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超ド級な豪華セダン「紅旗・H9」がナンバー取得! 純中国製乗用車としては初となった経緯とは

■2021年2月に日本上陸した紅旗「H9」

 2021年1月末に中国SNSにてその噂が出回って以来、話題になっていた中国の第一汽車の最高級車ブランド紅旗「H9」の日本上陸。
 
 2月上旬に日本の地を踏み、排出ガス試験や加速走行騒音試験などをクリアして、このたびすべての保安基準に適合。ついに日本のナンバープレートを取得しました。

【画像】センチュリー越えのVIP感! 超高級車「紅旗・H9」を見る(68枚)

 紅旗は1958年に中華人民共和国で最初に誕生した国営自動車メーカー「第一汽車」の最高級車ブランドで、60年以上にわたって中国の要人たちに愛されてきました。H9は、2020年8月に中国で発表された新しい高級車です。

 2021年1月27日に中国のSNS「微博(ウェイボー)」にて、「紅旗H9 2月日本上陸」を示唆するティザーイメージ数枚と日本での価格表が出回り、たちまち話題となりました。

 純中国メーカーの乗用車が日本のナンバーをつけることは容易ではありません。今までも幾多の輸入業者が純中国車の登録を試みてきたものの、いずれもナンバー取得には至りませんでした。

 なお、合弁会社によって製造された中国製乗用車としては、上汽VW製造の中国専用車フォルクスワーゲン「ラマンド」が日本のナンバーを取得しています。

 中国は、日本が締結している国連欧州経済委員会(UN-ECE)による協定規則(通称:58協定)の締約国ではないため、純中国製乗用車を日本国内の保安基準に適合させて登録することは、莫大な費用と手間が必要となり現実的ではありません。

 そのため、日本上陸の噂が出回ったときも、筆者(加藤ヒロト)を含む多くの人が半信半疑でした。

 真偽のほどを確かめるべく、筆者は日本での輸入元に連絡を取り、話を聞いた結果、出回っていた価格表は第三者作成のニセモノであるものの、そのティザーイメージと日本上陸に関しては真実であるとわかりました。

 その後、日本向けの最初の3台が日本の港に到着したという情報を入手して、筆者は実車を見に行ったのです。

 紅旗のクルマ自体を見るのは初めてではなく、上海や北京、広州のモーターショーでは、政府高官級の人々が乗る最上級モデル「L5」や、H9が登場するまでHシリーズでのフラッグシップであった「H7」、ミドルサイズセダンの「H5」などを間近で見て撮影したことはありました。

 2020年は、新型コロナウィルス感染症(COVID-19)の影響で訪中が叶わず、H9の実車を初めてみたのが2021年2月、しかもまったく想像しなかった日本の地で実現できたのです。実際にそのクルマと対面したとき、言葉が出ないほどの感動を覚えました。

■第一汽車の全面バックアップにより、紅旗H9の日本登録が実現!

 並行輸入車を登録する際に立ちはだかるひとつ目の壁は「排出ガス試験」と「加速走行騒音試験」です。

「排出ガス試験」はその名の通り、その自動車の排出ガスをチェックする試験で、シャシダイナモメータに直結したローラ上で一般の道路走行状態と同じ負荷を加えながら走行し、その間に排出されるガスの量を計測します。

 そして「加速走行騒音試験」は定員分のウェイトを載せ、時速50kmで進入後、フルスロットルで走行した状態の騒音を計測する試験となります。

 難関のようにも聞こえますが、H9は中国が2020年から適用する独自の排ガス基準「軽型汽車汚染物排放限値及測量方法(中国第六階段)」(日本語訳 小型自動車車排出ガス基準及び計測方法(中国第六段階)、通称 「国VI」(くにろく)をクリアしているため、排ガス試験は余裕でクリアできました。

 中国第一汽車が威信をかけて開発した高級車ということもあり、その静粛性は抜群の性能を誇ります。

 また、2リッター直列4気筒ターボエンジンのモデルは、48Vマイルドハイブリッドシステムを搭載するということもあり、加速走行騒音試験も難なくクリア。なお、同時に受験していたダッジ「チャレンジャーSRT」は何十回も試験を受け直していたようです。

 それらに合格したあとは、いよいよ登録作業の本番である「車検」が待ち構えています。

 このH9は、もちろん日本で登録されたことがないクルマであるため、1から日本の保安基準に適合することを証明する必要がありました。

 今回の場合は、形としては並行輸入車となりますが、メーカーである中国第一汽車が全面的にバックアップしているため、そこまでの困難ではなかったと登録作業を担当した輸入元は語ります。

「グローバルでの展開を前提として開発された新しいクルマであるため、安全性はもちろん、各種寸法も適合はしていました。

 1番苦労した点はやはり灯火類です。単に日本で定められている灯火類の方式に調整するとだけいえば簡単に聞こえるかもしれませんが、問題はそれらを制御する電気系統の再設定にありました。

 H9は最新式の高級車であるため、電気系統の配線がこのうえなく複雑で、調整にはかなりの時間がかかりました。

 第一汽車から送られてきた配線図は700ページ以上。これらを一つ一つ確認しながらの作業となりました。

 配線はすべてCAN通信で管理されているため、単に調整したい灯火類の部分だけを切れば良いというわけではなかったのです。

 同じ紅旗でも『H7』は楽な作業でしたが、H9からはより複雑なシステムになったために時間がかかりました。」(紅旗輸入元)

※ ※ ※

 それ以外は大きな困難にも遭遇せず、各種基準への適合を証明するために必要なメーカー発行の書類を第一汽車と何度かやり取りした程度だったとのことです。

 2021年のGWが明けて、ついに車検に合格し晴れて日本の自家用ナンバープレートを装着することができました。

 正式な発表も間もなくおこなわれる予定ですが、注文はすでに大量に入っているとのことです。

 中国民族系メーカーが生産する乗用車としては、初めての日本上陸&日本登録。

 中国にて長きにわたって愛されてきた存在ということもあり、注目している人は非常に多いようです。

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