みなさんこんにちは、高梨はづきです!
今回はとっても清潔感のあるCAKE『Makka flex(マッカ フレックス)』の記事をお届け!北欧生まれのおしゃれな電動バイクはどんな乗り心地なんだろう!?
【画像】北欧生まれの電動バイクCAKE「Makka flex」の画像を見る(15枚)
この記事を書くにあたって「GOLDWIN(ゴールドウイン)」と「CAKE(ケイク)」のコラボレーションバイクが2023年春に発売される予定だという噂を聞きつけたので、その発表会と試乗会にW潜入してきたよ!
この2つの会社、あまり聞き慣れない人もいるかもしれないね。まず、ゴールドウイン社は、アウトドア用品やスポーツウェアなどのオリジナルブランドを数多く手がけているんだけど、有名どころだとザ・ノース・フェイスやヘリーハンセン、スピードなどをはじめとした世界的ブランドを持つ会社なの。最近はバイク用品ブランドも手掛けていて、バイク乗りのわたしたちにとって、よりもっと身近な存在となってくれている会社さんなんだよね。
そして、CAKE社は2016年創業のスウェーデン生まれ。地球環境に配慮した素材を使ったプレミアム電動バイクや自転車の製造、販売を手がける会社だよ。どちらも「自然と共生していく」をモットーにして最近よく耳にする「SDGs」を掲げる会社なんだって!
さて、そんな2社が独占パートナー契約を行って日本販売が決まったCAKEの電動バイク。発表会では【Makka】【Osa】【Kalk】という3モデルがお披露目されたのだけど、その中でわたしが試乗させてもらったのが、様々なライフスタイルに適応可能な「Makka」から2車種、そしてオフロード用「Kalk」 から1車種の計3台!この記事を皮切りに3回の記事に分けてお届けしていくよー!
まずは、Makka flexという車種から紹介。恒例の足付きチェックだね。写真を見てもらってわかる通り、土踏まずから先が着地するよ。車体重量が70kgと電動バイクならではの軽量性で、立ちゴケなどの不安要素はゼロ。乗り慣れているエンジンバイクと比較しても、バイクの概念がぶっ壊されるほど軽いよ…。
その軽さは片手のみで車体を前に押し進めれてしまうほどで、小学生でも両手なら押し引き出来るちゃうんじゃないかと思えるほどだったよ!跨った瞬間から、バイクとはまるで違う乗り物のような感覚になるので読者のみんなにも体験して欲しいな~。
というか…跨る前から可愛過ぎないか!?カラーリングのチョイスも去ることながら、ミュージアムに飾られているような美しいデザインをしている!エンジンバイクの武骨な美しさをよく知っているわたしだけど、これは未来の乗り物のよう。電気自動車に耳馴染みはあるけど、EVバイクに至ってはまだまだわたしの身近まで普及されていないこともあって、知らないことだらけ。EVバイクについて、このコラムでみんなと共有しながら勉強できたらいいな~と思ってるよ!
さて、EVバイクはエンジンが無いから、〇〇ccという排気量の概念がないんだって!その代わりになるものが「定格出力」に該当するんだけど、この出力量次第で免許区分が決まるんだって。バイクごとの諸元表を参考に、定格出力項目にあるワット数を見れば、持っている免許に応じて乗ることの出来るバイクが決まってくるからこれは要確認だね。免許と出力でバイクに乗れる振り幅が決まるよ!
出力の見方はというと…(1kW=1000W)◆~0.6kW:原付一種免許または普通自動車免許(~50cc)◆0.6kW~1kW:原付二種免許(50cc~125cc)◆1kW~20kW:普通自動二輪免許(125cc~400cc)◆20kW超:大型自動二輪免許(400cc~)となっているよ。
今回、試乗させてもらったMakka flexの定格出力は1.55kW。上記の通り、普通自動二輪以上の免許を保有していれば公道での走行が法的に認められることになるね。内燃機搭載バイクの排気量でいうと125~150ccクラスになるのかな?だったら特に不便はなさそうだなぁと思ってたのだけど、flexモデルの注意点がひとつ。それは、高速道路にも乗ることが出来ないという点。理由としてはバイク自体に45km/hの速度制限が掛かっていて、高速道路の最低走行速度である50km/hを出すことが出来ないから。高速に乗れないのは残念だけど、通勤や街乗りとしての相棒と割り切れるなら全然アリだよね。それに速度違反で切符を切られる心配が要らなくなりそうなのはいい事だ!
この辺でバイクの乗り心地チェック行ってみよ~!アクセルを捻ってみると、遊びは全くなく少し捻るだけでスムーズに加速するため、とても感度よく応えてくれて、グッと捻ればエレクトリックなモーター音が聴こえてくるのが頑張ってくれている感じでかわいい。
ハンドルはガシガシ振りたくなっちゃうほどアクティブに動いてくれるので、交差点が毎回楽しみになっちゃうかもってくらい!
驚いたのは、シートの高さ調整ができちゃう点!ロードバイクのサドルと同じようなクイックレバー式のシューが着いているので楽チンに変更出来ちゃう。参考として、わたしの身長だとシートを一番下に設定しても少し高く感じたかな。身長高くない民としては、願わくばもう少し下げられたらなぁと思ったりするけど、目線が高いのは視野が広がって周りが見渡せやすくなるから大歓迎。足つきはともかく、走っていて気持ちがいいもんね。
加えて、音が静かで走行中も停車中もエンジンバイクのような排気音がないから、周囲の環境音がとにかく聴こえやすいの!これで山の中とか走ったら鳥のさえずりとか、川のせせらぎ音とか、より聴こえてきて自然をもっと感じれるんだろうな~と思ったらワクワクしてきた。走行中のCO2排出が0というのも環境に優しいし、言うことないね!
そしてカーブでバンクする際には、車体が軽すぎてハンドルがブレるんじゃないかと少し心配したけど、そんなことは全くなくて、坂道走行でもパワー不足を感じることなくグイグイ登ってくれて、EVバイクのイメージが良い意味で変わっちゃった。本当に扱いやす過ぎて、バイクに乗っていることさえつい忘れてしまいそうな気持ちの良いバイク、それがCAKE社のバイク!(笑)
わたしが思っていたEVバイクの概念ぶっ壊されまくりだよ。いや~時代は変化していくんだなぁ。
内燃機搭載バイクって、身体に伝わる振動など様々な要因でバイクごとの個性が出てくると思っているんだけど、EVバイクの場合、出力が一緒だと乗り心地も似たりするのかなぁ?
何となくこれまで試乗してきたEVバイクに似てるような似てないような…そんな疑問が湧いてきたので、見た目が全然違うのは当たり前だけど、記憶を辿ってではなく同日に違うEVバイクの乗り味をちゃんと比べてみたくなった。乗り比べ試したいなぁ…とやりたいことがまた増えてしまったわたしなのでした。
…ということで本日はここまで! 残り2車種のレビューもお楽しみに!
また8のつく日にお会いしましょう~!
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