いま話題の縦型ディスプレイが後付けできる!
これからのカーナビゲーション、ディスプレイは縦型が主流になるかも知れない。実際、先進性を売りにするテスラ、プリウスPHV、ボルボ全車、そして最新のレヴォーグには、大画面の縦型ディスプレイ、ナビゲーションが用意されている。
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縦型ディスプレイのメリットは言うまでもない。ルート案内の際、進行方向をより遠くまで表示でき、より安心してルート案内に身を任せることができるのだ。また、上下2分割表示によって、マップとともにさまざまな機能を盛り込むことができるようになる。機種によってはタブレット感覚で操作することもでき、スマホ時代に生きるドライバーにとっては、慣れ親しんだ操作になるメリットとさえあるのだ。
とはいえ、縦型ナビゲーション、ディスプレイを採用するクルマはまだ少ない。どころか、国内外の車種を見ても少数派。縦型ナビゲーション、ディスプレイのメリットを知りつつも、そのためだけにクルマを買い替えるのも、ちょっと……という感じではある。
じつは、我が愛車も、横型ナビゲーション、ディスプレイで、3年間無料の地図更新はもう2年も前のこと。新しい道が入っていないと、不便も多い。たとえば、以前、横浜から軽井沢へ向かうときのこと。最新のナビゲーションマップであれば、首都高生麦JCTからK7、高速7号横浜北線~横浜北西線に乗り、一気に東名高速道路横浜青葉JCTまで一気に出られるのだが、我がナビゲーションには、2020年春に開通した横浜北西線など入っているはずもなく、なんと東名高速道路横浜青葉入り口まで一般道を走行するはめに。一般道の渋滞もあり、時間的ロスにして40分以上を費やした。
とはいえ、我がSDナビゲーションの地図更新には33000円の費用がかかる……。と思い悩んでいた矢先、ポータブルナビゲーションで縦横回転が可能かつ、新型メルセデスベンツEクラスに採用されたAR(現実の空間映像とデジタル情報を組み合わせたものを、リアルタイムに表示する技術)エンジンを用いた新製品のウワサを聞きつけたのである。
調べると、2020年9月中旬に発売されたばかりの、PIXYDA PNM87ARという、8インチのフレームレスガラスパネル採用の静電式フルセグARポータブルナビゲーションにたどり着いた。
一般的なポータブルナビゲーションは7インチ画面が主流だが、こちらは8インチ。ダッシュボードの上に取り付け、縦横に回転ができる。つまり、憧れの縦型ディスプレイ、ナビケーションの導入が、簡単に可能になるというわけだ。
最大の特徴は、ARカメラ、ARエンジンによって、縦型にした場合、上半分に実在する車両前方の景色にARオブジェクトを投影させ、ARオブジェクトが進行方向に合わせて変化し、ルート案内中は最大3種類、サイズが変化する最大3種類の矢印などのARオブジェクトを表示。通常のナビゲーションでは分かりにくい分岐点などでも、分かりやすく確実なルート案内を行ってくれるのだ。ここだけの話、空間に浮いた、ポケモンGOのような矢印には、その下の路面に影まで再現されている。これは、開発時、コロナ禍でステイホームしていた技術者が、遊び心で付け加えたものだという。
なんだか、機能、スペックを聞くだけでワクワクしてくるようなポータブルナビゲーション。さっそく、取り付けてみた。取り付け方法は、一般的なポータブルナビゲーションとは異なり、ダッシュボードの上にポータブルナビゲーション本体をステーとともにセットするだけでなく、フロントウインドウ上端に純正感覚のARカメラを装着。また、愛車に合った精度を確保するために、ARカメラの高さとボンネットの長さを入力する必要がある。
車線逸脱警告・前方車両発進警告・前方衝突警報まで備える
PIXYDA PNM87ARの強みは縦型ディスプレイ、ナビケーションによる見やすさ、ダッシュボードまわりの先進感の演出だけではない。ゼンリン最新の2020年春版、最新の16GB地図データを有するほか、GPSに加え、準天頂衛星みちびき、グロ那須衛星のトリプル受信で、受信が難しいビルの谷間や山間部での測位率を向上させている。
さらに、セーフティARナビゲーションとしての機能も持ち合わせ、ARカメラによる車線逸脱警告、前方車両発進警告、先行車との距離を検知することによる前方衝突警報まで備えているのである。
もちろん、別売のSDカードを差し込むことで画像や音楽、映像の再生も可能。ブルートゥース機能でスマホに入っている音楽をPIXYDA PNM87ARで再生することもOKとなる。フルセグ、ワンセグ自動切換えのTV機能が、2本の高感度背面ロッドアンテナによりシームレスに使える点もポイントだろう。外部入力端子によってオプションのバックカメラの接続も可能と、多機能にもほどがあるのが、PIXYDA PNM87ARである。
実際に装着し、使ってみると、縦型ディスプレイの見やすさは当然として、ARオブジェクトによる、分かりにくい分岐でのルート案内の分かりやすさ、3D施設オブジェクトによる建物の再現性の素晴らしさ(スカイツリーは建物の高さ感を含むリアルさにびっくり!!)、そして目的地検索機能の充実度に、なるほど、最新ナビゲーションの威力を実感。
たとえば、犬と暮らすわが家が良く訪れる、この秋にGO TO TRAVELで目指す予定の、愛犬同伴型リゾートホテルのレジーナリゾートを検索してみると、50音検索でレジーナと入れただけで、国内レジーナリゾートの全施設がリストアップされ、簡単に登録が可能だったのには感動した。わが家の6年前の純正カーナビゲーションでは、そんな簡単にはいかないのである。
8インチのポータブルナビゲーションとしては大画面のディスプレイだから、文字も大きく、視認性、操作性、認識性もばっちり。カーナビゲーションに不慣れな家族も、すぐに使いこなせるようになったのだ。オービスのお知らせ警告もあるから安心である。
ちなみに、ダッシュボードの上に鎮座するポータブルナビゲーションだけに、盗難が心配になるが、縦横どちらのレイアウトでも、簡単に取り外しが可能。家に持ち帰り、オプションのOP27 ACアダプター2を接続すれば、家の中で目的地設定(エンジンをかけたまま設定しなくてよい)やTV視聴も可能になるから超便利。
なお、購入後、2023年7月31日までに、地図更新を1回、無料で提供してくれるのもありがたい。同機はアマゾン、楽天市場でも購入できるが(現時点の実売価格は5万円台)、ARカメラとポータブルナビゲーションのスッキリとした配線、取り回しに自信がなければ、専門店で取り付けてもらうのがいいかも知れない。
PIXYDA PNM87AR(https://pixyda.jp/pnm87ar/)
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