米国発「大衆車」トヨタから「プレミアムブランド」レクサスへの道
レクサスは米国を主要マーケットとしたトヨタのプレミアムブランドです。
トヨタはレクサス以前にもトヨタブランドとして米国で販売を行っていました。
トヨタブランドの最初のクルマとして本格的に輸出が始まったのは、1958年のクラウン・デラックスからです。当初は米国の保安基準に合わせるためにヘッドライトのないモデルを輸出し、米国でヘッドライトを装着するなどの手法を採っていました。
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このときの台数は30台です。トヨタが北米に設立した現地法人「TMM(トヨタ・モーター・マニュファクチャリング)」からカムリの1号車がラインオフしたのが30年後の1988年、1989年には25万台の生産を誇るにようになりました。
カムリの米国における成功などが功を奏し、トヨタの認知度は上がりましたが、その評価は「壊れない大衆車」を脱却することができませんでした。
そこで考えられたのがプレミアムブランドの設立でした。 米国発「大衆車」トヨタから「プレミアムブランド」レクサスへの道
レクサスは米国を主要マーケットとしたトヨタのプレミアムブランドです。
トヨタはレクサス以前にもトヨタブランドとして米国で販売を行っていました。
トヨタブランドの最初のクルマとして本格的に輸出が始まったのは、1958年のクラウン・デラックスからです。当初は米国の保安基準に合わせるためにヘッドライトのないモデルを輸出し、米国でヘッドライトを装着するなどの手法を採っていました。
このときの台数は30台です。トヨタが北米に設立した現地法人「TMM(トヨタ・モーター・マニュファクチャリング)」からカムリの1号車がラインオフしたのが30年後の1988年、1989年には25万台の生産を誇るにようになりました。
カムリの米国における成功などが功を奏し、トヨタの認知度は上がりましたが、その評価は「壊れない大衆車」を脱却することができませんでした。
そこで考えられたのがプレミアムブランドの設立でした。
トヨタは米国においてのプレミアムブランド確立について、日本的なおもてなしを重要視。購入前から購入時、そしてアフターセールスについてまでの一貫したブランド戦略を行うことを決め、そのブランドを「LEXUS=レクサス」としました。
2車種でスタートしたレクサス
1989年に米国でスタートしたレクサスですが、レクサスブランドのオリジナルモデルは 「LS」のみでした。さすがに1モデルのみで新ブランドを展開するわけにもいかず、国内で販売されていたカムリ・プロミネントを「LS」と 「ES」の2車種構成でレクサスブランドをスタートさせました。同時期、「LS」は日本国内ではトヨタの セルシオとして販売が開始されます。
北米での車種多様化と日本でのブランド展開
2車種でスタートしたレクサスですが1991年には 「SC」 「GS」を追加、 「ES」をフルモデルチェンジします。 「SC」はトヨタブランドでは ソアラ 「GS」は アリストです。1996年にはトヨタ・ランドクルーザーである「LX」を追加しSUVもラインアップするようになります。
2005年、満を持して日本でのレクサスブランドがスタートします。
レクサス開始時のニュースリリースには 「8月30日に専売のネットワークとして全国約140店舗で開業した後、2005年末までには、150店舗程度の体制とし、将来的には180店舗のネットワークを構築する。」 と発表されています。2005年スタート時の取り扱いラインアップは「GS」 「SC」「IS」(日本名アルテツァ)の3車種。翌2006年に「LS」が追加されます。
2007年には 「IS-F」が導入されスポーツ系の充実が始まります。そして2010年にはレクサスのスポーツ性を象徴するモデルとして500台限定の「LFA」が登場します。現在レクサスはセダン、クーペ、SUVなどのモデルを揃え、北米やアメリカはもちろん、欧州、アジア、アフリカ、中東、南アメリカ、オセアニアなど世界各国でブランド展開を行っています。
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みんなのコメント
当時の日米貿易摩擦による日米両政府の協議で、「輸出台数制限」が決まったからですね。
アキュラもインフィニティも、同じ理由ですね。
輸出台数が決まってるのだったら、1台当たりの利益が最大化できるプレミアムブランドへの移行は当然の流れですね。