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世界のアチコチでの異なるニーズに対応! 新型CR-Vのデザインの秘密を直撃インタビュー

掲載 31
世界のアチコチでの異なるニーズに対応! 新型CR-Vのデザインの秘密を直撃インタビュー

 この記事をまとめると

■新型ホンダCR-Vはミニマルであることと機能性を重視したデザインに刷新された

【試乗】高速はドッシリ……でもコーナリングは一体感アリ! 待ちに待った新型ホンダCR-Vは走りも使い勝手も納得の完成度!!

■水平基調のキャラクターラインやAピラー位置などで運転しやすさも向上している

■国や地域によって異なる市場のニーズを両立するためのデザインがなされている

 新型CR-Vのデザインの狙いとは

 グローバル化を進めるなかで、日本市場での存在感が薄まりつつあったホンダのCR-V。しかし、新型となる6代目は「感動CR-V」をコンセプトに巻き返しを図るに十分な魅力を備えているようです。そこで今回は、そのエクステリアについて、デザインを担当した佐藤氏にスタイリングの意図を聞いてみました。

 ミニマムでノイズを感じないスタイリング

──まず始めに、先代のデザインについてどのように認識されていたかを教えてください。

「歴代のなかでも、先代はマッスルで彫刻的なカッコよさと、ウエッジさせたボディによるスポーティなイメージが強かったですね。ただそのぶん、室内から見たときにボディ面が運転視界に入ったり、バックの際に平行が見えにくいといった側面があったと思います(デザインセンター プロダクトデザイナー 佐藤淳之介さん以下同)」

──では、そこで新型のデザインコンセプトをどう組み立てたのでしょう?

「キーワードとしては機能的、水平、ミニマルといったものですね。グローバルカーとして北米や中国で事前調査をしたのですが、上質さとタフさ、スポーティと機能的など、仕向地によってギャップがある。その両立が実現するデザインを目指しました。たとえば、水平基調のキャラクターラインはミニマルな表現でありつつ、道路の白線と平行に見えることで運転や駐車がしやすくなるなどです」

──パッケージもその目的に沿ったディメンションということでしょうか?

「はい。40mm拡大したホイールベースは、とくに後席の居住性と使い勝手に割りあて、伸びやかなフードを意図して全長を95mm伸ばしています。一方で全高は変えず、投影面積による空力への影響を避けました。また、先代の運転姿勢は着座姿勢がややアップライトだったこともあり、ステアリングの角度を3度起こしています」

──全体の佇まいや顔付きはヴェゼルに近くなりましたが、これはホンダ車としての統一イメージを意識したものですか?

「そうですね。2019年以降、シンプルで機能的なデザインにシフトしたことと重なっていますし、ヴェゼルやパイロット、パスポートなどは並行して開発していましたから、必然的にファミリー感が出ていると思います。日本市場ではSUVファミリーのなかでも上級モデルとして、似ているけど異なる存在感を意識しています。たとえばグリルのメッシュは通常より大きな立体とし、かつハニカムとV字を組み合わせた形状で上級感を出しているんです」

 いくつものギャップの両立を実現させた新型CR-Vのデザイン

──シンプルで機能的である一方、広報資料などを見ると新型は「力強さ」もアピールしていますよね?

「無機質なプロダクトを目指したわけじゃないので、当然アクティブさも追求しています。たとえば、リヤではキャラクターライン下部を凹面にしてフェンダー面が上を向き、強い張り出し感が出ています。また、長いフードではワンモーションフォルムとは異なるクルマらしさを出しました」

──フードを長く見せるためにはAピラーの位置も重要な要素ですが……。

「はい。長いフードのためでもありますが、ドライバー視線ではピラーが手前に近づくとノイズが減るんですね。私たちは動感視界と呼んでいますが、そうした機能性も含めてAピラーを後ろに引いています。また、ピラー自体の形状は上部を細くすることで安定感を狙っているんです」

──テールランプはCR-V伝統の縦型に横型を組み合わせたモノですが、初代~4代目のような縦型のみにしなかったのはナゼですか?

「テールランプ下部を外側に広げることで、ボディ上屋が絞られて見えるんですね。また、中国やタイ市場ではショーファー的な使い方が多いので、競合車に負けない存在感も必要なんです。ちなみに、テールランプとリヤガラスの角度は微妙にズラしていて、寝かされたランプがスポーティに見える一方、じつはガラスは立っていて居住性に寄与しているんですよ」

──では最後に、グローバルカーとして北米や中国、タイなど嗜好の異なる市場を網羅するデザインとは?

「たとえば北米ではデニムやスニーカーが似合うカジュアルなクルマとして価格も低く設定されます。新型ではボディの下まわりをブラックでまとめていますが、北米の場合はここを廉価な原着成形とする一方、ショーファー的な中国、アジア市場向けは塗装としています。こうして相反するニーズを両立させるデザイン、違いを前提としたデザインが重要と考えています」

──たしかにグリルも市場によって変えていますね。本日はありがとうございました。

文:WEB CARTOP すぎもと たかよし
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みんなのコメント

31件
  • lev********
    最近CR-Vの持ち上げ記事が多すぎ。
    必死なのは分かるけど価格等頑張らないと前のモデルのように売れなくて終売かな。
    最近のホンダと日産のディーラーはツラいだろうね。
  • gjf********
    でもホンダ車って売れてないんだよね。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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