春の風物詩となった「オートモービル カウンシル」が、今年も幕張メッセを舞台に開催された。10周年ということもあり様々なクルマと企画が満載となったイベントを写真を中心にリポートしたい。
オートモービル カウンシルがこの世に生まれたのは2016年。まだその頃は夏に開催されており、炎天下の中エアコンがキンキンに効いていた会場に行ったことを思い出す。その頃は今のように様々なトークショーも、センタープラザでのコンサートもなく、失礼ながら参加している車たちの数も決して多いとは言えない状況だった。
【このクルマなんぼ?】オートモビル カウンシル2025の会場から!
それが今や貴重な自動車は見切れないほど展示されているし、トークショーはすべて参加するのは不可能なほどの数となり、センタープラザからは素敵な音楽が絶え間なく流れてくるような環境となった。
ここに至るまでには本当に大変な労力と努力があったことと推測されるが、今や春の風物詩といってよいイベントにオートモービル カウンシルは達成したといってよいと思う。継続こそが力なり、とも思うが主催者の情熱のたまものでもあると思う。
特に10周年となった今年は力の入り方も特別で、トークショーのスペシャルゲストにはジョルジェット ジュジャーロ(!)がこのイベントのために訪日し驚かせた。
ジョルジェット ジュジャーロ氏がこのイベントのために訪日した。Photo:アウトビルトジャパンそのほかにもトークショーにはピーター バラカンや馬場康夫をはじめ数えきれないほどのゲストが参加したし、コンサートの演者には森山良子や小野リサなど、本当にタダで聴いて良いの?と思うようなビックネームが名を連ねた。
一台ずつ丹念に見ていては一日では見切れない数の自動車が並ぶ会場。センターのステージからは絶え間ない音楽が来場者を出迎える。とはいっても、オートモービル カウンシルの目玉はやはり展示される車と数多いショップであろう。その様子は写真を見ていただきたいが、車両のスペシャル展示も今回は2つもあり、その一つはジョルジェット ジュジャーロの生み出した車両、もう一つはマカルーゾの貴重なラリーカーか数多く並んだ。
もちろん貴重な自動車はそれだけでなく、会場の中心にはストラトスが市販される前にランチア フルヴィアをベースとして制作されたショーカーであるストラトス ゼロがひょっこりと低い姿で展示されていたし、トヨタ自動車がセリカ(と、スープラ)を並べれば、ホンダは歴代プレリュードを勢ぞろいさせ、お隣のマツダにはルーチェのプロトタイプであるS8P(ジョルジェット ジュジャーロがデザインを手がけた)や数多くのコンセプトカーが並んだ。
今回の目玉ともいえるストラトス ゼロ。実物は低く小さく、いったいこれに乗れるのだろうかというコンパクトさである。単なるどんがらではなく、走行可能。ジョルジェット ジュジャーロのブースには氏のデザインした車たちがずらりと並ぶ。写真はもちろんBMW M1だが、この車も簡単には語りきれないほどのストーリーを持つ歴史上の車である。その向こうはいすゞピアッツアではなく、そのコンセプトカーであるアッソ(実車を見比べるとまったく異なる自動車である)。その向こうはインテグラーレではなく、普通のデルタ。普通のデルタをあえて飾ったセンスが素敵である。
年々内容が充実し、その魅力とコンセプトが鮮鋭になっていくオートモービル カウンシル。10年後の20年目にはどんなイベントに成長しているのか、今から心待ちにしている。長生きしなくてはいけない。
Text & photo: 大林晃平
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