2026年にレッドブルと組んでF1に参入するフォード。彼らは仮にレッドブルのエースドライバーであるマックス・フェルスタッペンが離脱しても、F1への注力は変わらないと主張している。
フォードはレッドブル・パワートレインズと協業する形で2026年からパワーユニットサプライヤーとしてF1に参加。来シーズンに向けて、その取り組みを加速させている。
【独占】フォードに聞く、レッドブルとのPU開発の進捗。社内目標は概ねクリアか……ただ敵陣の動きは未知数
2026年のパワーユニットのパフォーマンスにも徐々に注目が集まりつつある中、フォード・パフォーマンスの責任者マーク・ラッシュブルックは開発計画の進捗については陣営内の目標は達成できていると説明している。
ただレッドブルのクリスチャン・ホーナー代表の”メルセデスが順調”そうだという見解にも同意しており、来年の競争の厳しさを見極めるのは難しいと認めた。
2026年以降のタイトル争いに向けて、同時に重要になってくるのはエースのマックス・フェルスタッペンの去就だ。彼は2028年までレッドブルと契約を結んでいるものの、常にその将来が話題となっている。
実際、メルセデスへの移籍は何度もウワサになっているし、メルセデスのトト・ウルフ代表は2024年の夏休みまで交渉が続いていた事を認めているのだ。そして2025年も彼の移籍の可能性についての話題は尽きず、伝説的F1デザイナーのエイドリアン・ニューウェイが移籍したアストンマーティンへと移籍するのではないかとも言われている。
フォード、そしてレッドブルにとって重要なピースであるフェルスタッペンだが、ラッシュブルックはフォードとしてのコミットメントが、特定の人物の存在に依存しているわけではないと明確にした。
「我々はどこのレースであれ、最高のドライバーと人材による最高のチームを持ちたいと思っている。しかし、我々は特定の人物のために契約したのか? そうではない。なぜなら我々はこれが長期的な契約であり、人が入れ替わることは理解しているからだ。クリスチャン・ホーナー、エイドリアン・ニューウェイ、そしてドライバーについては分かっていたが、中には我々がコースにデビューする前に変わった人もいる」
「マックスが2026年以降もレッドブル・フォードに留まって欲しいと考えているか? そう言われれば答えはイエスだ。彼はチャンピオンなんだ。素晴らしい人物で、チーム全体を引っ張ってくれる。しかしマックスが仮に離脱したとして、我々が逃げ出すのだろうか? ノーだ。我々は全力を尽くす」
またラッシュブルックはフェルスタッペンが離脱する可能性を懸念しているのかという質問に対しては、こう答えた。
「貴方がたはよく“懸念”という言葉を使っているようだ。これは何度も言っていることになってしまうが、私は懸念とは言いたくない。だがレッドブル・パワートレインズ・フォードのチームがレースを勝ち続けられるように最善の行動を取りたいと思っている」
「さっきも話したが、プログラムに関わっている全員が重要な役割を担っているんだ。ではマックスのようなドライバーを留めるための行動をとるか? それは勝ちたいと思うなら当然のこととして、すでにやっていることでもある。同時に、関係者の動向を把握し続けるか? もちろんだ。だから、答えは『はい(彼を引き留めたい)』だよ」
こうしたラッシュブルックの答えは、フェルスタッペンというドライバーが、今のチームの競争力にとってどれだけ重要な存在なのかを理解しているからだ。
「彼がチャンピオンになったのには理由がある。言うまでもなく彼には才能があるが、彼はチームとプログラムの隅々まで最高のモノにしたいと思っていることも大きいんだ」
■レッドブルの現状は懸念事項?
一方でより大きな視点に立ってみると、ラッシュブルックはフォードとして最高のチームと協力したいと述べているが、今のレッドブルは過去数年間とは違い、F1を支配している存在ではない。これはフォードにとって懸念すべき状況なのだろうか?
この点について、ラッシュブルックは浮き沈みは存在するモノだと認めた上で、レッドブルには継続的に勝利できる力があると考えを述べた。
「我々はモータースポーツ全般、特にF1では勝って勝って勝ち続ける“王朝”のようなチームが存在することを知っている。だが同時に、そういったチームもいつかは勝てなくなる時期がある。つまり、常に浮き沈みがあるんだ」
「レッドブルには昨年も、今年もレースで勝ち続けていって欲しいか? もちろん、それはそうだ。そして我々は、このチームには依然として素晴らしい人材がそろっていて、継続的に勝利できる力を持っていると信じている」
ただ2026年のレギュレーション改定はレッドブル史上でも大規模な改革になるうえ、エイドリアン・ニューウェイ抜きで挑むことになる。しかしラッシュブルックは今の技術チームに信頼を寄せていると明確に語った。
「我々の感じていることは以前と変わらない。数週間前、我々はミルトンキーンズでピエール・ワシェや他の技術陣と会ってきた。そこにいる人々、チーム、そして彼らのレースで勝つ力を、我々は今も信じているんだ」
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みんなのコメント
大統領も参戦しちゃうかも😁