最近のクルマはさまざまな先進装備が搭載されている。しかし、便利なはずの装備が、使うたびにストレスを生むことも少なくない。そこで、ベテランドライバーほどイラっとしがちな装備をまとめてみた。
文:ベストカーWeb編集部/写真:Adobe Stock(トビラ写真:beeboys@Adobe Stock)
【画像ギャラリー】ドライバーをイラつかせる「おせっかい装備」を写真でチェック!(7枚)
1/アイドリングストップ→再始動する”間”がストレス
■イラっとするポイント
・発進がワンテンポ遅れる
・エアコンの効きが落ちる
・バッテリー負担が気になる
燃費や排ガスのために普及したアイドリングストップだが、これがまあ鬱陶しい。停止するたびにエンジンが止まり、発進で再始動する。その瞬間の「間」がストレスなのだ。
とくに交差点の右折待ちなど、ここぞというタイミングで止まってしまうと「いま止まるなよ!」となる。エアコンも弱くなるし、セルモーターやバッテリーへの負担も気になる。燃費が良くなるのは分かるが、運転の気持ちよさを削ってまで欲しい装備か? と疑問を持つ人は多い。
2/タッチパネル操作のエアコン→操作が不確実で反応が遅い
■イラっとするポイント
・走行中に目線を奪われる
・反応が遅いとストレス倍増
・操作が階層化されると最悪
エアコンは“手探りで操作できる”ことが重要だ。温度を1℃下げたいだけ、風量を1段上げたいだけ。それなのにタッチパネルにすると、視線を画面に向けなければならない。
「安全装備が増えたのに、操作は危険になる」という矛盾。さらに反応が遅いと、イラっと感は倍増する。エアコンは家電じゃない。物理ボタンの偉大さを痛感する装備である。
3/オートハイビーム→精度が甘くむしろストレスに
■イラっとするポイント
・対向車がいるのに切り替わらない
・逆に不要な場面で急に点く
・周囲に迷惑をかけそうで神経を使う
夜道での視界確保に役立つはずのオートハイビーム。しかし精度が甘い個体に当たると、これはもう“余計な仕事をする装備”になる。対向車がいるのにハイビームのままだったり、逆にこちらが必要なときにロービームになったり。
結果、ドライバーは「周囲に迷惑をかけていないか」と神経を使い、疲れる。便利さよりも気疲れが勝つと、スイッチをOFFにしてしまう人が続出する。
4/車線逸脱警報(ピピピ)&車線維持支援→勝手に介入しイラっとする
■イラっとするポイント
・ハンドルが勝手に動くのが不快
・追い越し時に警報が鳴る
・工事区間などで誤作動する
安全装備の代表格だが、運転好きからすると“気持ちよさを邪魔する装備”でもある。ちょっと白線を踏んだだけでピピピ、あるいはハンドルが勝手に戻される。
追い越しで車線を跨ぐだけで怒られる。工事区間では白線を誤認識して妙な介入をすることもある。安全のためと理解はできる。しかし、クルマを操っている感覚を奪われると、どうしてもイラっとしてしまう。
5/電子パーキングブレーキ+オートホールド→ぎこちないし坂道ではまだまだ怖い
■イラっとするポイント
・発進時にぎこちなくなる
・タイミングが合わないと焦る
・慣れないと坂道で怖い
渋滞では便利。信号待ちもラク。なのに、なぜか“気持ち悪さ”が残る装備でもある。停止中はブレーキから足を離せるが、発進時の解除タイミングが車種によって違い、慣れないとギクシャクする。
坂道発進で一瞬の遅れがあると、背筋が寒くなる。便利な装備のはずなのに、運転のテンポを乱すとストレスになるのだ。
6/シートベルト警告音→過剰にうるさい
■イラっとするポイント
・駐車場内の移動でも鳴る
・荷物を置くだけで鳴る
・消せない車種もある
安全のためなのは理解している。だが、警告音があまりに強烈すぎると話が変わる。駐車場内のちょい移動で「ピーピーピー!」、後席に重いカバンを置いただけで「ピーピー!」。
もはや安全というより“しつけ”に近い。結果、ドライバーは音を止めることに意識が向き、逆に危ないと感じるのは筆者だけだろうか。
7/謎にうるさい“ピーピー音”→警告音多すぎ
■イラっとするポイント
・ドア開けただけで鳴る
・ちょっとした操作で鳴る
・何の警告か分からないことがある
最近のクルマは、とにかく鳴る。ピーピー、ピロリン、ブーブー。ドアを開けたら鳴る、キーを持って降りたら鳴る、ライト消し忘れで鳴る、後席の人が動いても鳴る。
最初は親切でも、回数が増えると「またかよ!」となる。しかも音の種類が似ていて、何の警告か分からないこともある。注意喚起のはずが、ただの騒音になった瞬間に“イライラ装備”に格下げされるのだ。
まとめ:こんなの昭和の時代にはなかった……
近年は、燃費のためにエンジンが勝手に止まり、安全のためにハンドルが勝手に動き、注意喚起のためにピーピー鳴り続ける。するとドライバーは「自分が運転している」のではなく「運転させられている」感覚になってしまう。
ところが最近は、クルマ側が先回りして「こうしたほうが安全」「こうしたほうが燃費がいい」と判断し、ドライバーに介入してくる。もちろんそれが救う命もあるし、事故を減らす効果も大きい。ただし、運転好きからすると「それは分かっている、でも今は自分でやりたい」という場面も多い。
よく考えてみると、シートベルトしない、日没後でもライトを点灯しない、停車時にブレーキを踏み続ける足が緩んで追突、車線を逸脱するなど、運転免許を取得したドライバーが当然守るべき行為を警告または補助する装備が、このところ多くなってきた。
当然、しっかり守る人は、余計なお世話だと思ってイラっとくるのだ。もっと言わせていただくと、オートライトも夜間駐車場で点けっぱなしの人が多くてイラっとするし、ナビの音声認識機能も1発で聞き取れたこともない。さらに車間距離が空きすぎて追従機能も遅いACC装着車にもイラっとする。そんななかでもありがたいと思ったのが、信号が赤から青になった時に知らせてくれる機能。
クルマ目線でも歩行者目線でも早急に対応して欲しい機能があるとしたら「停止線をはみ出ないように止まる」機能。
交差点で信号は赤。余裕で止まれる距離なのに停止線から車体が半分以上出ているクルマが年々多くなっているように思う。信号がない脇道の一時停止に至っては停止線前で止まるクルマなんて希少だ。
みなさんは、どんな装備がイラっときますか? こんな装備だったら欲しいというのがありましたらぜひコメント欄にお願いします。
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