■ご当地ならではの状況を反映した限定標識とは
旅先や帰省した先で、珍しい標識を見かける機会は意外に多くあります。描かれている絵が個性的で、なかには意味がわからなくて思わず笑ってしまうようなものも設置されています。
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そんなご当地限定のユニークな標識を調べたところ、いくつかの傾向があるようです。果たして、ご当地の珍しい標識にはどのようなものがあるのでしょうか。
これまで、全国各地で道路の拡張が続けられてきましたが、野生生物たちの生息域にも道ができた関係で、動物が道路に出てくることがあります。
そしてこの「動物たちの生活エリアなので突然の飛び出しに注意してください」を意味する看板は、日本全国でさまざまな動物が飛び出してくる危険性があることを教えてくれます。
●「馬横断あり」(北海道など)
「馬横断あり」は、馬の飼育が盛んな北海道でよく見られる標識です。日々の暮らしのなかで馬が活躍している様子を垣間見ることができます。
また北海道以外では、乗馬クラブの近くなどにもこの標識が出ているケースがあります(絵柄はご当地によって変わります)。もし実際に横断する馬を見かけたら、横断が終わるまで待ちましょう。
●「ヤンバルクイナ 飛び出し注意」(沖縄)
沖縄は、北海道に劣らず野生動物が多く生息している地域として知られています。「動物飛び出し注意」の沖縄限定標識として存在するのが、ヤンバルクイナ・バージョンです。
ヤンバルクイナは沖観北部のやんばる地域のみに分布する飛べない鳥で、ヤンバルクイナが描かれた標識も生息地周辺(やんばるの森周辺)にあります。
ヤンバルクイナが道ばたでエサを探していたり横断しようとして、轢かれてしまうケースが多いようです。国の指定天然記念物にもなっている貴重な国有種なので、注意して走行したいものです。
※ ※ ※
全国にはさまざまな種類の道が存在。なかには「ここは道なのか」と思うようなところもあり、それにともなう標識も非常にユニークです。
●「千里浜ドライブウェイ 速度標識」(石川県羽咋市)
石川県羽咋市には、公道としてクルマで走ることができる日本で唯一の砂浜「千里浜ドライブウェイ」があります。能登半島国定公園内に全長8kmも続く砂浜で、クルマだけでなくバスやバイク、自転車でも走行可能になっています。
そんな砂浜には毎年、利用客が増える夏季に限り「30km規制」の道路標識が登場します。「どこまで掘って設置したんだろう」と思いますが、毎年担当者の手によって1本1本設置されています。
SNS映えする景色ですが、最近では波による侵食が進み、かつては70mあった幅が近年では30mほどに減少。「千里浜ドライブウェイ」の期間限定標識は、いずれ無くなってしまう可能性もあります。
■略字を採用? 特定エリアでしか見られない激レア道路標識とは
海が近いエリアや山岳エリア、そして寒冷地や豪雪地帯など、その土地ならではの環境がユニークなご当地標識を生み出すことがあります。
これらがあるということは、何かしら厳しい気象条件があるところだったり、その土地特有の道路状況がこの先にあるということを意味しています。見た目はユニークなのですが、運転には気をつけたいところです。
●「注意 巾員狭い」(長野・十石峠など)
「注意 巾員狭い」は長野オリジナルの道路標識として、一部では有名な道路標識です。
本来は「幅員」と書く「巾員」はもともと不動産用語で、車道や歩道だけでなく路肩や植樹帯、中央帯などを含めた道幅のことを指します。
そのため、「ここから先は道が狭くなります」という意味なのですが、古くからある峠道など本当に狭くなる山道に多いので、実際に見かけたらその先では対向車とのすれ違いなどに注意が必要になりそうです。
ちなみ幅員ではなく「巾員」という表記を使う理由は、視認性向上のための略字という説があります。
●「矢羽根つきポール」(北海道など豪雪地帯)
紅白のボーダーが特徴的な矢印の標識が、北海道などの豪雪地帯で見られる「矢羽根つきポール」です。
北海道などの雪の多いエリアでは積雪で道路と路肩の境界線が見えなくなり、吹雪で視界が悪化する状況もあることから、そんなときに役立つように設置されています。
雪で視界が悪化した際に、道路がどう続いているのかを把握して走行するためには必須となることから、天候によってはかなり重要な標識です。
※ ※ ※
ユニークな標語は、日本のみならず海外にも多く存在するといいます。言葉や絵面などでユニークな標識の面白さはもちろん、そこに設置されている意味などを考えながら、安全に運転したいものです。
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今は蒸気機関車の絵の標識を見るが難しいと同時に見つからないだろう。