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レッドブル・ホンダ密着:「ポールを獲得する速さそのものがなかった」Q3ではグリップが低下、不安定なバランスに苦戦

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レッドブル・ホンダ密着:「ポールを獲得する速さそのものがなかった」Q3ではグリップが低下、不安定なバランスに苦戦

 シルバーストンの接触事故から2週間、マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)とルイス・ハミルトン(メルセデス)の戦いは、このハンガリーGPの予選でも激しく行われた。ただし、今回は接触することなく、コース上での駆け引きで行われた。

 予選はフェルスタッペンがQ1とQ2でトップタイムをマークしたものの、Q2のトップタイムはフェルスタッペンがソフトタイヤだったのに対して、ハミルトンはミディアムタイヤ。そのため、ポールポジション争いは、両者がともにソフトタイヤを履くQ3でのパフォーマンスにかかった。

レッドブル代表「ルイスには駆け引きをする権利があった。これもゲームの一部」/F1第11戦予選

 1回目のアタックで暫定ポールポジションを獲得したのは、ハミルトンだった。対してフェルスタッペンは3番手。勝負は最後となる2回目のタイムアタックとなった。

 できるだけ路面コンディションが良い最後にアタックしようと、フェルスタッペンはハミルトンの直後にコースイン。しかし、ハミルトンはアウトラップの最終セクターで超スロー走行を行い、フェルスタッペンのペースを掻き乱す戦法に出た。これにより、フェルスタッペンよりも後方にいたチームメートのセルジオ・ペレスはチェッカーフラッグまでにコントロールラインを通過することができず、最後のタイムアタックをできずにピットに帰還することとなった。しかし、これは違法ではない。

「最後のアウトラップで、ルイスはうちの2台にいかなるアドバンテージをも与えたくなかったようで、そのせいで、残念ながらチェコ(ペレス)はQ3の2回目のアタックができなかった。でも、それもよくある駆け引きだし、ゲームの一部だ。向こうが前にいてポジションを握っていたので、そうするのは当然だと思うし、問題はない」(クリスチャン・ホーナー代表)

 さらにハミルトンは最後のアタックで、自己ベストを更新するつもりはなく、ただフェルスタッペンの前を走って、乱流を作ることに専念。そのことは最後のラップタイムが自己ベストよりも2秒以上遅かったことでもわかる。

 これにより、フェルスタッペンはハミルトンの暫定ポールポジションタイムを更新できず、予選3番手に終わった。

 しかし、フェルスタッペンは「たとえそれがなくとも、今回はポールポジションは厳しかった」と振り返る。

「今週末はずっと僕たちは少し後れを取っていて、それは予選も同じだった。さらにQ2に比べてQ3では何らかの理由でグリップレベルが落ちてしまい、さらにメルセデスとの差が広がった。路面状況なのかタイヤ関連なのかはわからないけど、全体で1周ずっとプッシュするにはややバランスを欠いていたから、今日はポールポジションを獲得するスピードそのものがなかったよ」(フェルスタッペン)

 いずれにしても、予選3番手と4番手に終わったレッドブル・ホンダ。これで第7戦フランスGPから続けてきた連続ポールポジションも4戦連続で終わり、スタンド埋め尽くしたオレンジ軍団はポールポジションを獲得したハミルトンに、ブーイングを浴びせることしかできなかった。

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みんなのコメント

1件
  • レースはどうなるかわからないけど、オープニングラップ気をつけてね
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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