ヒュルケンベルグ「クルマを止める前にグリッドを間違えたと気づいたが、後退できなかった」ハース F1第18戦決勝

　2023年F1第18戦カタールGPの決勝レースが行われ、ハースのケビン・マグヌッセンは14位、ニコ・ヒュルケンベルグは16位でレースを終えた。

■ケビン・マグヌッセン（マネーグラム・ハースF1チーム）
決勝＝14位（56周／57周）
　信じられないほどハードなレースで、ものすごく暑かった。これまで経験してきた暑いレースの中でも、ケタ違いに暑かったんじゃないかな。ポジティブな一日を過ごせたと思うけど、ポイントは獲れなかったし、コンストラクターズ選手権の順位がひとつ下がってしまったのはとても残念だ。

　だが、まだあと5レースある。この争いはタイトだから、僕らも必死で食い下がって、順位を取り戻すために全力を尽くすしかない。次のレースではアップグレードが投入される。チームの誰に聞いても、とても出来が良いようだから、早く実際に試したくてワクワクしているよ。最初のレースから奇跡が起きることはあまり期待していないし、そのポテンシャルを引き出すのに1～2戦はかかるかもしれない。だが、結果が楽しみなポジティブな要素があることは確かだ。

■ニコ・ヒュルケンベルグ（マネーグラム・ハースF1チーム）
決勝＝16位（56周／57周）
　クルマを止める前の時点で、すでにグリッドを間違えたことには気づいていた。だが、もう後退することもできず、取り返しがつかなかった。あれは僕の大きなミスで、申し開きの余地はない。結果として、僕のレースはスタートもしないうちに損なわれてしまった。コンディションはとても厳しく、暑くて湿度が高い上に、舗装が新しいこともあって全体にペースがものすごく速かった。それはドライバーの誰もが感じたことだと思う。