米国テキサス州を拠点とするハイパーカーメーカー、ヘネシー・スペシャル・ビークルズは、世界最強のMT車、ヘネシー『ベノムF5-M』を発表する。
世界初公開の舞台は、7月9日から12日にかけてイギリスで開催される「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード2026」だ。
■世界最強のマニュアル・ハイパーカー
ベノムF5-Mの心臓部には、6.6リッター ツインターボチャージド「フューリー」V8エンジンが搭載される。最高出力は2031bhpを発生し、世界で最もパワフルなマニュアル・ロードカーであることが確認されている。
このパワートレインには、精密なトラクションコントロールとエンジンマネジメントシステムが組み合わされ、ドライバーが全ギアで自信を持って出力をコントロールできるよう設計されている。
「ベノムF5 エボリューション」の改良内容を取り込んでおり、新しい空力設計、アクティブサスペンションなどを採用している。
■6速ゲート式マニュアルとオープントップ
F5-Mは新設計のカーボンファイバー製シャシー、専用ボディワーク、改良された空力パーツに加え、独自の6速ゲート式マニュアルトランスミッションとオープントップのロードスターを組み合わせる。
コックピットはマニュアル操作を中心に再設計されており、ビレットアルミ製ギアシフターが精密に削り出された6速ゲートの中央に配置されている。シフトレバーのストロークは短く、シフト操作のたびに金属的なクリック感が得られる設計だ。
■55インチのドーサルフィンが特徴
外観上の最大の特徴は、ルーフマウント式エアインテークから後部デッキの後端まで伸びる全長55インチ(1400mm)のドーサルフィンだ。このフィンは視覚的なアイデンティティを与えるだけでなく、時速200マイル(約320km/h)以上での高速空力性能を高める役割も担う。
また、ルーフに統合されたスクープがエンジンベイに冷気を供給し、フィンがその気流を後方へ導く仕組みになっている。
フィンの後端両側にはオーナーの国籍とヘネシーのアメリカン・ヘリテージを称えた手描きの国旗が描かれており、イギリス国旗とアメリカ国旗がゴールドペイントで表現されている。
■世界限定12台、価格は265万ドルから
ベノムF5-Mのロードスターは世界限定12台が生産される。それぞれが独自の仕様で製作され、アメリカのオーナーを筆頭に世界各地のクライアントに割り当てられている。
グッドウッド2026でデビューする第1号車はイギリス人オーナーのもので、パープルカーボン地にアノダイズドゴールドのアクセントで仕上げられた。ヘネシーの特別部門「マーベリック」が手がけた専用仕様には、24カラットゴールドのノーズバッジや、車両後部とシートのニーパッドにオーナーの家名「シェイク」が刻まれている。
グッドウッドでは「スーパーカー・パドック」に展示されるほか、4日間にわたり毎日2回、プロレーサーのアレックス・ブランドルのドライブでグッドウッド・ヒルを走行する予定だ。
価格は265万ドル(約4億2900万円)からとなっている。
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