2025年10月に登場した2代目三菱 デリカミニ。初代からのマスコット「デリ丸。」の継続登板に安心した人も多いだろう。デリ丸。も継続なら、初代で好評のコンセプトも継続。より豪華になったイマドキの軽にテリーさんもビックリだ!!
※本稿は2026年1月のものです
【画像ギャラリー】デリ丸。とデリカミニの人気にテリーさんのアイデアも広がる!! 2代目に生まれ変わった三菱 デリカミニ(16枚)
文:テリー伊藤/写真:西尾タクト、三菱、ベストカー編集部
初出:『ベストカー』2026年2月26日号
「軽自動車もここまで来たか」とテリーさんも驚き!
わずか2年4カ月でフルモデルチェンジして2代目になったデリカミニ。さすがにこの短期間ではデザインを大きく変えることはできず、超キープコンセプトでの登場になったが、いいものを無理に変える必要はないわけで、その正常進化ぶりは好感が持てる。
今回乗ったのは最上級グレードの「TプレミアムDELIMARUパッケージ4WD」で、多くのユーザーが欲しがる装備を「マルっと付けた」グレードだとか。そのぶん価格もなかなかなものになっていて、290万7300円、試乗車はオプション込みで314万7320円となっていた。
先進安全運転支援システムなどのほか、ボディ下の路面を合成画像で映す機能や10年分のグーグル通信料、ETC、ドライブレコーダーなども標準装備しているとはいえ、大胆な価格。「軽自動車もここまで来たか!」と思わず唸ってしまった。
しかし、なんと購入者の7割近くがこの「DELIMARUパッケージ」(FF&4WD)を選んでいるというからびっくり。私たちが思う以上に、世間はもう、高額な軽自動車を受け入れているのかもしれない。
また、登録車の小型車は実用性を重視して遊び心に欠ける「健康サンダル」のようなクルマが多く、それならデリカミニのような「楽しそうな軽自動車」がいいという人も多いのだろう。その気持ちはわかる。
ヒョンデのEV「インスター」が好例だが、日本のメーカーはヤリスやフィットなどのコンパクトカーよりも、さらに小さい登録車の開発にもっと力を入れるべきだ。そこにはかなりの数のお客さんがいるはずなのだ。
登山部バージョンを作ってほしい!
新型デリカミニに話を戻そう。初代からの正常進化なのはいいが、クルマ全体のデジタルイメージが強化されているのが気になる。
逆なのだ。デリカミニは「デジタルデトックス」(デジタルからの解放)を思わせるクルマであってほしいのに、ほかの最新モデルたちと同じように、デジタル化が進んでいることをウリにしている。
ドライブモードの切り替えスイッチをダイヤル式にしたのは英断だが、インパネの半分以上が液晶ディスプレイで埋め尽くされているのはどうなのか。野山を駆け巡るクルマのイメージからかけ離れていないか?
「いやテリー、最新モデルはこういう作り方やデザインでなければ通用しない時代なんだ」と言われれば否定はできないが、できれば「スマホを置いて出かけよう」という雰囲気だけでも残してほしかった。
デリ丸。で押し続けるのもいいが、新しい提案はなかったのだろうかと考えてしまう。例えば山のイメージなら「登山部バージョン」を作ってもいいし、「星空鑑賞バージョン」があってもいい。
またそれとは別に、デリ丸。押しを続けるなら、内外装のいろんなところにデリ丸。のイラストを隠しておいて、子どもたちが見つける楽しみを用意してもいい。デリカとデリカミニは、できるだけデジタル的なものから離れているのがふさわしいと思うのだ。
デリカミニのユーザーやファンが集まる場所を作るのもいいだろう。聞けば、年に一度「デリカファンミーティング」が行われていたり、SNSを中心にした「デリカミニ女子」というグループもあるとのことだが、できれば人が集まれる常設スポットが欲しいところだ。そういう活動がデリカミニの歴史を育てていく。
下世話な話だが、こんなに高価なグレードがたくさん売れるデリカミニは「軽自動車は利益率が低い」という法則には当てはまらないのではないか。軽自動車でも三菱の屋台骨を支えられるクルマになっているはずである。
ならば、いろんな企画や方法でデリカミニの「旬の期間」を引き延ばし続けるべきだろう。頑張ってほしいし、応援もしたいと思う。
●三菱 デリカミニ Tプレミアム DELIMARUパッケージ 4WD(290万7300円・CVT)
2025年10月に発売開始した2代目。試乗車のTプレミアム DELIMARUパッケージはシリーズ最上級グレードで、全長3395×全幅1475×全高1815mm、ホイールベース2495mm、車重1050kg。
直3、659ccターボエンジンは64ps/10.2kgmを発生し、WLTCモード燃費は17.8km/L。ダイヤル式ドライブモードセレクターを採用し、質感の高い内外装を誇る。
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みんなのコメント
かつては機能に裏付けされて出てくる機能美を真逆から表現したデリカミニ
結局こっちが商売としては正解なのは間違いない
もしこれで儲かったら、是非本物もラインナップに加えて欲しい