FIAは、モータースポーツと自動車業界の”誠実さ”を改善していく一環として、ルール違反を明らかにするためのルール&コンプライアンスに関するホットラインを開設したことを明らかにした。
通報者はこのホットラインを使い、疑わしい行動や不正行為を、匿名で告発することができる。
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このホットラインにおける通報の対象となるのは、FIAの倫理原則に違反する行為、財務上の不正行為、贈収賄、汚職、詐欺、レース結果を故意に操作すること、ドーピング違反などである。
FIAによれば、オンラインでの報告は24時間年中無休で利用可能であり、誰でも通報することができるとしている。報告されたモノはすべて全て調査され、内部告発者の守秘義務は、調査のプロセス全体を通じて保証される。
またFIAはこのホットラインについて、倫理的原則、モータースポーツの完全性、ドーピング違反など特定のカテゴリーと関連し、「正当に文書化された」モノにのみ使う必要があることを明確にしている。
「不正行為に関する全ての懸念は、誠実に報告されなければならない。報告する人物は、報告された情報が真実で正確であり、証拠によって裏付けられていると信じる合理的な根拠を持っている必要がある」
FIAはそう主張すると共に、もしこのホットラインが悪意をもって使われた際には、報告者に対して刑事および民事訴訟を起こす可能性があると警告している。
FIAは次のように付け加える。
「このプラットフォームを故意に、または不注意に使い、損害を及ぼすように虚偽または誤解を招くような表現を行なうと、その報告自体が破棄され、懲戒処分(民事請求または刑事責任を含む)が生じる可能性がある。
昨年フェラーリのパワーユニットに関する合法性を調査する際、FIAはすでに調査を始めていたものの、内部告発者がエンジンの動作に関する詳細を明らかにしたことで、その調査のスピードが上がったということがあった。
ただFIAのジャン・トッド会長は今年の初め、motorsport.comに対して次のように語った。
「内部告発者の誰かが我々に話をしたからと言って、それに関する調査をする必要はなかった。チームはショーを、合法的に運営していたのだ」
結局フェラーリは、このパワーユニットに関する問題について、FIAと秘密裏に合意に達した。FIAは結局のところ、フェラーリがレギュレーションに違反しているということを証明できなかったのだ。
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