かつてハースF1でチーム代表を務めたギュンター・シュタイナーは、マクラーレンはドライバーズタイトル争いにおいて、ランド・ノリスよりもオスカー・ピアストリを優先するべきだと主張した。
F1シンガポールGPでは、ノリスとピアストリがそれぞれ3位と4位でレースを終え、チームはコンストラクターズタイトル連覇を果たした。
■海外F1記者の視点|ノリスにぶつけられた! 憤慨するピアストリの態度は正しいものなのだろうか?
残るはドライバーズタイトルだが、厄介なのはランキング3番手につけるマックス・フェルスタッペン(レッドブル)の存在だ。イタリア、アゼルバイジャンと連勝し、苦手としていたシンガポールでもマクラーレン勢を抑えて2位となっている。
今季残り6戦となった段階で、ポイントリーダーのピアストリとはまだ63ポイントと点差は開いているものの、フェルスタッペンが無視できない存在なのは間違いない。ピアストリとノリスの差は22ポイントだ。
こうした状況を踏まえ、シュタイナーはフェルスタッペンに付け入るスキを与えないためにも、マクラーレンはひとりのドライバーにサポートを集中させる必要があると主張した。
シュタイナーは『The Red Flags Podcast』で「シンガポールで披露されたショーは、世界選手権にふさわしいものではなかった」と、マクラーレンのレース運びについて語った。
「確かにマシンのパフォーマンスは良かったが、ドライバーに関してはルールがあったりなかったりだ。パパイヤ・ルールなんてものは、存在すら疑わしい上に誰もその内容を把握していない。存在していたとしても、それを都合よく変更し、ある日はこうだと言うんだ」
「彼らにレースをさせるか、タイトルを逃すことを心配しているなら、決断を下さなければならない。片方のドライバーに、(サポートすると)伝える必要がある」
「そのドライバーは、現時点では明らかにオスカーだ。なぜなら、彼はランドよりも多くのポイントを獲得しているからだ。申し訳ないが、これはランドに対する悪意ではないんだ。今季これまでのレースのうち3分の2ほどを、より有利なポジションで走っていた」
「今こそ、タイトルを勝ち取るときだ。もし今ドライバーズタイトルを逃したら、不満を抱えるドライバーが二人いることになる。少なくとも片方を優遇すれば、不満なのは一人だけだ」
シーズンを通してマクラーレンは、両ドライバーがクリーンなレースを行ない、互いに衝突しないことを条件として、両ドライバーにバトルを許可してきた。これにより、トラック上でエキサイティングなバトルが繰り広げられる一方で、チームはナンバーワンドライバーを選ばず、いくつかのインシデントを公平に保つために介入してきたことを意味する。
シュタイナーは、それがレースを”計算”にしてしまったと主張した。
「ランドがエンジン故障に見舞われたとき、それが考慮されなかったのはなぜか? しかしランドはピットストップで1、2回問題が発生した。だから計算が優先されるようになった。もはやレースではない。彼らはレース要素をほぼ排除してしまったのだ」
シンガポールGPでは、ノリスは5番手からスタートし、オープニングラップでピアストリを追い抜き、3位を獲得した。ノリスはフェルスタッペン車のリヤにヒットし、その反動で横に並んだピアストリにも接触していた。
ピアストリはこれが”ルール違反”だと考え、マクラーレンがチームオーダーを出してポジションを戻すべきだと訴えた。しかし、スチュワードがこのインシデントについてお咎めなしと判断したため、チームは介入しないことを決定した。
この件は、スタート直後によくあるちょっとした接触であり、他のチームなら、あるいはマクラーレンでもシーズン序盤ならピアストリがそんな疑問を持つことはなかったはずだ。
シュタイナーはノリスの動きは行き過ぎだったと思うかとの質問に対して「いいや、そうは思わない」と答えた。
「スタート時のときだったし、ハードなレースだった。しかし、オスカーの疑問は、明らかに、これまでに行なわれた過去の決定が原因で生じたものだ」
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