オートバックスの自社ブランド
text&photo:Hidenori Takakuwa (高桑秀典)
【画像】ゴードン・ミラーGMLVAN V-01E、C-01 東京オートサロン2020【実車】 全20枚
オートバックスのオリジナル・ブランド「ゴードン・ミラー(GORDON MILLER)」のエッセンスが余すところなく凝縮されたオリジナル・カーレーベル「ゴードン・ミラー・モータース」の販売が好調だ。
東京オートサロン2020に展開された「ゴードン・ミラー」ブースが終始賑わっていたことからも、その注目度の高さを窺い知ることができた。
会場に展示されたのは、トヨタ・ハイエースをベースとした「GMLVAN V-01E(参考出品車)」。
そして、ボディがコンパクトな日産NV200バネットをベースとした「GMLVAN C-01(車両本体価格:322万9000円~)という2モデルだ。
参考出品、GMLVAN V-01Eとは
2台はいずれもヘビーデューティーなルックス、フレキシブルな車内構造、無垢のリアルウッド内装、高い機能性、最新の車体設備を備えており、4WD仕様も選択できる。
今回のトピックは「GMLVAN V-01」をアップデートした新モデルとして「GMLVAN V-01E」が提案されたことである。
車名の最後に「E」が付いたことからも察しがつくように「V-01E」はキャンプギアとして、より使い勝手のいい車両とするためリチウムイオン電池の強力なバッテリー(2300Wh)を搭載。
電源ステーションとしての役割を果たせるクルマとなっており、例えば“こたつ”を車内で使った場合にも朝まで暖かいのだ。
バッテリー どこに?
「V-01」のクラシックなスタイルやインテリアはそのままに、車内外に複数のコンセントを備え、スマートフォンなどの充電や冷暖房機器の使用が可能となっており、さらには冷蔵庫まで装備している。
そのため、リモートオフィスとしての活用や停電時の非常電源としての活躍も期待できるのであった。なお、リチウムイオン電池「ゴードン・ミラー・バッテリーV2300」(2300Wh)は、車両右側のデッドスペースに積載されている。
また、ユーザーから寄せられたリクエストを反映し、天井のライトを簡単に調光できる新スイッチを採用したこともトピックだった。
純正塗装カラー
車体がコンパクトな「GMLVAN C-01」は女性も運転しやすいため、ファーストカーとして使っているファミリーも多い。
メーカーと協力し、オリジナルで色をおこして純正工場で塗装されるコヨーテとオリーブの車体カラーも注目されており、個性的な1台をゲットしたいアウトドア好きも「GMLVAN C-01」を購入している。
「GMLVAN C-01」をピクニック気分でアウトドアを楽しめるクルマだとすると、一方の「GMLVAN V-01」は本気でキャンプを楽しむためのクルマということになるだろう。
キャラクターが異なる2モデルが存在していることによって、数多くのユーザーを獲得してきたが、電源ステーションにもなる「GMLVAN V-01E」がラインナップに加わることになれば、さらに多くのファンから注目されることになるはずだ。
「ゴードン・ミラー・モータース」の話題で、2020年も盛り上がりそうだ。
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