「世界でもっとも愛されているバイク」が生産終了へ
ホンダ「スーパーカブ」シリーズは、世界中で長年にわたって愛され続けているベストセラーバイクです。
【画像】最新モデルは話題の「新基準原付」! 世界中で愛され続ける「スーパーカブシリーズ」の歴史を画像で見る
1958年に初代モデルが登場して以来、その扱いやすさと耐久性の高さ、燃費性能のよさから、多くの国と地域で幅広く利用されてきました。
その人気は高く、2017年にはシリーズ累計生産台数が1億台を突破しています。これは二輪車としては世界でも類を見ない記録であり、スーパーカブが「世界中でもっとも愛されているバイク」と呼ばれる理由のひとつとなっています。
しかし2024年6月、ホンダは排出ガス規制の強化を理由に、原付一種クラスのバイクの生産を、2025年をめどに終了する予定としています。これは、2025年11月から適用される新たな排出ガス規制の影響によるものです(2025年11月以降生産のバイクが規制の対象)。
そして生産を終了する車種の中には、長年親しまれてきた「スーパーカブ50」も含まれており、このニュースは瞬く間にバイク業界全体に衝撃を与えました。
手軽に乗れる実用バイクとして、多くの人の生活に寄り添ってきた名車だけに、惜しむ声が各所で上がっています。
そんなスーパーカブは、これまでどのような歴史を歩んできたのでしょうか。スーパーカブの誕生は1958年にさかのぼります。
初代モデル「C100」は手軽に乗れること、燃費がよいこと、そして壊れにくいことをコンセプトに開発。当時はまだバイクが「若者や趣味の乗り物」といった印象を持たれていた中で、スーパーカブは主婦や高齢者でも扱いやすい、実用的な交通手段として大きな注目を集めました。
さらに、特徴的なレッグシールドや自動遠心クラッチの採用、低重心の車体構造などによって、誰でも簡単に運転できることが大きな魅力となり、販売台数は急速に伸びていきます。
そして、道路状況の厳しい地域でも壊れにくく、メンテナンスもしやすいという点が高く評価され、その人気は東南アジアをはじめとする世界中に拡大。ホンダは各国で現地生産体制を整え、使われる地域のニーズに応じた改良を加えながら販売を継続してきました。
その結果、2017年にはシリーズ累計生産台数が1億台を突破し、世界でもっとも多く生産されたバイクとして知られるようになります。
その後もスーパーカブは、50ccから110cc、さらには125ccクラスまで排気量のバリエーションを拡大し、時代のニーズに合わせたアップデートを続けてきました。
近年ではクラシックなデザインを生かした「スーパーカブC125」なども登場し、若い世代や海外からの支持も集めています。
2025年4月現在ラインナップされている主な車種には、「スーパーカブ110」「スーパーカブC125」「クロスカブ110」「CT125・ハンターカブ」が挙げられます。
いずれのモデルも共通しているのは燃費性能の高さ、扱いやすさ、壊れにくい堅牢性といった実用性の高さで、これらの要素が初心者からベテランまで幅広い層に支持される理由でもあります。
その中で、スーパーカブ50は2025年5月をもって生産終了となりますが、物語はここで終わるわけではありません。
2025年3月に開催された東京モーターショー2025では、“新基準原付”のコンセプトモデルとして「スーパーカブ110ライト」が登場し、来場者の注目を集めました。
新基準原付とは従来の50cc以下の原付一種に代わる新しい規格として、国土交通省が導入を進めている新カテゴリのバイクです。
2025年11月からの運用開始が予定されており、今後の原付市場の大きな転換点となるでしょう。
スーパーカブ110ライトは、スーパーカブらしい実用性と親しみやすいデザインを受け継ぎながら、次世代の基準に対応する設計となるモデルで、環境規制への対応が進む中で、ホンダが次なる一手として開発を進めている1台でもあります。
また、新たな排気量や仕様のスーパーカブシリーズが発売される可能性も十分に考えられます。
これまで長年にわたり進化を続けてきたシリーズだけに、次世代モデルへの期待は高まっていますが、今後もスーパーカブシリーズは、多くのライダーにとって身近な存在であり続けるでしょう。
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