っているかのような快適性に感心してしまった。

もちろん、ひとたびアクセルを踏み込めばワープしたかのような加速を披露してくれたので、エレトレは、見た目のエキゾチックさ、内装のラグジュアリーさ、スポーティに走らせたときのドラマチックさの共存が魅力ということになるだろう。

続いてエメヤに試乗したが、山崎さんが次のお仕事に行くとのことで、撮影場所からとある駅まで20分ほどかけて送る際に乗ってみた。

山崎さんは後席に座ったので、エメヤ・タクシーの賃走になったが、車高が低いこともあってロータスをドライブしている感がエレトレよりも強く、時おり大先生を乗せていることを忘れ、無口になって運転に集中してしまった。

エメヤはハイパーGTだが、ロータスのスポーツカーDNAをしっかり継承しており、この乗り味で2シータースポーツカーを造ったら間違いなく楽しいことを確認できた。

とりあえず、リムジン化ではなく、2ドア化を期待しよう。

ロータス・エメヤ&エレトレのスペック

ロータス・エメヤR
価格:2268万2000円
全長×全幅×全高:5139×2005×1467mm
車両重量:2620kg
最高速度:256km/h
0-100km/h加速:2.78秒
航続距離:435-485km
最高出力:905hp(675kW)

ロータス・エレトレR
価格:2324万3000円
全長×全幅×全高:5103×2019×1636mm
車両重量:2640kg
最高速度:265km/h
0-100km/h加速:2.95秒
航続距離:410-450m
最高出力:905hp(675kW)

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