TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamは、2022年8月19日から21日にかけて、ベルギーのイープルを中心に開催されるFIA世界ラリー選手権(WRC)第9戦「イープル・ラリー・ベルギー」に参戦します。
そのなかでて、水素エンジンを搭載したコンセプトモデル「GRヤリスH2」をテストカーとして走行させることを明らかにしました。
水素エンジンの挑戦は、2021年5月に開催された「スーパー耐久シリーズ 富士24時間耐久レース」に水素エンジンを載せた「GRカローラH2」からスタートしました。
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そこから毎戦のようにカイゼンがおこなわれた水素カローラは、2021年5月の初戦から11月の最終戦までの約半年に出力24%/トルク33%向上させたほか、異常燃焼制御の実現などによりエンジン性能をガソリンエンジン並みまで鍛え上げてきました。
2022年シーズンスーパー耐久では、航続距離の改善や水素充填時間の短縮といったさまざまな課題に取り組んでいき、その挑戦は続いています。
また、2022年6月に開催された富士24時間レースでは、参戦する水素カローラにRally Team代表のヤリ-マティ・ラトバラ氏とチームオーナーの豊田章男氏が共にドライブするなどさまざまな動きが見られていました。
そうしたなかで、今回のベルギーでは前述のGRヤリスH2を競技開始前にテストカーとして毎日1本のステージで走行させるといいます。
ドライブするのは、WRCで4度世界王者に輝き、かつてトヨタWRCチームの一員としても活躍したユハ・カンクネン氏がステアリングを握ります。
なお、この水素を燃料とするこのクルマのターボ・エンジンは、前述のGRカローラH2に搭載されるほか、基本的に市販車と同じものです。
また、TOYOTA GAZOO Racingのカーボンニュートラル実現に向けた新たな取り組みとして、チームのサービスエリアでは、市販の水素燃料電池車「MIRAI」から供給されるエネルギーを使用すると説明しています。
今回の取り組みに関して、Rally Team代表のヤリ-マティ・ラトバラ氏は次のように述べています。
「GRヤリスH2の走りを見るのも楽しみです。
私が章男社長と共に富士24時間レースに参戦したときもエキサイティングでしたが、今回は同じテクノロジーをラリーのステージで試すチャンスです。
本当は私自身が運転したかったのですが、ラリーに集中するためそれはできません。
ユハ・カンクネンが、水素を燃料とするクルマをどのように運転するのか、とても楽しみです」
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みんなのコメント
だがトヨタはメルセデスにはなれない
生い立ちから見ても絶対に無理だ
裾野産業が延命できます
頑張ってください