セルジオ・ペレスは、今季レッドブルで手にすることになる多くのチャンスが、自分のF1での将来にとって非常に重要だと考えている。
ペレスは昨年限りでレーシングポイントとの契約が満了。長年チームに貢献したにも関わらず契約は延長されず、チームは後任としてセバスチャン・ベッテルを獲得することを決めた。その結果ペレスは、F1に残る道が完全に絶たれる可能性すらあった。
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しかしペレスは、サクヒールGPで優勝。トルコGPでも2位に入るなど、特にシーズン後半は力強いパフォーマンスを発揮し、ランキング4位でシーズンを終えた。これによりレッドブルからの白羽の矢が立ち、1年契約でマックス・フェルスタッペンのチームメイトを務めることになった。
ペレスは、レッドブルでの長期的な将来が保証されていないことを理解している。しかしながら今季訪れるチャンスをモノにすることで、将来良いポジションでF1を戦う可能性を高めることができると感じているようだ。
「トップクラスのチームに加入し、トップクラスのマシンを手にできたことは、自分の可能性を引き出すチャンスだと思う」
そうペレスは語った。
「そのことは、間違いなく多くの”扉”を開くことになると思う。その後でどうなるか見てみよう」
「僕はこれまでと同じように、最大限の結果をもたらし、与えられたあらゆるチャンスを最大限に活用することを、確実にしなきゃいけない。そしてただ楽しむんだ」
ペレスとレッドブルの契約が結ばれたのは、昨年の12月になってから。つまり2021年シーズンが開幕するまでの時間が非常に限られていたため、必要な全てのことを学ぶため集中しなければいけなかった。そのため非常に忙しいオフシーズンだったというが、これは非常に貴重な経験だったとペレスは語る。
「とっても忙しかった」
そうペレスは語った。
「契約が成立した後、すぐに年末になってしまったけど、モチベーションはとても高かった。基本的に休みの日はなかったよ」
「できる限りの準備を整えようと、フィットネスに全力で取り組んだし、ファクトリーのエンジニアとも一緒に時を過ごした。バーレーンのテストですぐにスピードを上げるための重要なことに、時間を費やしている」
「これは新しい挑戦なんだ。新しい人たちに出会い、新しい働き方、そして新しいテクノロジーがたくさんある」
「チームを変えたり、違うやり方をしたりする時には、もっと心を開く必要がある。だからドライバーにとっては、あらゆる面で成長するための大きなチャンスだ」
レッドブルのチーム代表であるクリスチャン・ホーナーは。これまでのペレスの取り組み方に感銘を受けていると語る。
「チェコ(ペレスの愛称)にとって、ひとつのチームで長いこと働いてきたため、手順や操作方法だけ見てもかなりの違いがあると思う」
先週レッドブルのマシンを初めて走らせたペレスについて、ホーナー代表はそう語る。
「彼が新たなエンジニアリングチームとどう働き、メカニックのグループがどうなっているか、ミーティングがどう行なわれるか、そしてレッドブルのドライバーとして必要なことを理解していくことはとても重要だ。そういう意味では、どんな走行であっても、非常に価値があるんだ」
「彼は落ち着いていて、とてもうまくやっていると思う。彼は長くF1をやってきて、パドックでは高い評価を集める人物だ。その理由がわかると思う」
「彼は、人と接するのがうまい人間だ。彼は課題を全てこなし、冬の間懸命に働いてきた。そしてこのチャンスを、本当に両手で掴もうとしている」
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